意外な事実!【ぶどう】は「房の下から食べる」と甘い!?まるでアイスの実♡正しい保存方法

  • 2023年06月23日更新

こんにちは、親戚がぶどう農家をやっている、管理栄養士でヨムーノライターの榎本です。

食欲の秋、美味しい食べ物がたくさん出回る時期になりました。そんな秋の味覚の代表格の一つ、ぶどう。大人から子どもまで人気のフルーツの一つですよね。

でも果物のなかでは、ちょっと値段もお高め......。お安い物でも400~500円はするのではないでしょうか?買ってみたものの「甘くなかった」というハズレに当たると残念な気持ちになりますよね。

じつは、ぶどうは同じ房でも、場所によって甘みが違うのです。その甘みの違いを利用して、美味しく食べるテクがあるんですよ。

そこで今回、ぶどう農家直伝の、ぶどうを「美味しく食べるテク」と、スーパーで実践できる「美味しいぶどうの見分け方」を紹介します♪

【意外な事実】ぶどうは「房の下」から食べると甘い?

ぶどうは房で購入したり、ぶどう狩りで食べたりすることが多いと思いますが、房の中でもどの部分が一番甘いかご存じでしょうか?実は房の上の部分が最も糖度が高いのです。

一見下の方に甘みがたまってそうなイメージですが、なぜ上の部分が甘いのでしょうか。その理由は2つあります。

1つ目は、ぶどうが成長していく過程で、房の上の部分のほうが太陽の光をよく浴び、糖度が高くなるため。2つ目に、枝に近い房の部分から熟し始めるためです。

基本的にぶどうの栽培方法は同じなので、小さいデラウェアから大きい巨峰やシャインマスカットなどの品種までどれも同じことが言えます。

そのため、ぶどうを食べる際は、上から食べてしまうと徐々に甘みが薄く感じられ、最後までおいしくいただけない可能性も…。ぜひ下から食べ進めていくのがおすすめです!

買うときに失敗しない「美味しいぶどう」見分け方

スーパーで見かけるぶどう。せっかく買ったのに傷んでいたり、甘みが少なかったりしたらショックですよね。

そんな失敗がないように、美味しいぶどうを選ぶ「見分け方」を教えます!

ポイント1:粒に張りがあって、色味の濃いもの

ぶどうは鮮度が落ちると水分が減り、皮の弾力が無くなって徐々にしわしわになっていきます。購入する際は、しっかり張りのある粒がついている房を選びましょう。

また巨峰やピオーネなどは紫色の濃いもの、シャインマスカットなどは黄色みがかったものが甘いと言われています。

ポイント2:ブルーム(白い粉)がついているもの

ブルームとはぶどうの表面についている白っぽい粉のようなもので、ぶどうを病気から守り、鮮度を保つ働きがあります。

そのため、ブルームがしっかりついたものは、鮮度が保たれ、大切に育てられて収穫された証拠でもあります。

一見、農薬かな...と思ってしまう方もいるかもしれませんが、食べても無害なので心配する必要は全くありません。

ポイント3:軸が青々とした緑色のもの

房に付いている軸部分が明るい緑色の方が新しい証拠です。茶色っぽくなっているものは、鮮度が落ちてきてしまっているので、選ぶ際は軸までよく見てみて下さい。

ただし、シャインマスカットは新鮮なものでも軸が茶色い場合もあります。

おいしく食べ切る「ぶどうの保存方法」

ぶどうはデリケートな果物なので、保存方法によって鮮度が大きく変わってきます。

【買った日に食べる場合】冷暗所で常温保存する

 

ぶどうは、冷蔵庫で長く保存するほど、どうしても風味や甘みが抜けてしまいがち…。

そのため購入してきてその日に食べる場合は、秋の涼しい気候(20度以下)であれば傷む心配もないので、常温保存がおすすめです。

その際は新聞紙やキッチンペーパーなどに包んで、日のあたらない冷暗所にて保管して下さい。万が一、涼しい場所がない場合や気温の高い日は、冷蔵保存が無難です。

【2、3日後に食べる場合】くるんで密閉袋で保存

購入した日に食べきれなかったり、翌日以降に食べる場合は冷蔵保存が良いです。

そのままぶどうを冷蔵庫に入れると乾燥し、ぶどうの水分がどんどん失われてしまうので気を付けましょう。

保存方法は2つあります。1つは、房のまま保存する場合は常温同様に新聞紙やキッチンペーパーなどで包み、密閉式保存袋や保存容器などの容器に入れて保存します。

2つ目は、房から外し、粒で保存する場合です。一つ一つ房から外し、保存容器などの密閉容器に入れて保存して下さい。この際、手で粒を取るのではなく、キッチンバサミを使ってぶどうの軸を残すようにするのがポイントです。

ただし、冷蔵保存が長くなるほど、ぶどうの香りや風味が抜けてしまうので、なるべく早めに食べるのがおすすめです。

【冷凍保存する場合】軸を残してカットする

たくさんもらってとても食べきれない場合は冷凍保存も可能です。冷凍の際は房から外す方法で保存容器などに入れて下さい。これで約1か月程度は保存が可能です。また冷凍しても、栄養価はほとんど変わらないのでご安心を♪

食べる時は、半解凍でも全解凍でもOKです。半解凍の時点で皮を剥くと、つるっと剥けて食べやすくなりますよ。半解凍で食べる場合は、まるで「アイスの実」のような食感。シャーベットのようで美味しいですよ♪

美味しいぶどうを選んで、旬を満喫しよう

いかがでしたでしょうか。旬のぶどうは美味しいものをしっかり選んで、いちばん美味しい状態で食べ切りたいですね。

ぶどうを購入する際は、今回紹介した選び方や保存方法をぜひ参考にしてみて下さいね!

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この記事を書いた人
田舎暮らしを楽しむフリーランス管理栄養士
miho

子育てをきっかけに都会からUターンし、海も山も近い田舎に住みながら、フリーランスの管理栄養士をしています。毎日の生活に役立つ、アイディアレシピや節約レシピなどを楽しくわかりやすく伝えていければと思います。ぜひご覧くださいね★

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