【管理栄養士が解説】「余ったシチュー」鍋ごと放置はNG!?ウェルシュ菌が怖い理由と食中毒対策
- 2026年02月14日公開
こんにちは、シチューはいつも多めに作る管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。
中途半端にルウが余るのがイヤで、カレーもシチューも作り置きが基本です。ただし、余ったシチューを保存するときに注意したいのが「食中毒」。
寒い時季だから大丈夫でしょ~とお鍋のまま常温で放置していると、菌がウジャウジャ繁殖してしまうかもしれないんです。
今回は、シチューをおいしく安全に楽しむための食中毒対策についてご紹介します。
猛スピードで菌が増殖?シチューの食中毒が怖すぎる!

食中毒といえば、ジメジメした梅雨や暑い夏のイメージが強いですよね。でも実は寒い時季でも油断できません。
というのも、シチューやカレーに繁殖しやすい「ウェルシュ菌」の食中毒は、毎年食中毒の患者数ランキングで上位に食い込むほど厄介な菌なんです。
ウェルシュ菌の怖いところは、厳しい環境に置かれると「芽胞」というバリアを作ってしまうこと。こうなると、100℃でしっかり加熱しても、しぶとく生き残ることがあるんです。

また、ウェルシュ菌は"細菌界のF1レーサー"と呼ばれるほど増殖スピードが速いのも特徴。常温に置いておいて鍋の中身が45℃前後になると、たったの10分で菌の数が2倍になってしまいます!
油断するとお鍋の中がすぐ菌だらけになってしまうので、正しい保存方法を覚えておきましょう。
出典:食品分析開発センター「ウェルシュ菌とウェルシュ菌食中毒」
冷蔵室で2日!シチューのおすすめ保存法

「寒いから放っておいてもすぐ冷めるでしょ」と、お鍋をコンロの上に置きっぱなしにするのは絶対やめてー!
ウェルシュ菌は暖かい場所(40℃程度)が大好きなので、すぐに冷まさないと食中毒のリスクが上がってしまうんです。
余ったシチューはすぐに保存容器に小分けしましょう。このとき、浅い容器を使うと表面積が増えて短時間で冷めますよ。
粗熱が取れたらしっかりフタをして冷蔵室に入れ、2日以内に食べ切ってくださいね。
フライパン&保冷剤でお鍋ごと急冷でもOK

「いちいち小分けにするのは面倒くさい!洗い物も増えるし……」と、お鍋ごと冷ましたい場合もありますよね。
そんなときは、フライパンと保冷剤を使って冷ますのがおすすめ。
大きめのフライパンにお鍋をのせ、水を注いで周りに保冷剤を置きます。保冷剤がない場合は氷でもOKですよ。
このときお玉でかき混ぜながら冷やすと、菌の増殖を抑えながらお鍋全体の温度をムラなく下げられて一石二鳥!
冷めたらフタをしてすぐ冷蔵室に入れましょう。保存期間の目安は2日です。
長期保存はこれで安心!冷凍保存のコツ

すぐに食べ切れない場合は冷凍用保存袋に入れて冷凍しましょう。保存期間は2週間を目安に、できるだけ早めに食べ切りましょう。
じゃがいもやにんじんは凍らせると食感が悪くなってしまうので、取り除くか袋の上からつぶしてから保存するのがおすすめ。
食べるときは数時間前に冷蔵室に移すか、耐熱容器に入れて電子レンジで解凍してからお鍋で温めましょう。
再加熱はボコボコ沸騰させて

「バリアがあるなら温め直しても意味ないんじゃ……」と思うかもしれませんが、実はここが残った菌をやっつけるチャンス!
バリアを脱ぎ捨てて目覚めたウェルシュ菌は熱に弱いんです。
ただ、シチューはとろみがあって加熱ムラが起きやすく、湯気が出ていてもお鍋の底はまだぬるい……なんてことも。
全体がボコボコ沸騰するまで加熱し、中心部までしっかり熱を通しましょう。
このとき底からぐるぐるかき混ぜると、お鍋全体を効率よく温められますよ。
温まったら、菌が再び元気を取り戻す前にすぐ食べてくださいね。
ただし、これは菌の繁殖を最低限に抑えていることが前提。やはり、正しく保存することがまずは大切です。
もう食中毒は怖くない!
シチューの食中毒を予防するためには、菌が繁殖しないようすぐに冷やして、小分けして保存するのがポイント。今回ご紹介した方法を取り入れて、食中毒を予防しましょう。
趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!
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