【笠原将弘さんレシピ】玉ねぎ×りんご×はちみつで極旨!プロの「しょうが焼き」の作り方
- 2025年04月28日更新

こんにちは!豚肉の定番料理と言われて思い浮かぶのは、とんかつとしょうが焼き。ヨムーノライターのやまだかほるです。
しょうが焼きって、どのご家庭でも定番おかずだと思うのですけれど、作り方はきっと千差万別。
我が家ではなんとなく、しょうが焼き用の豚肉を炒め、火が通ったあたりですりおろしたしょうが、しょうゆ、砂糖かみりんを入れて作ったたれをかけて炒めつけるという感じで作っています。
それでもまぁまぁと思っていたのですが、料理人・笠原将弘さんの本の中にあったしょうが焼きに目が釘付けになりました。
“ご飯が止まらなくなる、絶妙な甘辛味”というコピーが、まさにそうでしょうね、という写真の上にのっていて、「玉ねぎたっぷりのしょうが焼き」というタイトルにも心撃ち抜かれます。
これ、絶対作りたい!ということで今日のおかずはこちらに決定。
わかりやすい肉の取説本
『笠原将弘「賛否両論」最高の肉おかず』(宝島社)は、日本料理店「賛否両論」店主でもある、料理人・笠原将弘さんの本です。
肉の下ごしらえの方法や肉を扱う際のテクニックなど、ヒントになる記述がそこここにあり、さらっと読むのはもったいない、じっくり目を通して実践したいコツが満載の書籍。
鶏肉料理が15種類、豚肉と牛肉は14種類ずつ、ひき肉料理12種類のバラエティに富んだ料理とは別に、イチ押し肉レシピというのが5種紹介されていて、このしょうが焼きはその5つのうちのひとつなんです。
わくわくしてきましたよ。早速作り方をレポートしていきたいと思います。
笠原将弘さん「玉ねぎたっぷりのしょうが焼き」の作り方
材料(2人分)
- 豚薄切り肉(しょうが焼き用)…6枚
- 玉ねぎ…1/2個
- サラダ油…大さじ2
- 一味とうがらし…少々
- キャベツ(せん切り)…適量
- トマト(くし形切り)…1/2個分
【たれ】
- 酒・醤油・みりん…各大さじ2
- りんごのすりおろし…大さじ1
- はちみつ…大さじ1
- しょうがのすりおろし…小さじ1
たれにりんごのすりおろしやはちみつを入れるのですね。どんな味に仕上がるのか楽しみ楽しみ。
作り方①野菜を切る
キャベツはせん切りに、トマトはくし型に切っておきましょう。
玉ねぎは薄切りにします。
作り方②豚肉に下味をつける
ボウルに【たれ】の材料を合わせ、豚肉を入れて手でもみ込み、10分ほどおいて下味をつけておきます。
作り方③玉ねぎと豚肉を炒める
フライパンにサラダ油を熱して玉ねぎを入れ、しんなりするまで中火で炒めます。
豚肉をたれごと加え、肉を広げながら焼いていきます。
作り方④焼きつける
火力をあげ、強火でたれを煮詰めながら、両面に焼き色をつけます。しっかり煮詰めるとたれと玉ねぎが一体となり、味が深まるそうです。たれの量が結構あるので、この工程には意外と時間がかかりました。
いかにも簡単に焦げそうなたれなので、ちょうどいいタイミングを見計らうのがポイントですね。
一味とうがらしをふって器に盛り、キャベツとトマトを添えて完成です。
匂いと見た目がもうっ!
ほんのり焦げ目がついた豚肉の、やわらかそうな質感。期待通りの照りと匂いに思わず写真を撮るのを忘れて食べるところでした。危ない危ない。
りんごとはちみつ♪(このフレーズどこかで聞いたような)が豚肉をやわらかくしてくれるうえに、玉ねぎと一緒に焼くことで、さらに甘みやコクをプラスする、という作戦のレシピです。
すりおろしたりんごとしょうが、そしてとろとろになった玉ねぎが、たれを吸い込んで全体にまとわりつく役目を上手に果たしているように見えます。
口に入れた瞬間の最初の印象は「甘い!」。はちみつやりんごが入っているとはいえ、想像以上のパンチのある甘さ。
これが定食屋で出てきたら、名物料理と言われて納得し、そしてあれが食べたい、と何度も通うことになりそうな味です。
濃い味の肉とせん切りキャベツをたっぷり一緒に口に入れ、ご飯をほお張り、合間にトマトで一旦休憩し、また肉に戻ります。はぁ、幸せ。これを作る時には白ご飯を準備するのを絶対に忘れちゃだめ!
一味違う定番おかず
いつもの定番料理が特別なご馳走に、ぐっと格上げされてしまった。たれにひと手間とひと工夫、そして玉ねぎを一緒に炒めること、とても勉強になりました。今度からしょうが焼きはこの方法で作ろうっと。
少し使うだけのために今とても高価なフルーツ(今回は1個300円でした)になっているりんごを買うのは悩ましいけれど、貰いものがあったり、持て余している古いりんごがあったら作りやすいですね。
せん切りキャベツも張り切ってたっぷり準備して、お味噌汁を添えたら、食堂の定食っぽい演出に気分が盛り上がります。
皆様もぜひ、この作り方のしょうが焼き、試してみてください。
©『笠原将弘「賛否両論」 最高の肉おかず』(宝島社)

効率的な家事とシンプルで心地いい空間作りにこだわり、美味しいものを作り、食べさせてもらうことに情熱を注いでいます。小さなアパレルブランドを長く経営した経歴ゆえ、ファッションと洋服にもこだわりあり。昨年還暦を迎えました。どこまでも楽しく笑って生きていくのだ!
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