【元パティシエ】が教える『できればやめてほしいケーキの買い方』その理由に「優しい」「知らなかった...」保存法も

  • 2024年12月15日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

今年も、残すところあとわずかになってきました。
クリスマスケーキのポスターやカタログを目にすることが増え「全部おいしそう……」と見ているだけで幸せな気持ちになります。

「もう予約したよ!」という強者もいれば、筆者のように「まだ悩み中」というのんびり屋さんもたくさんいると思います。

そこで今回は、筆者の友人である元パティシエに聞いた「クリスマスケーキの買い方」と保存方法を紹介します。

元パティシエが、できればやめてほしい!?クリスマスケーキの買い方

クリスマスケーキのプロ、いや、“中の人”と言っても過言ではない、元パティシエ。

これから楽しみにしている方に知ってほしい、「できれば推奨しないクリスマスケーキの買い方」があるのだそう。

それは、ズバリ「予約なしで買いに行く」ことです。

なんと、当日買いに行こうかな〜と考えていたのでびっくり……。推奨しない理由はなぜなのでしょうか。

一年で最も忙しい12月24、25日に向けてケーキの製造数を決めます。例年の売れ行きや曜日回りを見て、綿密に仕込みの計画をしています。

クリスマス前の数日間は、早朝から深夜まで仕込みで大忙しとのこと。

予約分を優先しつつ、当日販売分も用意しても、予定よりもお客さんが多くて早めに売り切れてしまうこともよくあるそうです。

お仕事終わりに滑り込みでお店に来ていただいたのに、ケーキがない……とガッカリされるお客様を見るとこちらも心が痛みます。

ケーキを楽しみにしている、より多くの方に届けたいからこそ、背中を丸めて帰るお客さんを見るのは辛かったよう。パティシエの優しさを感じる理由でした。

元パティシエとしては皆さんになるべく予約して欲しいです。当日に買いに行くならお早めに!

当日購入の長い列に並んだのに、まさかの品切れ……なんてことにならないように、 好みのケーキを選びたいなら、予約または早めの時間に来店をするのがおすすめです!

早めに買いに行ったけれど……保存方法はどうしたらいいの?

早めに行って買えたとしても、食べるのは夕方〜夜が多いのではないでしょうか。そこで悩むのは保存方法です。

管理栄養士でヨムーノライターのmonchiさんが実践する「買ってきたケーキの保存方法」をご紹介します。

ケーキをお皿に移し替えてラップをかけると、ラップにクリームがついたり、ラップをとった時に表面が一緒にはがれたり……。

ケーキをぐちゃっとさせないために、ケーキ屋さんの「紙箱」のまま冷蔵室に入れていたという方も多いのではないでしょうか?私もそうでした!

しかし実は、紙箱にケーキを入れて冷蔵室に入れておくと、紙がケーキの水分を吸収するため、ケーキの生地やクリームが"乾燥"してしまうようなのです。

さらに、ケーキだけでなく冷蔵室内の湿気や他の食材のにおいも一緒に吸収してしまうのだそう…。

実際、いざ、お楽しみのケーキを食べようとしたら、パサパサになっていたり、他の食材のにおいがついてしまっていたりと、残念なことになりがちですよね。

紙箱はあくまでも持ち運び用で、ケーキを美味しく保存する用途には適さないことを覚えておきましょう。

ケーキを美味しく保存する方法はまさかの「保存容器を逆さま」

ケーキを美味しく保存するにはどうしたらよいのでしょうか?それは「保存容器を逆さま」にして使うだけ!

よくスーパーやコンビニでプラスチック容器に入ったショートケーキなどが売られていますが、イメージはそれに近いです。

保存容器を使う2つのメリット

  1. ケーキの味が落ちにくい
  2. ケーキの表面に触れないので、ケーキを「つぶさず」きれいに保存できる

保存容器ならどのご家庭にもあると思うので、簡単にできそうですね。

保存容器で保存する方法は簡単!

まずは、ケーキの高さよりも深い保存容器を用意しましょう。

①保存容器のふたにケーキをのせ、②上から保存容器をかぶせて完成!
カットケーキは1つ1つ下に紙が敷かれていることが多いため、ふたに直接のせてもOKです。

余ったホールケーキを保存する場合は、紙が下に敷かれていないので、保存容器のふたに「アルミホイル」を敷いてからケーキを置くとよいでしょう。

どちらも、ケーキに敷いてある紙やアルミホイルを持って保存容器からお皿へ移せば、ケーキを崩す心配もなく食べられます!

消費期限内で1日後のケーキを食べてみた

今回はいちごのショートケーキを購入後まる1日、冷蔵室で「紙箱に保存したケーキ」と「密閉容器で保存した消費期限内のケーキ」を食べ比べてみました。

※ショートケーキは生クリームを使用しているため、消費期限が短く設定されています。ケーキは、購入日ではなく製造日によって消費期限が異なるため、購入したケーキの消費期限を必ず確認しましょう。

保存容器を開けてケーキを取り出します。容器にクリームなどはつかず、ケーキに敷いてある紙を持ってお皿へきれいに移動できました。

一番大きな違いを感じたのはスポンジの食感です。紙箱で保存したケーキのスポンジは固く"パサパサ"していました。

保存容器で保存したケーキはしっとりしていて、"前日に食べる美味しさとほぼ遜色ない"と感じました!また、いちごの横に搾り出してあるクリームも乾燥しておらず、なめらかでした。

ケーキを冷蔵庫で「美味しいまま保存する」方法!箱は使わないでOK!

予約も含めてクリスマスを楽しもう

今回は、元パティシェに聞いた「クリスマスケーキの買い方」と管理栄養士に聞いた「保存方法」をご紹介しました。

素敵なクリスマスにするためには、事前の準備が大切だということがよく分かりましたね。

今年からは、たくさんのクリスマスケーキからお気に入りを選んで、予約するところから楽しんでみてください。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

こちらもどうぞ

人気記事ランキング 24時間PV集計
おうちごはん

特集記事

連載記事

こちらもどうぞ