【お願い!ブロッコリーは野菜室に入れないで】スーパー青果部「意外かもしれませんが...」長持ちする保存テク

  • 2024年05月03日公開

こんにちは、八百屋歴10年、ヨムーノライターの青髪のテツです。

ブロッコリーですが、買ってすぐ使わない場合は冷凍保存がおすすめです。実はブロッコリーは冷凍しても食味が変わりにくい野菜なんです。

そこで今回は「ブロッコリーの冷凍保存方法」と「ブロッコリーの冷蔵保存方法」を紹介していきます。

寒い日が続くと、ブロッコリーもおいしくなる

春とはいえまだ寒い日も多く、外に出るのも辛いですが、一つだけ良いことがあります。それは、冬野菜が甘くおいしくなることです。

今が旬の、キャベツや白菜などの葉物野菜や大根やにんじんなどの根菜類は、厳しい寒さに当たることで甘くおいしくなります。

なぜ冬野菜は寒いと甘くなるのかというと、野菜に含まれる水分が寒さで凍結してしまわないように、氷点を下げる作用がある糖を野菜自身が生成するからです。それゆえ、厳しい寒さの中で育った冬野菜は甘くおいしくなるんです。

11〜3月が旬のブロッコリーもまさに今とてもおいしい季節!最適な保存方法を知って、おいしさをもっとキープできる術を身につけましょう。

ブロッコリーの「冷凍保存方法」

驚かれるかもしれませんが、ブロッコリーは冷凍保存も可能です。

たまに「冷凍したブロッコリーはまずかった」と言う人がいますが、それは冷凍方法を間違えている可能性が高いです。

美味しさを損なわない、冷凍保存の手順を確認していきましょう。

1.よく水洗いする

普通に洗っても良いのですが、ボウルとビニール袋を用意して、画像のような形で10分程度置いておくと、細かい汚れや小さい虫を除去できます。

2.食べやすいサイズに切り、水分をしっかり拭き取る

3.保存用の袋に入れる

一気に全部使い切らない方は、使いやすい量に小分けしてラップしておくと、取り出しやすいです。

4.冷凍室に入れる

この方法で冷凍保存したブロッコリーの保存期間は、およそ1ヶ月です。

冷凍したブロッコリーを料理に使うときは、凍ったまま炒めものに入れたり、煮込み料理に入れたりするとおいしくいただくことができます。

中途半端に常温などで解凍してしまうと食感が変わってしまうので、凍ったまま加熱調理するのがポイントです。

実際に今回冷凍したブロッコリーを鶏肉と炒めてみました。しっかりとした歯応えがあり、生と遜色ない味わいでしたよ。ぜひみなさんも試してみてくださいね。

ブロッコリーの「冷蔵保存方法」

それでも「冷凍保存に抵抗がある......」という方は、冷蔵保存方法を紹介します!

普通に野菜室に放り込むよりも、かなり長持ちするのでおすすめです。

1.ブロッコリーをしっかり洗う

2.水分をしっかり拭き取る

3.ペーパーでつつむ

4.ポリ袋に入れる

5.冷蔵室で保存

この方法で冷蔵保存したブロッコリーの保存期間は、約1週間です。

たまにお客さんから「ブロッコリーは常温で保存しても大丈夫かな?」と聞かれることがあります。室温にもよりますが、ブロッコリーは3日間常温で保存すると、ビタミンCが半分にまで消失してしまいます。

必ず冷蔵室か冷凍室で保存しましょう。

出典:「野菜の貯蔵中におけるビタミンCの変化/長島和子、冨樫恵子」

冷凍保存もぜひ試してみて!

今回は「ブロッコリーの冷凍保存方法」と「ブロッコリーの冷蔵保存方法」を紹介しました。

ブロッコリーは保存方法によって、鮮度劣化のスピードが大きく変わってくる野菜です。

今回紹介した保存方法を使って、今の時期おいしいブロッコリーを捨てることなくたくさん食べて頂けると嬉しいです。

この記事を書いた人
野菜のプロ
青髪のテツ

スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。

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