【笠原シェフ直伝】“一子相伝!笠原家のお雑煮”がすごい!予想を超える味わいの絶品レシピ

  • 2025年12月30日公開

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こんにちは!我が家のお雑煮は、元旦は白味噌雑煮(ゆでた丸餅入り)、2日はすまし雑煮(焼き丸餅入り)というヨムーノライターのやまだかほるです。

お雑煮。この話になるとまぁ、それぞれが違い、それぞれに語るものがあるもので、楽しい話題になりますよね。

「我が家のお雑煮」があるものだから、あまり他のを食べる機会はなかったのですが、一度お雑煮専門店に行ってから、いつでも作って食べていいし、他の味のも食べてみたい!と思うようになりました。

今回トライしてみるのは、あの“笠原家”のお雑煮。基本的には関東風ということですが、興味津々です。

笠原家伝統のお雑煮とは

日本料理の名店「賛否両論」の店主・笠原将弘さんのYouTubeチャンネル『【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道』で、2023年最後の動画として公開されたものです。

“おばあちゃんが作っているのを見て覚えた”と、さらに一子相伝ってYouTubeで公開しちゃってますが(笑)。

これが予想を大きく超える素晴らしいお雑煮で、深々と感動したのです。レポート、どうぞご参考になさってくださいね。

笠原将弘さん「笠原家のお雑煮」のレシピ

材料(4人分)

  • 鶏もも正肉…1枚
  • 長ねぎ…1/2本
  • かまぼこ…1/3本
  • 三つ葉…数本
  • 焼のり…適量
  • 餅…4個
  • ゆずの皮…適量

【A】

  • 酒…大さじ4
  • みりん…大さじ1
  • 醤油…大さじ2
  • 砂糖…大さじ1

【B】

  • だし…600ml
  • 塩…少々

作り方①材料の下準備をする

長ねぎは5cm長さの細切りにします。

ゆずは上下を切り落とします。

縦に2箇所切れ目を入れて、みかんの皮をむくように剥きます。内側のわたをこそげとりますが、少しは残しておいた方がきれいなんだそうです。

包丁で長方形に成形し、「松葉」の飾り切りにします。

かまぼこは5mm幅に切って飾り切りにしましょう。

鶏もも肉は、気になる方は骨や皮の掃除をしてから、小さめのひと口大に切っておきます。

作り方②三つ葉の準備をする

三つ葉は、さっと茹で、色を保つため氷水に取ります。

水気を切り、2本ずつ揃えて「結び三つ葉」にしておきましょう。自宅の庭の三つ葉を利用したため、長さがまちまち。同じくらいの長さのものを2本ずつにまとめて結びました。

材料が揃うととても可愛くて気持ちが上がります。料理屋さんみたいだ。ゆずがちょっと大きかったかなぁ。

作り方③鶏肉を煮る

これが笠原家のお雑煮の最大のポイントとおっしゃっていましたが、鶏肉をちょっと煮て、鶏肉自体に甘辛い味をつけておくのだそうです。

鍋に鶏肉と【A】を入れ、中火で炒りつけます。箸でかき混ぜながら火が通るまで煮ておきましょう。

そのまま冷ましておきます。これを子どもたちがつまみ食いしては叱られるというのが笠原家大晦日の風物詩だったという微笑ましいエピソードを語っていらっしゃいました。

つまみ食い、大人でもしたくなるよね(しました)、という感じの鶏肉です。

作り方④だしを準備する

別の鍋に【B】を入れ、鶏の煮汁を大さじ2〜3加え、味見をして好みの味に調節します。餅が入ることを考えて、少し強めに味を入れました。結局大さじ4〜5くらい煮汁を入れたと思います。

そこに長ねぎを加えてさっと煮ておきましょう。

昆布とかつおで取っただし汁に、塩と鶏肉を煮た甘辛いスープが加わって、なんとも言えない深い味わいです。食べる瞬間のことを想像して気持ちが盛り上がって参りました!

作り方⑤仕上げる

お椀に焼いた餅、鶏肉、かまぼこ、三つ葉、ゆずの皮、長ねぎを入れ、おだしを注ぎます。焼のりを添えたら完成です。

笠原さんの盛り付けをじっくり観察。まずは餅と鶏肉を上の画像のように配置。

他の具材はこんな感じに置いていらしたような。プロの技とは随分違う気もしますが。

いかがでしょう。かなり本格的でお店っぽい仕上がりです!

完成度の高さに驚愕

ふわぁ。ひと口おだしを飲んで、深いため息が出ました。これはすさまじく最高です。自分で作っておきながら、思わずうっとり。

ゆずの香りがふわりと立ち込める中、カリッと焼いたお餅をかじり、甘辛く煮た鶏肉のふんわりとした味を楽しみ、またおだしをすすります。

かまぼこの食感も味もごちそうだし、三つ葉の香りが口中で重なる中、またお餅をもぐもぐして、至福。

あまりに慌てて食べたので、海苔を添えるのをすっかり失念してしまいました。これは大不覚。

心も身体もあったまるよ

遅くに疲れて帰ってきた娘夫婦は、あまりお腹は空いてないと言っていたのですが、すごーく上手に出来たお雑煮を食べるかい?と聞いたら、ふんわりと嬉しそうな顔になりました。

そして揃って深々と唸りながら、しみじみ味わってくれました。幸せそうに食べている二人の顔を見ながら、やっぱり日本人のDNAには、こういう味が刻み込まれているのだなぁと考えたりもしました。

さすが、笠原家のお雑煮は、すごかった。料理を生業となさっているご家庭の味の一端に触れることができて、とても勉強になったし、とても嬉しかったです。

自分の作ったもので、大事な人たちに心と身体をゆるめてもらえる喜びみたいなものまでいただいてしまいました。

我が家のお雑煮を模索なさっている方も、そうでない方も、ぜひ一度作って食べてみてくださいね。感動ですよー。

協力/「【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道」さん

この記事を書いた人
丁寧な暮らしを心掛ける、料理が得意なライター
やまだかほる

効率的な家事とシンプルで心地いい空間作りにこだわり、美味しいものを作り、食べさせてもらうことに情熱を注いでいます。小さなアパレルブランドを長く経営した経歴ゆえ、ファッションと洋服にもこだわりあり。昨年還暦を迎えました。どこまでも楽しく笑って生きていくのだ!

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