【からすなぜ鳴くの】からはじまる童謡の曲名は?歌詞の意味と「七つ」の謎を解説
- 2026年03月14日公開
こんにちは、ヨムーノ編集部です。
「からす、なぜ鳴くの〜」で始まる有名な童謡のタイトル、パッと答えられますか?
本記事では、この曲に隠された「七つ」は年齢か羽数かという長年の謎や、「カアカア」という鳴き声を「かわいい」と表現した日本語ならではの美しい仕掛けを分かりやすく解説。
カラスの驚くべき知能の豆知識も交え、歌の背景にある深い愛情と郷愁の世界を紐解きます。
問題

「かぁ~らぁ~すぅ~なぜ鳴くのぉ~ からすは やぁ~まぁ~にぃ~」
この有名な歌い出しで始まる、童謡のタイトルは何でしょう?
七つの子
カラスの勝手でしょ
ふるさと
正解

正解は… 1. 七つの子 です!
「七つ」は「7歳」?それとも「7羽」?
この曲の最大の「境界線」は、タイトルの「七つの子」が何を指しているかという解釈にあります。
「7歳」説: 「かわいい かわいいと からすはなくの」という歌詞から、わが子の成長を喜ぶ親心を歌ったものとして、人間の子供の「7歳」を重ねているという説。
「7羽」説: カラスが山に「7羽のヒナ」を残してきている、という数(量)を表しているという説。
実は、カラスが一度に産む卵の数は通常3〜5個程度。
7羽というのはカラスの生態としてはかなり多いのですが、野口雨情は「たくさんの子宝」という象徴として「七つ」という言葉を使ったのではないかといわれています。
なぜ「カア」ではなく「かわいい」?
歌詞の中では、カラスが「かわいい かわいい」と鳴くと表現されています。
これは、カラスの鳴き声(カア、カア)を、親が子を想う「可愛い(かわい、かわい)」という言葉に重ねた、日本語ならではの美しい「空耳(ダブルミーニング)」の境界線です。
当時は、カラスは現在のような「害鳥」のイメージよりも、里山の風景に溶け込む親しみやすい存在だったことも、この歌が生まれた背景にあります。
豆知識:カラスの知能の境界線
「カラスは山に……」と歌われていますが、現代のカラスは都会の環境に驚くほど適応しています。
「道具を使う」知性:
固いクルミを車に轢かせて割ったり、公園の蛇口を回して水を飲んだりと、カラスの知能は「鳥」と「人間」の境界線を揺るがすほど高いことで知られています。 歌の中で描かれた「親子の情愛」だけでなく、その「賢さ」も、私たちがカラスにどこか人間味を感じる理由かもしれません。
おまけ:野口雨情の「境界線」
作詞者の野口雨情は、『赤い靴』や『シャボン玉』など、どこか切なさを秘めた童謡を多く残しています。
『七つの子』も、単に楽しい歌ではなく、夕暮れ時の山へ帰るカラスの姿を通して、「親子の絆」と「家路を急ぐ郷愁」の境界線を表現している名曲です。
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