【卵を割った後、絶対やってはいけないこと】マジか...「ついやってるかも」栄養士さんが教える『卵の豆知識』
- 2024年10月15日更新
こんにちは。毎日卵を食べている管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。
たんぱく質やビタミン、ミネラルが豊富で、完全栄養食とも呼ばれる卵。常にストックしているご家庭は多いですよね。
今回は、そんな卵にまつわる豆知識をまとめてご紹介。知っておけば料理がもっと楽しくなるかもしれませんよ!
割ったときに殻が入っても大丈夫?

卵を割ったとき、うっかり殻が入ってしまうことってありますよね。「殻に食中毒菌が付いている」という噂を聞くと、ちょっと不安になるかもしれません。
しかし、実はそれほど心配しなくても大丈夫!
というのも、日本では生食を前提として衛生管理を徹底しているため、汚染されている確率は0.0029%程度とかなり低いんです。
実際に、食品安全委員会の研究によると、日本全国から集めた市販の卵約10万個のうち、汚染が確認されたのはたったの3個だけでした。
農場で生まれた卵は「GPセンター」という工場に運ばれ、丁寧に洗浄し、キズや汚れ、異物がないかを厳しくチェックします。
その後、紫外線殺菌や計量、パッケージングが行われ、私たちがスーパーで見るおなじみのパックが完成するんです。

そのため、もし殻が料理に入ってしまっても、取り除けば問題ありません。
ただし、直売所で売られているものには少し注意が必要です。洗浄されていないこともあるので、割ったときに殻が入らないよう気をつけましょう。
もし殻が入ってしまった場合、卵についている食中毒菌は熱に弱いので、しっかり火を通して調理するのがおすすめです。
割った後は手を洗った方が良い?

皆さんは卵を割った後、ちゃんと手を洗っていますか?
スーパーで売られているものは衛生管理がしっかりしていて、殻もきちんと洗浄されています。とはいえ、卵による食中毒はほぼ毎年発生しており、リスクがゼロではありません。
ごく少量の菌が付着していることがあるため、卵を触った後はしっかり手を洗いましょう。ちなみに、水洗いではなくハンドソープを使うのが効果的。

ある実験によると、流水で15秒手洗いをするとウイルスの数が1/100に、ハンドソープを使って10秒もみ洗いをしてから流水で15秒洗うと1/10,000になることがわかりました。
調理中に無意識に髪や顔を触ったり、レシピを見るためにスマホをいじったりすることもありますよね。
それらにも菌がたっぷり付いているので、卵を触った後だけでなく、こまめな手洗いを心がけてくださいね。
出典:内閣府食品安全委員会「正しい手洗いで元気に過ごそう!」
卵は洗わずに使うのが正解!

卵の表面には「クチクラ」という薄い膜があり、バリアとなって雑菌から中身を守っています。そのため、洗ってしまうとクチクラが流れ落ちてしまい、無防備な状態に!
また、殻には「気孔」と呼ばれる小さな穴が数千〜1万個程度も開いています。自宅のキッチンで洗うと、この気孔から水と一緒に雑菌が中に入ってしまうことがあるんです。
もし殻に汚れがついていたら、洗わずに乾いた布やキッチンペーパーで軽く拭き取るだけにしておきましょう。
出典:株式会社 東邦微生物病研究所「卵とサルモネラについて」
出典:たまご倶楽部「表面の汚れが気になるんだけど、洗ってもいい?」
殻の赤と白って何が違うの?

卵売り場を見てみると、殻の色が赤いものと白いものが並んでいますよね。なんとなく、赤色の方が栄養が多そうな気もしますが、実際にはどうなのでしょうか?
実は、殻の色は鶏の種類による違いなんです。一般的に、白い羽の鶏から白い卵、茶色い羽の鶏から赤い卵が産まれます。
栄養成分については、同じエサを食べている場合、違いはほとんどありません。

ちなみに、赤い卵の値段が高いのは、茶色い鶏の方が大食いだから。成長期の子どもがいると食費がかさむように、鶏の世界でも同じことが起きているんです。
知っておきたい卵の基礎知識!
毎日何気なく食べている卵にも、まだまだ知られていない秘密がたくさんあります。基本的な知識を知っておくと、安心して使えるはず。ぜひ参考にしてみてくださいね。
趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!
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