【意外な真実】“0カロリー”実は危険って本当?「体にいい?体に悪い?」論争に終止符!専門家「ダイエットに逆効果」の可能性も

  • 2025年05月15日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部です。

「体型が気になるから」「糖質制限中だから」そんな理由で、つい手に取りたくなる「ゼロカロリー」食品や飲料。

でも、それ、本当に体にいいのでしょうか?悪い影響はないのでしょうか……?もしかしたら誰もが一度考えたことがあるかもしれません。

書籍『ワースト添加物 これだけは避けたい人気食品の見分け方』(中戸川貢 著)では、「ゼロカロリー=健康的」とは限らないという事実が説明されています。

なぜそうなのか?人工甘味料の影響を知らずにとり続けることのリスクについて、同書籍から紹介します。

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「ゼロカロリー」人工甘味料は危険?

「ゼロカロリー」と書かれた飲み物やお菓子には、砂糖の代わりにアスパルテーム、スクラロース、アセスルファムカリウムなどの人工甘味料(合成甘味料)が使われていることがほとんどです。

人工甘味料は糖質制限中でも安心というプラスのイメージもありますが、実は腸内環境に悪影響を与える可能性があり、腸と脳が影響し合う「腸脳相関」にも悪い影響を及ぼすことが指摘されています。

その結果、脳の働きが不安定になり、精神面にも悪影響を及ぼす恐れがあるため、体全体への影響も無視できません。

さらに、人工甘味料の摂取量が多い人は、血糖値のコントロールに悪影響を及ぼす可能性があると指摘されています。

科学雑誌『Nature』では、イスラエルの研究チームがマウスを使った試験により、人工甘味料が代謝に関わる腸内細菌のバランスを崩し、血糖値が下がりにくい状態を引き起こすことを示しました。

また、2022年には学術誌『Cell』にて、同様の試験が人間で行われ、人工甘味料が腸内細菌の働きを悪くし、食後に血糖値が下がりにくくなる可能性があると報告されました。

同書では、他の研究結果の説明や「腸に悪影響を及ぼす添加物はミネラルの吸収を邪魔する」とも述べられています。ゼロカロリー製品に使われる人工甘味料もその一つとして位置づけられており、腸内環境の悪化を通じて、必要な栄養素の吸収を妨げる可能性があると考えられます。

ゼロカロリーの飲料やお菓子に含まれる人工甘味料は、一見「カロリーが低い=健康的」に思えても、体に必要な栄養素の吸収を妨げる可能性があるという見えにくいリスクを含んでいるのです。

「体にいい」と思って買う人がいることが問題

一部添加物は「体に悪い影響がありそう」と意識して商品選びをする方もいるかもしれません。

しかし、ゼロカロリーをうたう人工甘味料が問題なのは「体にいい」と思い、良かれとたくさん摂取してしまう人が多い点にあります。

同書の筆者が人工甘味料を問題視する理由は、ダイエット目的や糖尿病対策で飲んでいる人にとって逆効果であるとする論文が出ているからです。

人工甘味料入りの飲料は、砂糖を含まずゼロカロリーなのに甘い味がします。

すると、脳は砂糖がたくさん入ったジュースを飲んだと勘違いし、血糖値が急上昇することを見越して、甘さを感じた段階で血糖値を下げるホルモン(インスリン)を分泌してしまいます。

しかし、実際には糖分が含まれていないため、インスリンを作った分だけ血糖値が下がり、体はすぐに「空腹」の信号を出します。結果として食欲が増し、さらに食べてしまうという悪循環が起こるのです。

つまり、「ゼロカロリーだから安心」と無条件に信じて選ぶと、かえって太りやすくなったり、血糖値のコントロールが乱れたりする恐れがあると語られています。

「ゼロカロリー」が全てダメなのか…?

では、ゼロカロリー食品や飲料は絶対に摂取してはいけないのか……?問題なのはゼロカロリーではなく「人工甘味料」であり、一概にそうとは言えません。

同書では、それぞれの砂糖や甘味料の種類についても説明されています。

例えば、カロリーゼロの自然派甘味料「ラカントS」なら、植物「ラカンカ」とトウモロコシ由来のブドウ糖からつくられる甘味成分「エリスリトール」でつくられており、人工甘味料不使用です。

他の砂糖の種類の違いによる影響や、代替できる低カロリー甘味料についても商品名を出しながら詳しく説明しています。

「全部ダメ!」ではなく、自分に合ったものを選ぶ、知った上で適切に選択することが大切です。

中戸川貢 著『ワースト添加物 これだけは避けたい人気食品の見分け方』

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本記事は、書籍『ワースト添加物 これだけは避けたい人気食品の見分け方』(中戸川貢 著)の内容を一部ご紹介し、「ゼロカロリー」人工甘味料のリスクの視点から現代の食品選びを見直すきっかけとしてまとめたものです。

書籍の中では、実際に売られている商品名なども出しながら、色々な視点で語られています。

気になる方は、ぜひ書籍本編をご覧ください。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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