【納豆はパックのまま混ぜないで!?】旨味が段違い...美食家のレジェンド「魯山人流」衝撃の混ぜ方&茶漬け
- 2024年07月09日公開
こんにちは、発酵食品にハマっている、ヨムーノライターの蘭ハチコです。
キムチやぬか漬け、甘酒などたくさんの発酵食品がありますが、日本人が日常的に食べているもの上位にランクインされるであろうものが、「納豆」。
一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
納豆はかき混ぜれば混ぜるほど旨いと……。
その説を唱えたのは芸術家と美食家の顔を持つ、北大路魯山人(ろさんじん)です。
今回は、魯山人の著書を参考に納豆を混ぜてみました!
美食家のレジェンド“北大路魯山人”の納豆考察

魯山人は、著書『魯山人味道~納豆の拵(こしら)え方』のなかで「ねり方がまずいと、納豆の味が出ない」と言っています。
何回ねるべきかは言及されていませんが、納豆を混ぜる機械「魯山人納豆鉢」を開発した株式会社タカラトミーアーツが、最も美味しいと導き出した“424回”を今回の目標にすることに。
さらに魯山人は「納豆の茶漬け」なるものも紹介しています。
魯山人流にかき混ぜた納豆を茶漬けにしてみました。
目指せ424回!検証スタート

魯山人流にするには、納豆を器に出して何も加えないで、そのまま二本の箸でよく練り混ぜましょう。
私はいつもパックのまま、付属のタレと辛子をかけて軽く混ぜるだけなので、最初から違いますね。

ぐるぐるしていくと、あっという間に100回に到達。
粘り気が強くなり少し、箸が重たくなってきました。
『魯山人味道』には「糸のようなものがふえて来て、かたくて練りにくくなって来る。この糸を出せば出すほど納豆は美味くなるのであるから、不精をしないで、また手間を惜しまず、極力ねりかえすべきである」と書かれています。
はい、この勢いで混ぜ混ぜ混ぜ。
200回に達すると腕が少し疲れてきましたが、このまま続けます。

魯山人によると「かたく練り上げたら、醤油を数滴落としてまた練る」とのこと。
300回混ぜたころ、粘り気が強くかたさが出てきたため、醤油を加えてさらに練り混ぜます。
それから少しずつ醤油を加えて混ぜ、加えて混ぜを繰り返しましょう。

次第に、納豆のネバネバが糸から膜のように変化してきました。
「糸のすがたがなくなってどろどろになった納豆に、辛子を入れてよく攪拌(かくはん)する。この時、好みによって薬味(ねぎのみじん切り)を少量混和すると、一段と味が強くなって美味い」と書かれています。
どろどろの判断が難しいですが、ここで辛子と薬味を入れることに。

ここからがラストスパートです。
途中で写真を撮ったため、少し時間がかかったものの、1秒に1〜2回のペースで混ぜられるので思いのほかスピーディ。
魯山人流納豆の味は?

421、422、423、424回!
きっちり混ぜて完成しました。
口に含むと、とにかく大豆の味が濃くてびっくり!今まで食べていた納豆はなんだったんでしょうか。
使った納豆はいつも食べているものと同じですが、旨味が段違い。
味にまるみが出て、甘味も増しています。
これからは、424回混ぜることを心に決めました。
魯山人がすすめる納豆の茶漬け

魯山人は、こうして出来上がった納豆を、熱いご飯の上に1/4程度のせ煎茶をかけるのがいいと述べています。
炊きたてのご飯を用意し、その通りに煎茶をまわしかけました。
熱々のお茶で粘り気を失った納豆は、さらりと口の中に入ってきます。
決して目新しい味ではありませんが、納豆は口当たり滑らかで大豆本来の甘みがあり、さらさらと口の中へ。
煎茶のおかげで後味はさっぱりしています。

二日酔いの朝や、夜食に食べたい味。 お茶漬けの定番といえば鮭や梅ですが、納豆茶漬けも定番の仲間入りに決定しました。
胃だけでなく、現代社会に疲れた心までそっと癒してくれます。
お好みで海苔をいれるのもおすすめ。
味が薄い場合は醤油を足してくださいね。
これからは424回混ぜる!!
納豆は混ぜるほど美味しいと聞いたことがあっても、こんなに練り返したことはありませんでした。
やってみると1秒に1〜2回、5分前後で424回混ぜることが可能だと判明。 そして味は格別に変わります!
騙されたと思ってやってみてください。そのときは「納豆の茶漬け」もお試しあれ。
業務スーパーとカルディに毎週通い、お得に美味しく適度な手抜きをして生活しています。海外グルメとお酒のおつまみには目がないwebライターです。「美味しいものは人を幸せにする」と信じています。毎日がちょっと幸せに過ごせる、お得で美味しい素敵なモノをご紹介します♪
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