【ウインナーの食べ過ぎにご注意!】「1日1本なら食べていい?」栄養士が教える"朝食におすすめ"3選

  • 2024年07月22日更新

こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。

朝食やお弁当のおかずとしても大活躍のウインナー。実は最近、加工肉は体に悪いのではないか、という情報が出回っています。

「大好きなウインナーを毎日食べるのは控えた方がいいのかな……」と悩んでいる方もいるかもしれません。

そこで今回は、ウインナーにまつわる噂の真相や、一緒に食べたいおすすめ食材をご紹介します。

ウインナーって1日1本食べても大丈夫?

「ウインナーを食べるとガンになる」という話を聞いたことはありませんか?

2015年に国際がん研究組織(IARC)が”ベーコンやソーセージ、ハムなどの加工肉は発ガン性がある”と発表し、世界中で話題になりました。

ウインナー好きな人にとってはショックですよね。

しかし、これはあくまで海外の研究の話。

日本人の加工肉の消費量は一日あたり13gと、ほかの国と比べてかなり少ないんです。そのため、適量であればガンになるリスクは無いか、あっても小さいといわれています。

もちろん食べ過ぎは良くありませんが、大好きなウインナーを無理にガマンする必要はありません。

「毎日食べるなら1日1本程度にする」「たくさん食べたあとは数日控える」など、適度に調整しながら食べましょう。

出典:国立がん研究センター「赤肉・加工肉のがんリスクについて」

出典:農林水産省「加工肉及びレッドミートの発がん性分類評価について」

ウインナーと一緒に食べたい!朝食におすすめの食材3選

日本人にはあまり影響がないとされている加工肉ですが、たくさん食べると体に悪いのも事実。できるだけ健康的に楽しみたいですよね。

ここからは、ウインナーと一緒に食べたいおすすめ食材を3つご紹介します。

栄養素たっぷり「きのこ」

ウインナーと一緒に食べたい食材のひとつ目は、エリンギやシメジ、マッシュルームといったきのこ類。

低カロリーで、腸をキレイにしてくれる”食物繊維”や、免疫力アップに効果的と言われる”ビタミンD”などの栄養素がたっぷり含まれています。

きのこは一度凍らせてから火を通すと旨みが増すので、安いときにたくさん買っておいて冷凍保存しておきましょう。

出典:農林水産省「きのこの健康効果」

出典:日本食生活学会誌「キノコは冷凍に適しているか」

野菜の王様「ブロッコリー」

食べた物をエネルギーに変えるには、ビタミンやミネラルが必要です。たっぷりの野菜を組み合わせて、足りない栄養素を補いましょう。

とくにおすすめなのが、「野菜の王様」と呼ばれるほど栄養価が高いブロッコリー。

発ガン性物質を体の外に出すと言われている”スルフォラファン”や、免疫力アップに効果があると言われている”β-カロテン”や”ビタミンC”などが豊富に含まれています。

火を通さず手軽に食べたいなら「ブロッコリースプラウト」を使うのもあり!

「ブロッコリースプラウト」のβ-カロテンは、ブロッコリーの約3倍です。また、ビタミンE、K、カルシウムなどの量も多く、効率良く栄養を摂れますよ。

出典:わかさの秘密「ブロッコリー」

出典:KAGOME「ブロッコリースプラウトとブロッコリー」

「バナナヨーグルト」で腸をキレイに

朝食にバナナヨーグルトを食べるのもおすすめ。

腸内環境を改善することで、大腸ガンを予防できるんです。

腸をキレイにするためには「食物繊維」と「善玉菌」を一緒に摂りましょう。

善玉菌のエサとなる食物繊維が豊富なバナナと、乳酸菌を含むヨーグルトを一緒に食べると、より効果が高まります。

ちなみに、バナナヨーグルトは骨や歯を強くしてくれる「カルシウム」と「マグネシウム」を同時に摂れるので、成長期の子どもの朝食にもぴったりですよ。

出典:国立がん研究センター「大腸がん発症関連細菌」

出典:バナナ大学「朝のバナナ+ヨーグルト」

ウインナーをもっとおいしく、もっとヘルシーに!

体に良くないと言われがちな加工肉ですが、適量であれば心配しすぎる必要はありません。

ポイントは、栄養たっぷりの食材と一緒に食べること。

きのこやブロッコリー、バナナヨーグルトなど、おいしく体にいい食材を献立にプラスするだけで、グッと健康的な食事になりますよ。

この記事を書いた人
おいしいと健康を両立させたい管理栄養士ライター
安達春香

趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!

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