【りんご、とりあえず常温←やめてー!】"老舗青果店"が教える『賢い保存法』10日経っても「シャキッ!収穫したて?」
- 2024年11月21日公開

こんにちは、フルーツ大好き、ヨムーノライターのKanakoです。
シャキシャキした食感と芳醇な香りが魅力の秋冬のフルーツ、りんご。味わいや食感が異なる様々な品種があり、何度食べても飽きません。
時にはお買い得商品として箱売りされていることも。しかし、一気に手に入ってしまうと保存に困りませんか?
そこで、青果のプロが教える「りんごの保存テクニック」を実践してみました。
さらに筆者が素朴な疑問を抱いていた、りんご表面のベタベタの謎にも迫ります!
青果のプロが教える!「りんごの保存テクニック」
船昌青果店さんとは?
1924年に神田市場に創業し、創立100周年を迎えた伝統ある青果専門店・船昌さん。
数年前からYouTubeチャンネル「船昌青果店」も開設されていて、野菜や果物の美味しい食べ方や、保存方法などをプロ目線で発信しています。
美味しい野菜や果物の選び方、保管方法、おすすめ調理方法など、プロが様々なお役立ち情報を発信しています。
今回は、そんな青果のプロが教えてくれた、「りんごの保存テクニック」に挑戦してみました。
船昌さんの「新鮮長持ち!りんごの保存テクニック」
すぐに食べる場合、常温保存でも問題ありませんが、そうでない場合は冷蔵庫での保存がおすすめです。
しかし、りんごはエチレンガスを発生させるので、そのまま冷蔵庫に入れてしまうと、近くにある果物や野菜の熟成を早めてしまい、傷みの原因となります。
そのため、1個ずつキッチンペーパーや新聞紙などで包んで、袋に入れた状態での保存が推奨とのこと。袋の口はしっかり閉じるようにしてくださいね。
この状態で、野菜室に保存すると、約1〜2ヶ月ぐらい保存できるそう。品種にもよるとのことですが、1ヶ月以上も保存可能なのは嬉しいですね!
やってみると自宅にあるものだけででき、難しさはありませんでした。口をしっかり閉じられるように、りんごを入れる袋は大きめだとやりやすいですよ。
【検証】そのまま冷蔵保存したりんご vs テクニックありで保存したりんご
2つのりんごを異なる状態で10日間保存し、食べ比べをしてみました!
1つは船昌さんが推奨する方法(キッチンペーパーや新聞紙で包んで、袋に入れる)で、もう1つは何もせずにそのまま野菜室で保存しました。
それぞれを野菜室から出して手に取ってみると、特に違いはわかりませんでした。どちらもツヤツヤとしていて、買ってきた時と変わらない様子。
強いて言えば、そのまま保存したものは、少しだけ表面にやわらかさがあるように感じました。
カットしてみても、大きな違いは発見できず。
今回は10日間での検証だったため、「流石に保存方法を少し変えただけでは、それほど大きな差は生まれないのでは?」と不安がよぎります。
【実食】保存方法で鮮度や味は変わるの?
まずは、いつも通り何もせずに保存しておいたりんごから。
食べてみると、程よい酸味と甘みがあり、至って普通な味です。しかし、全体的にふかふか感があり、少し残念な食べ心地。
すごく気になるレベルまでやわらかいわけではありませんが、一口食べただけで冷蔵庫でしばらく留守番していたことがわかります。
一方でテクニックを実践したものは、シャキシャキしていて、みずみずしさがあります。
パリッと感があり、今日収穫したものだと言われても疑わないレベル。
さらに、個体差によるものかもしれませんが、そのまま保存したものよりも、テクニックありの方が甘みを感じました。
りんごのベタベタって何?
りんごはものによって、表面がちょっとベタつくようなものがあります。
「見栄えをよくするためにワックスを塗っているのでは?」と不安になる方もいるでしょう。
しかし、これは「油上がり」と呼ばれる現象で、りんご自身が作り出した天然のワックス。
このワックスがあることによって、りんごの中から水分が失われることを防ぎ、新鮮さを保てます。食べる直前に洗い流すのがおすすめです!
冷蔵庫に入れる前の一手間で新鮮長持ちに!
食べ比べをしてみて、ほんの一手間で大きな違いが生まれることが明らかに!自宅にあるものだけでできる保存方法なので、筆者は毎回実践したいなと思いました。
せっかくなら新鮮なうちにりんごを食べたいもの。しかし、どうしても食べきれないという時は、今回紹介したテクニックをぜひ試してみてくださいね。

世界中でグルメハンターをしています。国内外を旅しながら、新しい世界や人々との出会いを楽しむwebライター。そんな私がおうちでも大満足できるごはんたちをご紹介します。
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