【スーパーのイカ刺身、醤油つけないで!?】"元水産庁"が教える「劇的にウマくなる」食べ方!予想以上の相性
- 2025年03月22日公開
こんにちは、幼少期の好きな食べ物はイカそうめん、ヨムーノライターの井野真利子です。
刺身や煮付けなど、幅広い調理法で楽しめる「イカ」。とはいえ、イカを使ったレシピのレパートリーがあまりないという方も多いのではないでしょうか?
今回は、居酒屋メニューでも大人気!イカと納豆を使った、あの料理のレシピをご紹介しますよ。
ウエカツさんの書籍『ウエカツの目からウロコの魚料理』とは

今回参考にしたのは、元漁師・元水産庁職員という異色の経歴を持つ、上田勝彦さんの書籍『ウエカツの目からウロコの魚料理』。
魚の旬や選び方、下処理のコツから、こだわりの47レシピまで幅広く紹介されている、魚をもっと身近に感じられる一冊です。
さらに、目からウロコ!と言いたくなるような、意外と知らない調理の「しくみ」も多数掲載。基礎を押さえながら、魚料理のレパートリーを広げたい方にもぴったりですよ。
今回は、そんな本の中から「イカ納豆」のレシピに挑戦してみました。
ウエカツさん「イカ納豆」の作り方

材料(3人分)
- イカ…1パイ
- ひきわり納豆…2パック
- 長ねぎ…1/2本
- カイワレ…1/2把
- 醤油…大さじ2
- 和がらし…親指くらい
丸ごとのイカが見つけられなかったので、刺身用の柵を用意しました。ヤリイカがおすすめだそうですが、スルメイカやケンサキイカを細く切ってもOK!
作り方①イカを切る

イカの皮を剥いて、包丁の先を使って細く切りましょう。イカの繊維は横方向なので、先に5cm幅で横に切り、次に縦に切ってください。
作り方②長ねぎを切る

長ねぎの芯を取り除き、輪切りにしましょう。
作り方③イカと長ねぎ、調味料を混ぜる

ボウルに醤油と和がらしを溶き入れ、イカと長ねぎを加えてよく混ぜます。
作り方④納豆とカイワレを和える

納豆を加えて混ぜ、仕上げにざく切りにしたカイワレを和えたら完成です。
今回は、カイワレを根元だけ切って和えてみました。
和がらしの風味が鼻を抜ける!「イカ納豆」を食べてみた

スタンバイOK!!これは、完璧なおつまみです。
イカのねっとりとした甘みと納豆のまろやかな旨みが絶妙にマッチ。そこに和がらしの爽やかな辛みがアクセントになり、全体の味わいが見事に引き締まります。
一口目を食べた瞬間のことなのですが、和がらしの辛さを見くびっていたせいで、鼻をぶん殴られたかと思いました。
涙目でググると、和がらしは洋がらし(一般的なからしはこちら)より、辛味も風味も強めなのだとか。
そして「和がらしの量は親指くらい」とのことですが、何を隠そう私は手が大きめ。和がらしの量を、自分の親指サイズに合わせたのが原因でしょう。
辛いものが苦手な方(と、親指が大きい方)は、注意してくださいね!

ひきわり納豆は細かく砕かれているので、大粒のものに比べると食感の主張が控えめ。
そのため、イカのやわらかさやカイワレと長ねぎのシャキシャキ食感を引き立てつつ、一体感のある味わいに仕上がります。
また、見た目には目立ちにくいのですが、良い仕事をしているのが長ねぎです。
食感のアクセントになっているだけでなく、長ねぎにしか出せないあの風味がプラスされることで、奥行きが増しています。
「イカ納豆」の簡単アレンジ2品
せっかくなのでイカ納豆を使って、オリジナルでアレンジしてみました!

まずはイカ納豆のスパゲティにアレンジしてみました。バターとめんつゆを絡めたスパゲティに、イカ納豆とうずらの卵をトッピング。
バターのまろやかな風味と和がらしの爽やかな辛みは、予想以上に相性が良く、後で食べようと取り分けておいた分もぺろっと食べてしまいました。
納豆のネバネバのおかげで、パスタにもよく味が絡んでいます。これは、自信を持っておすすめしたい一品です!

続いて、イカ納豆巻きにしてみました。
酢飯とイカ納豆、大葉を海苔で巻いたら、完成!
旨みたっぷりのイカ納豆に、酢飯の爽やかな酸味と海苔の香ばしさが加わった、クセになる味わいの一品です。シンプルゆえに、納豆の粘りとイカの甘みを存分に楽しめます。
普通の巻き寿司のように巻き簾でギュッと押さえると、形が崩れたりイカ納豆がはみ出たりするので、気持ち優しめに巻いてくださいね。
魚のプロが伝授する一品はリピート必至!
火を使わずに作れる簡単イカ納豆は、またすぐに食べたくなるやみつきの味わいでした。
居酒屋のメニューで見かけても、シェアして食べにくい……(イカ納豆最大のデメリット)と敬遠している方も、おうちなら思い切り食べられるので、ぜひ挑戦してみてくださいね!
手間取らない快適な暮らしをテーマに生きる、一人暮らし歴18年目のWebライターです。趣味は料理と旅行とお酒!丁寧に暮らすのがちょっぴり苦手ですが、ズボラならではの視点で生活に役立つあれこれを紹介します。
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