キャベツ高っ(泣)→【“小松菜”が狙い目だったー!】"市場のプロ"が明かす「価格安定」と「目からウロコの食べ方」なるほど

  • 2025年01月22日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

2025年冬、野菜の価格が高騰していますね。少し前まで108円ほどで買えていた野菜が、200〜300円台なんてのもザラ。夕飯は鍋にしようと思っていたのに、今日はやめておこうかな……なんて日もありますよね。

その原因として挙げられているのが、2024年夏の猛暑や長期間にわたって各地に大雨の被害をもたらした台風です。

9月以降も続いた猛暑の影響で、通常9月に生育する野菜が育てられなかったこともあり、今後も引き続き野菜の価格高騰が見込まれているそう(泣)。

そこで、比較的価格が安定している「買うべき野菜」を、大田市場で仲卸業を営む、野菜の目利きのプロに伺いました!

比較的価格が安定しているのは「小松菜」

教えてくれたのは……野菜の目利きのプロ、本多諭(ほんださとし)さん。 

大田市場で野菜の仲卸業を70年以上営む、家業の株式会社大治(だいはる)に入社。平成28年に代表取締役社長に就任。

青果物の流通のプロとして産地の開拓など「質の良い野菜」にこだわり、旬野菜やトレンド野菜についても広い知見の持ち主。野菜の目利きのプロとしてメディア取材も多数経験。

“小松菜”がプロの推し野菜のワケ

小松菜の旬は9月~12月といわれていますが、実は年間を通じて収穫でき、安定して流通しているため価格面でも栄養面でも優秀な野菜です。台風で多くの葉物野菜がダメージを受け、軒並み価格高騰中ですので、葉物野菜は小松菜を食卓に取り入れることをおすすめします。(本多さん)

「おいしい小松菜」の見極め方

本多さんに、おいしい小松菜の見極め方を聞いてみました!

葉の緑色が濃く、鮮やかで、葉そのものが肉厚でみずみずしくピンと張っているもの、茎が太くてしっかりしているものを選びましょう。(本多さん)

葉脈が発達しすぎていると歯ざわりが悪いので、できるだけやわらかいものがよいです。根がしっかりと長いものは生育のよいものです。(本多さん)

まさか茎や葉以外もチェックポイントがあったとは……もし“根っこ”がついている商品があればそこにも注目してみましょう。

おすすめの食べ方はサラダ!

小松菜はシュウ酸が少ないのでえぐみもなく、さらに生のままだとビタミン類などの栄養価をまるごととることができます。また、火を使わずに時短になるので忙しいときにも重宝します。小松菜の生のしゃきしゃき食感をぜひ楽しんでください。(本多さん)

なんと、おすすめ時短レシピは、生のまま丸ごと!

「生で食べたことない」という方も多いのではないでしょうか。

次に、初めてでも挑戦しやすい小松菜を使ったサラダをご紹介します。

小松菜レシピ「小松菜とぶなしめじと油揚げのサラダ」

画像提供:キユーピーサラダファーストプロジェクト

材料(2人分)

  • 小松菜…3株(100g)
  • ぶなしめじ…1/2 パック(51g)
  • 油揚げ …2枚(40g)
  • キユーピー 深煎りごまドレッシング…適量

作り方

  1. 小松菜は葉と茎に分け、葉は小さめのざく切りにし、茎は2cm幅に切る。

  2. ぶなしめじは石づきを取り、小房に分ける。油揚げは縦半分に切り、1cm幅に切る。

  3. フライパンに油をひかずに熱し、②をこんがりと焼く。

  4. 器に①を敷き、③を盛りつけ、ごまドレッシングをかける。

小松菜は火を通して食べるものだと思い込んでいましたが、生のままでOKだなんて目からウロコです。

ぜひ、選び方とレシピを参考に、今年の小松菜を一層美味しく食べましょう!

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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