【きのこはこの食べ方しか勝たん!!】土井善晴さん「想像の10倍以上ウマイ」「何回でもおかわりしたい」
- 2025年10月28日更新
こんにちは。お鍋ではきのこばっかり食べてしまう、ヨムーノライターの蘭ハチコです。
ヘルシーなのに食べごたえがあって、おまけに低価格と、良いところだらけの食材。好きなのに脇役になりがちなので、今回はきのこが主役になる料理に挑戦してみました。
体がほっと温まる、美味しい汁物ですよ。
たくさん作ってみんなで味わう簡単大鍋レシピ

チャレンジしたのは、NHK『きょうの料理』で料理研究家・土井善晴さんが披露した「きのこの吹き寄せ汁」。
鶏肉となす、数種類のきのこを煮込んで、みそで味付ける簡単レシピです。
きのこを味わいたいときにも、お鍋で余ったきのこを消費するのにもぴったり。
レシピは5〜6人分なので、お正月などの人がたくさん集まるときにはもちろん、量を調整すれば普段の食卓にも取り入れやすい料理です。
土井善晴さん「きのこの吹き寄せ汁」の作り方

材料(5~6人分)
- きのこ…400~500g(まいたけ、しめじ、なめこ、えのきだけなどを合わせて)
- なす…1コ
- 鶏もも肉…1枚
- みそ…約100g
- 水…1リットル
※みそは種類によって塩分が違うので、味をみて量を調整してください。
翌日に食べても美味しいので、きのこは数種類を合わせてたっぷり使用するのがおすすめ。
私は、なめこを1パックにして、まいたけ、しめじ、えのきだけは各1/2パック程度を使用しました。
作り方①材料を準備する

えのきだけは根元を切り落とし、それ以外のきのこは石づきを除き、食べやすくほぐしましょう。なすはヘタを除き、1cm厚さの輪切りにします。

鶏もも肉は一口大に切ってください。
作り方②煮てアクをとる

鍋に水を入れて中火にかけ、①を入れます。煮立ったら、浮いてきたアクをすくい取り、鶏もも肉に火が通るまで煮てください。
作り方③みそを溶く

鶏もも肉に火が通ったら、みそを溶かします。火を弱め、2〜3分間煮て、みその風味を全体になじませたら完成です。
【実食】心と体が温まるやさしい味わい

きのこ、なす、鶏肉を煮て、みそで味付けした汁物。なんとな〜く味の想像がつきませんか?
私もちょっと豪華なみそ汁をイメージしていたのですが……食べてびっくり!想像の10倍以上美味しいんです。
出汁は使っていないのに、鶏肉やきのこから旨みがたっぷり出ていて、濃厚。一緒に食べた夫も「出汁を使ってなくてこの味なの!?」と驚いていました。
いつも食べているみそ汁より、みその風味やコクも深く感じられます。

しっかりとした歯ごたえのまいたけ、ほどよい弾力のあるしめじ、とろみとやわらかさが異彩を放つなめこ、シャキシャキ食感のえのきだけ。
きのこ界のオールスターと言わんばかりで、どれも異なる食感と味わいで舌を楽しませてくれます。

やわらかく煮込まれた鶏肉はぷりっとして、うれしい食べごたえ。食べ盛りの子どももきっと喜ぶでしょう。
豚汁ほどがっつりしておらず、上品で繊細な味わいなので、何度でもおかわりしたくなりますよ。
作っている最中、なすを入れるのはなぜだろう?と不思議でした。汁物に入れる野菜なら他にもありそうですよね。
しかし、食べて納得。煮汁をたっぷり吸いこんだなすはとろっとしていて、きのこと鶏肉、みそ、どの材料とも相性が良いのです。

なめこのおかげでほどよくとろみがついて最後まで熱々。体の内側からぽかぽかと温まりました。
田舎のおばあちゃんちや積雪地の山小屋で出てくるような素朴さがあり、心までほっとさせてくれる、魅力的な一杯でした。
みそ汁の代わりにすれば豪華になりますし、これだけでおかずにもなるでしょう。
翌日は郷土料理「お煮かけ」にアレンジ

残ったら長野県の郷土料理「お煮かけそば」にする、という食べ方も紹介されていました。
「お煮かけ」とは、具だくさんの汁にゆでたそばやうどんを合わせたもの。今回は温め直した汁に、茹でたうどんを入れてみました。
懐かしい田舎うどんの雰囲気で、飾り気はないものの、とびっきり美味しいごちそうに大変身。
好みで一味とうがらしをふるのも良いそうですよ。多めに作って翌日に楽しんでください。
冬に食べたくなるきのこ汁
寒い日に帰宅して、この吹き寄せ汁があったら、ちょっぴり泣いちゃうかもしれません。初めて食べたのに、郷愁にかられる懐かしい一品でした。
こっそり得意料理に入れたくなりますよ。
業務スーパーとカルディに毎週通い、お得に美味しく適度な手抜きをして生活しています。海外グルメとお酒のおつまみには目がないwebライターです。「美味しいものは人を幸せにする」と信じています。毎日がちょっと幸せに過ごせる、お得で美味しい素敵なモノをご紹介します♪
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