東京・吉祥寺【孤独のグルメおすすめ店】お酒と食事の店カヤシマで「ナポリタン」を堪能

  • 2024年08月15日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

ここでは、孤独のグルメシーズン10「第7話 武蔵野市 吉祥寺喫茶店のナポリタン(わくわくセット(ナポリタン&ハンバーグ))」に登場した、吉祥寺にある老舗『カヤシマ』さんの雰囲気やメニューをご紹介しています。

お酒と食事の店 吉祥寺カヤシマ

所在地:東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目10−9

JR吉祥寺駅の北口を出て、吉祥寺通りを武蔵野八幡宮に向かって歩いていくと、『吉祥寺エクセルホテル東急』の向かい側に、紺地に黄色い模様の暖簾をかかげる店があります。そこが『カヤシマ』です。

創業は1975年で、昔から近隣で働く人と地元の人たちの憩いの場になっています。このお店では昼はランチ、夜はお酒と食事を提供しています。今回はランチでお邪魔しました。

中に入ると古いソファとローテーブルが並んでいて、お世辞にも”綺麗”とはいえないですが、レトロな喫茶店と居酒屋が混ざった懐かしい雰囲気です。

エアコンの近くの席に座ろうとすると「そこは寒いですが大丈夫ですか?」と店員の方が声をかけてくれました。まだピーク時間前ということもあり空いていたので別の席に移動させてもらいましたが、こういう気遣いは嬉しいですね。

席に座って落ち着いて周りを見渡すと、壁には東京の地酒の銘柄が書かれた貼り紙がびっしり貼ってあります。他の産地の焼酎や日本酒の貼り紙もあるのですが、東京の地酒の割合が多く、酒好きでなくともいろいろ試してみたくなります。この日はランチなので注文しませんでしたが。

またお酒だけではなく「野菜も東京のものを使っている」との貼り紙も。支援している農家さんたちの顔写真一覧が貼ってあったりもして、この地でのつながりを大切にしていることがうかがえます。

ちょっとほっこりさせられる貼り紙もありました。「明るく 楽しく ゆっくりと」という標語が大きく貼られているのです。筆者もいろいろなお店を訪問していますが、初めての体験です。

標語の下には、このお店に関わった人たちとの写真が所せましと並べられていて、写真を見ているだけでこのお店のアットホームさが伝わってきます。

ちなみに、入口の暖簾もお客様に作っていただいたとのこと。このエピソードだけでも、人とのつながりを大事にしていることがわかって、ちょっと心が温まりました。

ランチメニューは王道の洋食

さて、肝心のメニューですが、ランチは日替わりのメニューがあります。
和食屋の松花堂弁当のような仕切りのある箱で提供され、メイン、副菜、サラダ、ご飯、漬物などが入っています。メインは和ではなく洋が中心です。訪れた日はポーチエッグ(ゆで卵入りメンチカツ)がメインでした。

単品ではいわゆる喫茶店メニューが頼めます。
ナポリタン、カレーライス、ピラフ、オムライス等々、気分が上がるようなラインナップです。

今回は「孤独のグルメ」で主人公の五郎さんが食べたナポリタンを注文しました。
100円追加してセットメニューにするだけで、小さいおかずが付けられるので、セットメニューにしましたにしました。

小さいおかずは、ポークジンジャー、ハンバーグ、シューマイ、ウィンナーの中から選べます。さらにお味噌汁とドリンクがつくので、これで1,100円は良心的です。

懐かしくておいしいナポリタン!

ナポリタンは、期待どおりの見た目と味です。
誰もが期待する味を再現できるのがプロだと思うのですが、このナポリタンはまさに作る人の確かな腕前と経験に裏打ちされたものだと思われます。

ケチャップが濃くもなく薄くもなく、ちょっと焼いた感じの香ばしさもあり、バターの風味も感じられて美味しいです。ナポリタン好きには、ぶよぶよくらいの麺を好む人もいますが、こちらの麺は適度な弾力があって、そこに若干歯ごたえの残る玉ねぎ、ピーマン、少し厚めに切ったベーコンなどが美味しさを後押しします。

ハンバーグはお母さんが作ったような家庭的な味です。
丸っこくて厚みのある肉肉しいハンバーグ。そして、お味噌汁を飲むと、なぜか田舎で祖母に作ってもらったお味噌汁が思い出としてよみがえってきました。家と作り方が同じなのかもしれません。

全体的にシンプルに”おいしい”と言えるご飯で、かつ、懐かしさもあってなんだか実家に帰ったような気分になりました。

まとめ

吉祥寺のビルの谷間に、雰囲気は昭和で、地元を愛していて、美味しいご飯を提供してくれる、そんなお店を発見しました。初めての訪問でしたが、一気にファンになってしまいました。

最後に、こちらのお店の情報はインスタグラムで確認できます。若いアルバイトの方が、毎日その日のランチメニューなどを発信していて、お店のために頑張っているそう。昭和世代と若者が一緒にお店を盛り立てようとしているのも、魅力のひとつかもしれません。

街の喧騒を離れて、気疲れしない空間でゆったりしたいなら、ぜひ『カヤシマ』を訪れてみてください!

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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