【いちご、ココから食べないで!!】え、どゆこと!?→農学部出身の豆知識に「知らなかった」意外な保存法も

  • 2025年01月02日公開

こんにちは、農学部出身で美味しいものが大好きなヨムーノライター、なべたけいこです。

冬になると、スーパーの店頭にイチゴが並び始めます。

赤く可愛らしい見た目のイチゴは、年末年始のイベント料理にピッタリ!この時期に作るスイーツやデザートなどの飾りつけに使う方も多いのではないでしょうか。

大人も子どもも好きなイチゴをさらに美味しく食べるために、今回は特徴と選び方、保存方法などについてご紹介します。

イチゴの特徴

まずは、知っておきたいイチゴの旬や品種について、ご紹介します。

旬はいつ?

イチゴの本当の旬は、春から初夏にかけてだということをご存じでしょうか。12月から3月頃に出回るイチゴのほとんどは、ビニールハウスの中で栽培されたものです。

4月以降になると、屋外の畑で栽培された「露地もの」が流通します。

魅力的な多様な品種

現在、日本全国で栽培されているイチゴの種類は約300種ともいわれています。

近年は「あまおう」といった地域で開発されたご当地品種だけでなく、「淡雪」などの果肉が白い品種や、モモのような香りの「桃薫」などの品種があり、多種多様になっています。

ビタミンCやポリフェノールが豊富!

イチゴはビタミンCが豊富で、ミカンやグレープフルーツの約2倍も含まれているんです。

また、アントシアニンというポリフェノールの一種も含まれており、目の疲れを予防する効果も期待できるといわれています。

出典:農林水産省「いちごのあれこれ豆知識」

美味しいイチゴの選び方

イチゴを選ぶときは、全体に張りやつやがあり、押されたあとやつぶれがないことを確認しましょう。

ヘタの近くまで赤い実は、しっかり熟している証拠で、味が濃いものが多いです。

新鮮なイチゴは、ヘタがピンと張っていて濃い緑色なので見極めのポイントにしてくださいね。

冷蔵庫で保存して早めに食べよう

イチゴは、乾燥と高温が苦手なので、冷蔵庫で保管しましょう。表面の水分からカビが生えやすいので、キッチンペーパーなどで水気はしっかりとっておきます。

ポリ袋やフリーザーバッグなどに入れて、冷蔵庫の中で押されたりつぶれたりしないよう、気をつけましょう。

傷んだ実はカビが生えやすいので、すぐに食べるか、ジャムなどに加工して使ってください。

早めに食べきるのがベストですが、食べきれない場合は冷凍保存もできます。ヘタをとり、水気も取った状態で、フリーザーバッグなどに平らに入れて冷凍しましょう。

食べるときのひと工夫

イチゴの実は、先端から熟していくため、ヘタの方が甘みが少ないです。そのため、ヘタの方から食べはじめると最後まで甘く感じられますよ。

この食べ方は、特にイチゴ狩りの時におすすめです。途中で食べ飽きてしまったり、ヘタに近い果肉部分を残してしまったりした経験がある方もいるのではないでしょうか。

食べ方を工夫するだけで、まるまる一個を美味しく食べられるので、ぜひ試してみてくださいね。

おすすめ調理法

大量にイチゴがある場合は、ジャムに加工すると長く食べられます。また、酸っぱくて生では食べにくい場合も、酸味と甘みのバランスがとれたジャムが作れますよ。

基本のジャムの作り方は、ヘタを取り細かく刻んだ果実と同量の砂糖を鍋に入れて煮るだけで、とても簡単です(お砂糖の量はお好みで調節してください)。

ジャムを作るときに、イチゴを一旦冷凍してから使うとなめらかな仕上がりになります。

少しかたいイチゴやまだ熟していない緑の部分が多い実は、ヘタを取って刻まずにそのまま砂糖で煮ると、甘くてやわらかいコンポートができます。香りがとてもいいので、煮すぎないのがポイント。

冬のイチゴの楽しみ方を見つけよう

今回は、イチゴの特徴や選び方、保存方法についてご紹介しました。普段のお買い物はもちろん、イチゴ狩りの時にも活用してみてくださいね。

生で食べても、ジャムなどに加工しても美味しく食べられるので、お気に入りの食べ方を見つけてもらえると嬉しいです。

この冬は、少しの工夫をプラスして、イチゴをいつもよりも楽しんでみませんか。

この記事を書いた人
農学部卒、野菜と果物に詳しいWebライター
なべたけいこ

大学と大学院で主に果物について学び、食品系企業2社で勤めた経歴を生かし、「毎日の食卓をもっと楽しくする」記事を書いています。

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