年収300万円台で1,000万円貯めた人の「意外と頑張らない!節約術5」100人取材した最終結論

  • 2022年10月27日更新

こんにちは、ヨムーノライターの内山愛理です。
マネー系編集者として、1,000万円貯めた人を100人以上取材してきました。

1,000万円貯まる人、というと、「どうせ年収が高いんでしょ」と思いがちですよね。
ところが実は、年収300万円台、400万円台でも貯めている人はたくさんいます!
では、どうやったら貯められるのでしょうか。
6年間、1,000万円貯めた人たちを間近で取材し続けた結果、見えてきた「貯まる極意」をご紹介します。

年収に関わらず「年200万円生活」

1,000万円貯めた人の家計を見ると、ある共通点に気づきます。
それは、収入に関係なく、年間で200万円台の出費であること。
1,000万円を貯めるには年月を要しますが、その間に収入が上がっても、200万円生活はキープしています。

年収から支出を引いた額が貯蓄となるわけですから、貯めるには出費を抑えるのは当然のことかもしれません。
しかし、意識して年間の出費を200万円台にする、というのが、1,000万円貯められる人のマインドなのです。

家族は「チーム」

1,000万円を貯めた人の家庭が不仲、というのは見たことがありません。
むしろ、すれ違いを乗り越えて、仲良くなったら貯まるようになった、という人も。
日々使うお金には、食費、レジャー費、被服費、光熱費……すべて家族が関わっています。家族の協力がなければ、大きな額を貯めるのは難しいのです。

特に年収300万円で1,000万円貯めた人たちは、夫が細かい数字の計算担当で妻が節約担当、などやりくりの役割を分担していたり、子どもへのお金の教育がしっかりできていて、「家のお金は親が汗水たらして稼いだものだから無駄にしてはいけない」という意識が徹底されていたり。
家族一丸で、節約ややりくりに取り組んでいます。

お金をかけずに暮らしを楽しむ

以前、元浪費家で1,000万円貯められた人が、「お金を使うことが楽しいことだと思っていたけど、違うと気づいたら貯まるようになった」とおっしゃっていました。

1,000万円貯まる人は、お金をかけなくても楽しいことがたくさんあることを知っています。お弁当を持って公園に行く、無料のイベントで遊ぶ、図書館で本を借りて読む、子どもとお菓子作りをする……お金をかけずに暮らしを楽しむことが、1,000万円貯めることにつながるのです。

懸賞やプチ稼ぎで「年収以上の暮らし」

1,000万円貯めた人の中でも、特に年収300万円台の人は、プチ稼ぎや懸賞を必ずしています。
それが、出費を抑えることに大きく貢献するからです。

食品や飲料、化粧品のモニターにも応募し、消耗品をお金をかけずに入手します。
懸賞で当たった金券は、誕生日やイベント時のプレゼントに使ったり、手芸などの趣味を生かして手作り品の販売サイトで売って自分のお小遣いにしたり。
収入以上の生活をすることを心がけています。

書く

年収300万円台でも1,000万円貯めた人たちは、書くことがとても好きです。
家計を書き出して無駄を把握したり、欲しいものをノートなどに書いてリスト化したり。
やりくりの辛いことや嬉しいことも、書いてストレスを発散します。

書くことは、頭や心の中のもやもやしたものを言葉にして、整理する作業。
金額も状況も気持ちも、書くことで把握ができるから、1,000万円貯める長い期間、挫折せずに貯蓄と向き合っていけるのです。

まとめ

年収300万円でも1,000万円貯めた人たちは、節約だけのケチケチ生活をしているわけではありません。
長い期間をかけて貯蓄を継続するために、自分や家族が無理なくできる生活を築き上げているのですね。
貯まる極意は、意外と簡単なことばかり。
できるところから真似をして、1,000万円を貯める準備をスタートしてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
内山愛理

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