「この冬、絶対に買いません!」【スーパー青果部が売り場で選ばない】ハズレ「ほうれん草」「春菊」の見極め方

  • 2024年09月25日更新

こんにちは、八百屋歴10年でヨムーノライターの青髪のテツです。

厳しい寒さが続いていますね。筆者は寒い季節が苦手なので、冬になると嫌だなあと思うのですが、寒くなると一つだけ良いことがあります。それは冬野菜が甘くおいしくなることです。

冬が旬の多くの野菜はこれからの時期、寒さで凍ってしまわないように、自ら糖を生成して自分の水分の氷点を下げて身を守ります。つまり寒い季節の冬野菜は甘くておいしいというわけです。

そんな冬野菜ですが、お店で「おいしくて新鮮な特徴」のものを選ぶことで、より素材の旨みや甘さを楽しめます。

逆に言えば、間違った選び方をしてしまうと、せっかくの冬野菜の味も残念になりがち......。

今回は、「青果部の私が絶対に買わない」ハズレほうれん草・ハズレ春菊の特徴を教えます!

これがあったらハズレかも!〜ほうれん草編〜

ほうれん草を選ぶときは以下の特徴があるものは避けた方が良いです。

・葉先が萎れている
・黄色く変色している

ハズレほうれん草:葉先が萎れ、変色している 

ほうれん草に限らず、葉物野菜は収穫から時間が経つと、葉先がしおれたり変色し傷んでいきます。

なので葉先までピンとしていて、全体的に鮮やかな緑色のほうれん草は鮮度が良い状態と言えるんです。

ただし、ほうれん草には葉がシワシワしている「ちぢみほうれん草」という種類もあります。これはそういう品種なのでシワがあっても問題ありません。

これがあったらハズレかも!〜春菊編〜

春菊を選ぶときも、以下の特徴があるものは避けた方が良いです。

・黄色く変色している
・葉先が萎れている

ハズレ春菊:葉先が萎れ、変色している

春菊を選ぶときも、最初に葉先に注目しましょう。

葉先が黄色く変色していたり、しなびているものは鮮度が落ち始めている証拠。おいしい春菊を食べたいなら、葉先がピンとしていて、全体的に鮮やかな緑色のものを選びましょう。

春菊は、用途にあわせて選んで!

春菊は大きく分けて「中葉」「大葉」「サラダ春菊」という名前で売られています。

中葉は全国で最も出回っており、春菊特有の風味が強く、シャキシャキとした食感があります。

大葉は西日本に多く出回っており、中葉に比べて癖が少ないという特徴があります。食感はやわらかめです。

サラダ春菊はその名の通り、サラダ向きで、茎が細く、柔らかく、癖が少ないです。

複数の春菊が置かれている場合は、用途や好みに合わせて選びましょう。

できるだけアタリの野菜を買ってください!

今回はハズレほうれん草と、ハズレ春菊の特徴をあげつつ、おいしいものの選び方を紹介しました。

ハズレといっても、食べられないわけではないので、割引とか見切り品になっているのであれば狙い目です。こういう話をすると「フードロスを減らすために、私はハズレの方を買うわ」という方も現れます。それは素晴らしい考え方だと思います。

ただ、細かく鮮度チェックをして売れそうにない状態の商品を早く発見し、見切りに回してなるべく良い状態で売り切るのが店員の仕事でありお店側の責任です。

私個人の考え方としては、消費者の方にはなるべく新鮮でおいしい状態の野菜を選んでほしいと思っています。

ぜひ今回の記事を参考にして、今が旬のほうれん草と春菊をたくさん食べて頂けると嬉しいです。

この記事を書いた人
野菜のプロ
青髪のテツ

スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。

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