【おもしろい漢字雑学クイズ】「肉」の音読み・訓読みは?昔の呼び方と意外な豆知識

  • 2026年04月05日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

毎日食べる「肉」。
実は私たちが使っている「にく」は音読みで、公式の「訓読み」ご存知ですか?

本記事では、漢字の「肉」にまつわる意外な事実をクイズ形式で解説!
昔の日本人は肉をなんと呼んでいたのか、なぜその言葉が消えてしまったのかなど、誰かに話したくなる日本語の豆知識をご紹介します。

りんごのイラスト/タワシ

「肉」の訓読みは?

焼き肉、すき焼き、肉じゃが…。私たちの食生活に欠かせない「肉」という漢字。
普段当たり前のように「にく」と読んでいますが、実はこの「にく」は中国から伝わった音読みです。

では、「肉」の公式な(国の常用漢字表に登録されている)訓読みは、次のうちどれでしょう?

  1. しし
  2. もつ
  3. 存在しない

正解

正解は… 4. 存在しない です!

「にく」は日本固有の言葉じゃなかった!?

水(みず)、木(き)、花(はな)など、自然のものを表す言葉は「訓読み(日本固有の言葉)」であることが多いですよね。

しかし、驚くべきことに「肉」の常用漢字表での読み方は、音読みの「ニク」のみ。公式の訓読みは存在しません。

はるか昔、中国から「ニク(nyuk)」という発音が伝わり、それがそのまま日本に定着してしまったため、私たちは外来語である「にく」を、まるで日本古来の言葉のように使っているのです。

昔の日本人は「肉」をどう呼んだ?

では、漢字が伝わる前、古代の日本人は肉のことを何と呼んでいたのでしょうか? その答えが、選択肢の1番にあった「しし」です。

この名残は、現代の私たちがよく知っている「あの動物」の名前にハッキリと残っています。

猪(いのしし): 「イ(古代の豚を指す言葉)」+「の」+「しし(肉)」= イの肉

獣の体を指す『しし』という言葉は、今ではお祭りの『獅子舞』などの名前にその力強い響きを残しています。

鹿(かのしし): 「カ(鹿)」+「の」+「しし(肉)」= カの肉

昔の人は、お肉としてよく食べていた動物のうしろに「しし」をつけて呼んでいたんですね。(※ちなみに、カノシシはその後「シカ」と訛って呼ばれるようになりました)

豆知識:すっかり和語(日本固有の言葉)のふりをしている「音読み」たち

「肉」のように、あまりにも日常に溶け込みすぎて「絶対に訓読み(和語)だと思われているけれど、実は音読み(中国語由来)」という漢字は他にもたくさんあります。

  • 菊(キク)
  • 服(フク)
  • 駅(エキ)
  • 鉄(テツ)
  • 客(キャク)

など

これらもすべて音読みで、公式の訓読みが存在しない漢字たちです。漢字の世界の境界線は、本当に不思議ですね。

特大のおまけ:なぜ「しし(肉)」という言葉は消えたのか?

それにしても、日本固有の言葉だった「しし(肉)」は、なぜ日常会話から完全に消えてしまったのでしょうか?

その最大の理由は、「日本人の超・長期的な肉食禁止令」です。
飛鳥時代(675年)に天武天皇が「牛、馬、犬、サル、鶏の肉を食べてはいけない」というお触れを出してから、明治時代になるまでの約1200年間、日本にはお肉を堂々と食べる文化がありませんでした。

お肉を食べる習慣がなくなったことで、「しし」という言葉も人々の記憶から消えていきました。
そして明治時代になり、西洋の文化とともに再びお肉を食べるようになったとき、今度は「肉(ニク)」という音読みが定着してしまったのです。

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