噛んだら砂ジャリ(泣)【アサリ砂抜きの裏ワザ】すごい!「たった5分で完了」VS.「王道」栄養士おすすめ2選

  • 2024年04月20日公開

こんにちは!ジャリッとしたアサリを食べると泣きそうになる、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。

時間をかけてしっかり砂抜きをしたはずなのに、なぜかジャリジャリが残っていたことはありませんか?

どんなにおいしく味付けをしても、砂が入っているだけで台無しになりますよね。

そこで今回は、アサリの砂抜き方法をご紹介します。

王道の塩水に浸ける方法と、たった5分でできる時短術を試してみたので、ぜひ参考にしてください!

塩水を使った王道の砂抜き方法

時間がかかってもいいから確実に砂抜きをしたい方、失敗したくない方は、塩水を使った方法がおすすめ。

「とりあえず塩水に浸けたらいいんでしょ?」と思われがちですが、実は塩分濃度や水の量、暗さなど、ポイントがいくつかあるんです。

材料

・アサリ…適量
・水…200ml
・塩…小さじ1

アサリが生息する海水の塩分濃度は約3.5%。

それと同じくらいの濃さの塩水を作ることで砂が抜けやすくなります。

①流水で擦り洗いをする

表面の汚れを落とすため、殻同士を擦り合わせるようにして水洗いします。

スーパーで売られているアサリはあまり汚れていないのでさっと洗うだけで十分ですが、潮干狩りで取ってきたものを使う場合は丁寧に洗いましょう。

②塩水に浸ける

ボウルに水と塩を入れてよく混ぜ、ザルを重ねてアサリを入れます。

塩水の量はアサリが水面から少し見え隠れするくらいがベスト。
水が多すぎると酸欠になり、砂を吐き出せなくなってしまいます。

また、ザルを重ねることで砂が下に落ち、再び吸ってしまうのを防げますよ。

③暗くして1時間置く

ボウルにアルミホイルを被せて1時間ほど置きましょう。

夜行性のアサリは暗いところで活発に動くため、光を遮ることで砂を吐きやすくなります。
また、ボウルを覆うことで噴き出した水が周囲に飛び散るのを防げますよ。

ちなみに、砂抜きをするときは冷蔵庫の中ではなく室温で置いておくのがおすすめ。寒すぎると、動きが鈍くなり殻が閉じたままになってしまいます。

④ザルに上げて30分放置

最後にもう一度流水できれいに洗ってザルにあげます。

30分ほど置いて、余分な塩水を吐かせましょう。

5分で完成!アサリの50℃洗い

1時間も待っていられない方におすすめなのが、たったの5分でできる「50℃洗い」。

死なない程度の熱いお湯に浸けることで、体を冷そうと勢いよく水を出し入れをするため、砂抜きが早くできるそうです。

さっそく試してみましょう!

材料

・アサリ…適量
・熱湯…200ml
・水…200ml

①50℃のお湯を作る

ボウルに熱湯と水道水を入れて約50℃のお湯を作り、アサリを加えます。

お湯の温度が低すぎると砂抜きができず、高すぎると火が通って死んでしまうため、分量はしっかりと守りましょう。

②3分放置して擦り洗い

そのまま3分間放置します。

1分くらいすると徐々に口が開いて、にょろにょろが出てきました。

3分経ったら力を入れて擦り洗いをしましょう。
素手でいくのは熱そうだったので、菜箸を使って思いっきりかき混ぜました。

③擦り洗いをする

一度お湯を捨てて、流水で表面の汚れを洗い流しましょう。

50℃洗いしたアサリは中途半端に火が通っているので、傷みやすくなっています。

放置すると食中毒を起こす危険があるので、砂抜きをした後はすぐに調理してくださいね。

50℃洗いの実力はいかに!?

50℃洗いをしたアサリを酒蒸しにしてみました。

「本当に5分で大丈夫なの?」とおそるおそる食べてみたところ、しっかり砂が抜けています。

SNSでは「失敗した」「ジャリジャリが残っていた」という声もあるので確実な方法ではないかもしれませんが、こんなに早くできるなら試してみる価値はアリ!

しっかりと砂抜きしたい方は、50℃洗いを2〜3回繰り返してみるのもおすすめです。

正しい砂抜きでもうガッカリしない!

簡単そうに見えて、意外と失敗しがちなアサリの砂抜き。

温度や水の量などに気をつけることで、しっかり砂を吐いてくれますよ。

50℃洗いなら手間も時間も省けるので、ぜひチャレンジしてみてください!

この記事を書いた人
おいしいと健康を両立させたい管理栄養士ライター
安達春香

趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!

管理栄養士

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