えっ緑色はNG!?意外と知らない【白菜の選び方】スーパー青果部暴露「もうカスカスは買わない」

  • 2024年01月30日公開

こんにちは、スーパーの青果部で10年働いている、ヨムーノライターのテツです。

白菜の美味しい季節ですね。みなさん、緑色の白菜は美味しいと思っていませんか?実はそれ、間違いなんです。

美味しい野菜の選び方を知っておくことで、カスカスの白菜でがっかり...といった、ハズレの野菜を買うことがなくなりますよ。

今回は、青果部にいるからこそわかる「美味しい白菜の選び方」を紹介していきますね!

美味しい「白菜1玉」の選び方

選び方①ずっしり重く、弾力がある

白菜を丸ごと買う時は大きさよりも重さで選びましょう。

レタスは軽い方が美味しいのですが、逆に白菜は重たい方がみずみずしく糖度も高いんです。

しっかり葉が巻いていて、重たい白菜は冬の寒さから身を守るための防衛本能です。このような白菜は細胞が凍らないように糖をしっかりと蓄えています。

何個か持ち比べてみて、重いものを選ぶといいですね。

あとは頭の部分を触ってみて、ふかふかしておらず、弾力性があるものは中身もしっかり詰まっているので、チェックしてみてください。

選び方②外葉がついていて、葉脈が「左右対称」

傷みが目立つ白菜は外葉を捨てられることがあるため、外葉のない白菜は収穫してから時間が経っている可能性があります。1玉買う場合は、外葉がついている白菜を選びましょう。

また、これは農家さんに直接教えてもらったのですが、葉脈が左右対称の白菜は、成長に偏りがなく美味しい証拠だそうです。

選び方③葉の「上部」と「芯の色」をチェック

私が実際に仕事で白菜の鮮度チェックをする際、葉の「上部」と芯の「色」を確認しています!

白菜は葉先から傷みが現れるので、葉の上部が枯れていたり、変色していたら買うのは控えてください。

また、切りたての芯は白く、時間が経つと黒ずんでくるので、芯の色が白い白菜を選びましょう。

選び方④芯の切り口が「500円玉サイズ」

白菜の芯は500円玉サイズがベストと言われています。

このサイズだと栄養を程よく吸収し、自然な速度で成長をしている証拠です。

美味しい「白菜1/2カット」の選び方

選び方①切り口が「黄色い」

カットされた白菜は切り口が黄色いものを選びましょう。

これはスーパーで仕事をしているからこそ分かることですが、カットした白菜を売り場に陳列しておくと、黄色かった切り口が、徐々に緑色に変色していきます。

白菜は売り場の照明でも光合成をして成長していくんです。

緑に変色した白菜は葉が硬く味も落ちるので、黄色い切り口のものを選びましょう。

ちなみに、黒い斑点が出ている白菜が時々あり、あえて避ける人が多い印象なのですが、この斑点はポリフェノールの一種なので気にする必要はないですよ!

選び方②切り口が「平らなもの」

白菜は切った後も成長をしているので、放っておくと切り口が盛り上がってきます。

私は切り口が盛り上がってしまった白菜は、商品価値が落ちているので割り引いて販売しています。

より鮮度のいい白菜を選ぶなら、切り口が平らなものを選びましょう。

選び方③芯の高さが「全体の1/3」

カットされた白菜は断面が見えるので、芯の高さを確認しましょう。芯の高さが全体の1/3以上になっている白菜は、育ちすぎて味が落ちています。

ちょうど1/3程度だと食べごろの美味しい白菜です。

カットされた白菜を選ぶときは切り口が黄色くて平らで芯が育ちすぎてないものを選びましょう。

アタリの白菜を選んで、美味しく食べて  

今回は青果部で10年働いている私が「美味しい白菜の選び方」を紹介しました。

ぜひ今度お買い物に行った時、実践してみてくださいね。

この記事を書いた人
スーパー青果部・テツ

スーパーの青果部で社員歴10年!野菜・果物について詳しいです。食べることが大好きで、日々おいしい食材を探してSNSで紹介しています。(Twitterのフォロワー数は52.5万人)青果物の豆知識や選び方を記事で紹介します!

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