【その食パン、もう絶対食べないで!】「焼いてもアウト!?」管理栄養士がゾッとする警告→「これ毎朝やってた…」

  • 2025年10月13日公開

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こんにちは。朝はパン派の管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。

食パンを食べようとふと袋を見ると、期限が昨日まで。「まぁ、焼くからいいでしょ」と食べてしまったことはありませんか?

実は思わぬリスクが潜んでいるかも……。

今回は、期限切れの食パンは食べてもいいのか、そしてムダにしない保存のコツをお伝えします。

焼いてもアウト!?期限切れパンの恐怖

期限切れの食パンを焼いて食べるのはアウト!運が悪ければ、食中毒を起こしてしまうかもしれません。

スナック菓子やカップ麺なら少し過ぎても食べられますよね。でも、食パンの袋に書かれているのは「賞味期限」ではなく「消費期限」。

「この日までなら安全に食べられますよ」という期限なんです。

食パンはカビや菌が増えやすく、意外とデリケートな食べ物。

焼いて熱を通せば菌は死ぬはず!と思いたいところですが、なかには100℃以上の熱でも生き残る強い菌もいます。

しかもカビから出る毒素は、家庭用のトースターでは太刀打ちできないくらい強敵。なんと、100〜210℃で加熱しても死なないんです。

見た目が大丈夫そうでも、期限が切れてしまったものは潔く処分しましょう。

出典:東京都保健医療局「消費期限と賞味期限は、何が違うのでしょうか?」

出典:東京都保健医療局「カビ毒は調理で除去できる?」

「あの場所」で保存するとパッサパサに!?

「カビが生えるのは怖いから、とりあえず冷蔵庫に入れておこう」と思ったそこのあなた、ちょっと待って!実はそれ、食パンにとって最悪の環境なんです。

食パンに含まれるデンプンは、0〜5℃で急速にかたくなってしまいます。せっかくのふんわり感がなくなり、あっという間にパサパサに……。

また、パンはにおいを吸いやすい性質があります。キムチやニンニクなどの強いにおいが移って、せっかくの小麦の風味がわからなくなることも。

1〜2日で食べ切る場合は常温保存、無理そうな場合は冷凍庫で保存しましょう。

期限当日に冷凍は手遅れ!?

「食べきれないからとりあえず冷凍しよう!」と期限当日に慌てて冷凍庫につっこんでいませんか?

それも悪くはありませんが、より安全に食べたいなら、できるだけ早く冷凍保存するのがおすすめ。

というのも消費期限当日のパンは、すでに乾燥や劣化が始まっています。その状態のまま保存すると、パサパサで小麦の風味も失われてしまうんです。

だからこそ、食べきれないと分かったら早めに冷凍しましょう。

おいしさ長持ち!賢い食パン冷凍法

水分の蒸発を防いでおいしさをキープするためには、食パンを1枚ずつラップで包むのが基本。1枚ずつ包むのが面倒なら、食パンを2枚重ねて冷凍してもOKです。

重ねて冷凍するとくっつくことがあるかもしれませんが、隙間にナイフを差し込めば簡単にはがせます。また、間にラップをはさんでおくと、くっつかず取り出しやすくなりますよ。

ラップで包んだらチャック付き保存袋に入れて空気を抜き、しっかりと口を閉じて冷凍庫に移しましょう。

保存期間の目安は2週間。消費期限が分かるように日付を書いておいてくださいね。

ズボラ民大歓喜!ラップいらずの専用保存袋

正直、いちいちラップで包むのって面倒じゃないですか?

私はとにかくズボラなので、最近は100均の「抗菌アルミストックバッグ(食パン用)」に頼りっぱなしです。

食パンをラップで包まずそのまま入れるだけ。袋が分厚いアルミ素材でできているので、におい移りや乾燥を防げて、小麦の風味も失われません。

繰り返し使用できて便利ですよ。

食パンを安全に食べ切ろう

期限切れの食パンは、ちょっともったいないですが安全のためにも処分しましょう。

「食べきれないかも」と思った瞬間が冷凍のベストタイミング。正しく保存すれば、いつでもふわふわのトーストが楽しめますよ。

この記事を書いた人
おいしいと健康を両立させたい管理栄養士ライター
安達春香

趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!

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