卒業式「仰げば尊し」が歌われなくなった理由は…【意外と不正解者続出】「蛍の光窓の雪」ってどういう意味
- 2026年02月16日更新
こんにちは、ヨムーノ編集部です。
昭和や氷河期世代なら卒業式でおなじみのあのメロディ。
日本人なら誰もが口ずさめる「蛍の光」ですが、その冒頭の歌詞「蛍の光 窓の雪」の本当の意味を考えたことはありますか?
りんごのイラスト/タワシ
歌詞「蛍の光 窓の雪」が表している、本当の意味は何でしょうか?
別れの曲の定番、「蛍の光」。
でも、なぜ歌詞の最初がいきなり「虫(蛍)」と「雪」から始まるのか、不思議に思ったことはありませんか?
「蛍の光 窓の雪」が表している、本当の意味は何でしょうか?
- 四季の移ろいの美しさを表現している
- 明かりが買えないほど貧しい中、必死に勉強している
- 蛍が舞う夏から雪が降る冬まで、ずっと恋人を待っている
正解と解説
正解は…
(2)明かりが買えないほど貧しい中、必死に勉強している
由来となった「蛍雪の功(けいせつのこう)」
この歌詞は、中国の古い歴史書にある2人の苦学生のエピソードが元になっています。
車胤(しゃいん): 家が貧しく、夜に灯す油が買えませんでした。そこで、数十匹の蛍を集めて袋に入れ、その微かな光で本を読んで勉強しました。
孫康(そんこう): 彼もまた油が買えなかったため、冬の夜は窓の外に積もった雪に反射する月の光を頼りに勉強に励みました。
この2人がのちに大変立派な出世を遂げたことから、苦労して学問に励むことを「蛍雪の功」と呼ぶようになり、それが歌詞に採用されたのです。
意外と知らない「蛍の光」の裏話
実は「日本の曲」ではない!?
「日本の心」のような曲ですが、実はメロディはスコットランド民謡の「オールド・ラング・サイン(Auld Lang Syne)」。
もともとは「久しぶりに会った旧友と再会を祝して酒を酌み交わす」という、どちらかといえば陽気な再会の歌なんです。
「3番・4番の歌詞」
実は「蛍の光」には4番まであり、3番・4番では「日本の領土」に関する歌詞が含まれており、当時の領土観が歌われていました。
そのため、戦後は3番以降が歌われなくなったという歴史的背景があります。
2026年、現代の「蛍雪」事情
かつては蛍や雪の光で勉強していましたが、2026年現在は……。
ブルーライトの光
現代版「蛍の光」は、スマホやタブレットのバックライトかもしれません。
「蛍の光」はもう古い!?いまどきの卒業式定番曲は
1990年代後半から爆発的に広まり、2026年現在も多くの学校で歌われているのが「旅立ちの日に」です。
意外なルーツ
実はこれ、音楽家が作った曲ではなく、1991年に埼玉県秩父市立「影森中学校」の先生(作詞:小嶋登校長先生、作曲:高橋(坂本)浩美教諭)たちが「卒業する生徒たちのために」と作った手作りの曲なんです。
なぜ広まった?
その感動的なメロディと歌詞が口コミや合唱コンクールを通じて全国に広まり、今や「蛍の光」を抜いて日本一有名な卒業ソングとなりました。
【令和の定番】RADWIMPS「正解」
今、10代・20代の間で圧倒的な支持を得ているのがRADWIMPSの「正解」です。
NHKの企画(18祭)から生まれたこの曲は、合唱用の楽譜も配布されており、「答えのない人生」を歌うリアルな歌詞が卒業生の心に深く刺さっています。
【根強い人気】レミオロメン「3月9日」
ドラマの影響で広まったこの曲も、もはや定番。
卒業式だけでなく「卒業生を送る会」などで歌われることも多い、21世紀のスタンダードです。
知っていると自慢できる「消えゆく定番」の謎
一方で、かつての王道だった曲たちが消えつつある理由もあります。
- 「仰げば尊し」が減った理由
歌詞にある「いと尊し」「身を立て名をあげ」といった言葉が、現代の子供たちには意味が伝わりにくい、「師弟関係のあり方の変化」も大きいです。
かつては「師の恩」を絶対的なものとして歌っていましたが、現代では「生徒が主体」の式典が好まれるため、「旅立ちの日に」のような生徒目線の曲が選ばれるようになっています。
- 「蛍の光」の現在地
式典の最後に「退場曲」や「BGM」として流されることは多いですが、生徒が全編合唱する機会は以前より少なくなっています。
涙が止まらない…子どもたちの成長を全身で体感できる卒業式

いかがでしたか?
みなさんの卒業式は、なにをみんなで合唱しましたか?
「仰げば尊し」それとも「蛍の光」……もう記憶にない……という方も多いと思いますが、子どもたちが迎える卒業式ではどんな曲が流れても目から大きな涙があふれてくると思います。
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