夏バテ対策に!もずく・オクラ・なめこの「ヌメ活」で腸も肌も元気に!専門家が「注意すべき組み合わせ」を解説

  • 2025年07月26日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部です。

暑くなってくると、さっぱりしたものが食べたくなりますよね。そんなときに頼りになるのが、ツルッと、ネバッとした“ヌメヌメ食材”!

もずくやオクラ、なめこ、めかぶ、山芋などは、のどごしがよく、火を使わずに調理できるものも多いため、夏バテ気味の体にぴったりです。

でも「実際どんな効果があるの?」と聞かれると……筆者は正直、全然答えられません(涙)。

今回はそんなヌメヌメ食材を日常に取り入れる「ヌメ活」について、専門家にじっくり教えてもらいました!

そもそも「ヌメ活」とは?

そもそも「ヌメ活」とは、九州大学発の新しい健康習慣で、もずく、オクラ、とろろ、なめこ、めかぶなど「ヌメヌメした食材」を日々の食事に取り入れることです。

これらの食材の中でも、もずくなどに含まれるフコイダン(免疫賦活やアレルギー緩和に寄与)には、腸内環境の改善、免疫力の向上、抗炎症作用、代謝促進といった総合的な健康効果が科学的根拠に基づき期待されています。

スーパーやコンビニで手に入れやすい食材が多いため、簡単に食卓に取り入れることができます!

教えてくれたのは、九州大学大学院の教授・准教授

  • (写真左)九州大学大学院 農学研究院 食品免疫機能分析学寄附講座 教授 広瀬直人氏
  • (写真右)九州大学大学院 農学研究院 食品免疫機能分析 学寄附講座 准教授 宮﨑義之氏

広瀬氏は、2024年4月より、ヴェントゥーノ社が九州大学に持つ寄附講座にて、共同で幅広い食品の免疫機能に関する研究を実施しています。

宮﨑氏は、国内で初期からフコイダンの研究に携わり、ヴェントゥーノ社と共同でフコイダンの免疫機能に関する研究を実施しています。

ヌメヌメ食材と一緒に、これ食べるの要注意!?

Q. ヌメヌメした食材で「○○と一緒に食べると栄養の吸収が下がる」など、推奨しない組み合わせはありますか?

完全に「組み合わせてはいけない」というものはないものの、注意したほうがいい組み合わせはあります。

強い酸性食材との組み合わせ

糖たんぱく質やフコイダンなどの粘性成分は、強い酸性下では構造が変化して粘りが弱まることがあります。

例えば、「もずく酢」に「大量のレモン汁」をかけると、粘りが減少する可能性があります。少量の酸味はむしろ消化促進にいいですが、強すぎる酸には注意。

強いアルカリ性・酵素系食品(例:生パイナップル、大根おろし)との組み合わせ

とくに山芋やとろろに含まれる糖たんぱく質は、酵素の影響で変質しやすい場合があります。少量であれば問題ないですが、すりおろした果実などと混ぜすぎるのは避けた方が無難です。

オクラ・なめこ・山芋などは高温加熱(特に炒めすぎ・揚げすぎ)

糖たんぱく質などのヌメ成分は熱に弱いものもあり、炒めすぎ、焼きすぎ、揚げすぎると粘りや栄養が減少します。

軽く加熱(茹で・蒸し)や、生食・後がけがおすすめです。

夏バテ対策におすすめのレシピ

お二人に、夏バテにおすすめの食べ方を聞いてみたところ、長芋 × 梅干しがいいとのこと。

長芋に含まれる「ジアスターゼ」が消化を促進。「マンナン」が免疫サポートに適しています。 梅干しに含まれる「クエン酸」が疲労回復と食欲増進に効果的です!(宮崎氏、広瀬氏)

そこでヨムーノで大ヒットした、和田明日香さんレシピ『長芋と梅の海苔和え』を紹介します。ヨムーノライターのきなこさんが再現してくれました。

  

『長芋と梅の海苔和え』の材料

  • 長芋…1/3本
  • 梅干し…2個
  • 海苔…1枚
  • しょうゆ…小さじ2

材料は調味料を含めてたったの4つ。 しかも火も使わずにできるので、暑い日にはもってこいのメニューです。

作り方【1】長芋は皮をむき、かたいもので叩き崩す。

まな板の汚れや、長芋の飛び散りを防ぐため、筆者はビニール袋に入れて叩きました。

今回はめんぼうを使用しましたが、空き瓶などでも◎。

長芋は若干固さもあるため、思ったより強めに叩いてもよさそうです。

作り方【2】①の長芋をボウルに入れ、手でちぎった梅干しを入れる。

作り方【3】しょうゆを入れてよく混ぜ合わせる。

作り方【4】海苔をちぎり入れて混ぜたら完成。

難しいことは一切なく、あっという間に完成です。

手軽に作れる夏のおかずとしてぜひ試してみてください。

食べ合わせは、知っておくとタメになる!

今回は「ヌメ活」について、専門家にじっくり教えてもらいました!

筆者はレモン大好き人間なので、もずく酢に当たり前のように追いレモンをしていました。

しかし「もずく酢に大量のレモン汁は注意が必要」という事実を知り、動揺を隠せません。

さっぱり感UPを狙って、ヌメヌメ食材に大根おろしまで加えそうになっていたので、やる前に気づけて本当によかったです!

今回の記事を参考に、正しい「ヌメ活」を始めてみてくださいね。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

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