酸っぱいみかんは揉まずにこう食べて!【タサン志麻さん】目玉飛び出た「めっちゃ美味しくなる」食べ方

  • 2024年01月06日公開

こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。

今が旬のみかん。まとめて箱で買われた方もいるのではないでしょうか?

今回は日本テレビ系列『沸騰ワード10(2022年12月23日放送)』で、伝説の家政婦・タサン志麻さんが紹介していた「みかんの意外過ぎる食べ方」を実践します!

みかんと合わせるのは、なんと......独特の歯ごたえとねっとりとした濃厚な甘みが楽しめる「イカのお刺身」なんです!初めて聞いたら目玉が飛び出そうな組み合わせですよね。

想像もつかないレシピですが、一度食べるとハマってしまいますよ。

和えるだけで簡単!「みかんとイカのサラダ」

「みかんとイカのサラダ」は、具材を切って調味料と和えるだけで作れるお手軽レシピ。しょうゆとわさびで食べるのが定番なイカの刺身が、みかんともマッチするなんて......!

5分もあれば作れて見た目も華やかなので、ホームパーティーやおもてなしにおすすめです。

材料(みかん1個分)

・みかん(皮が薄く、甘みが少ないもの)…1個
・イカ刺身(胴体部分)…1杯
・塩…1つまみ
・こしょう…少々
・オリーブオイル…大さじ2~3

作り方

みかんを洗い、皮がついたままいちょう切りにしてボウルに入れます。 このとき、みかんはできる限り薄く切るのがおすすめ。ぶ厚く切ると皮の食感が口に残ってしまうので注意しましょう。

ボウルに塩、こしょう、オリーブオイルを加えて混ぜ合わせます。

個人的にはこしょうを多めに入れるのがおすすめ。イカの風味と柑橘の香り、こしょうの刺激が合わさった、大人な味わいを楽しめます。

細く切ったイカを加えて混ぜ、お皿に盛りつけたら完成です。

今回は刺身用のイカで作りましたが、イカそうめんを使えば切る手間が省けますよ。

皮の風味が味の決め手!

白いイカとみかんの彩りが華やかで、レストランで出てきてもおかしくないくらいおしゃれな一品ができあがりました。見た目は合格として、やはり気になるのが、皮ごと使ったみかんですよね。

恐る恐る口に運んでみると……意外とイケる!!皮の優しい苦味と柑橘特有の爽やかな香りが立っていて、金柑のような風味がします。

タサン志麻さんいわく、みかんの皮は苦味が少なくやわらかいため、皮ごと使用した方が美味しくなるのだとか。

また、柑橘の香り成分「リモネン」は皮のツブツブの部分にあるので、果肉や果汁だけを使うよりも爽やかな香りをより強く感じられます。

正直、酢豚にパイナップル、生ハムにメロンなど、しょっぱいものとフルーツの組み合わせが苦手なのですが、これはいけました。むしろどハマり! イカのねっとりした甘みとみかんの爽やかな酸味がよく合います。

みかんの甘さが邪魔になるのでは?という心配もありましたが、甘みが少ないものを使うことでまったく気になりません。

このレシピは、スーパーや八百屋さんで買ったみかんが思いのほか酸っぱかったときに使えそう……。みかんの新たな使い道を発見できました。

”みかん×イカ”は科学的にも相性のいい組み合わせだった!

レシピを見てびっくりした「みかん×イカ」の組み合わせ。一見合わなさそうですが、実は科学的に相性の良さが証明されています。

魚介類の生臭さの原因となるのが”トリメチルアミン”というアルカリ性の物質。そこに酸性のみかんを合わせることで中和されて、生臭さを抑えてくれるんです。

カルパッチョや魚のムニエル、ソテーなどにレモンをかけることが多いですよね。

いつも何気なく食べていましたが、ちゃんとした理由があったなんて……。料理は科学だとよく言われますが、本当にその通りだとこのサラダを食べて改めて実感しました。

参考:魚の生臭さ対策には酸性物質を使う

みかんが料理に使えるとは……!

タサン志麻さんの「みかんとイカのサラダ」は、みかんを皮ごと使うという意外過ぎる一品でした。

一見合わなさそうな食材が見事にマッチしていて、いい意味で期待を裏切られます。イカだけでなく、鯛やホタテで作っても美味しそう。気になる方はぜひ作ってみてくださいね。

この記事を書いた人
おいしいと健康を両立させたい管理栄養士ライター
安達春香

趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!

管理栄養士

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