【やってはいけない!バナナの置き方】"農学部出身"の注意に→「ずっと反対だった...」長持ち保存法も
- 2025年01月30日更新

農学部出身、大学・大学院ともに果物の研究をしていた、ヨムーノライターのなべたけいこです。
年中お手頃価格で手に入り、子どもから大人にまで親しまれているバナナ。実は、日本の家庭で一番購入されている果物なんです。
おいしいだけでなく、ビタミンやカリウム、食物繊維などの栄養が含まれているのが特徴。普段の食事やおやつに食べている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、食卓になじみの深いバナナについて、特徴や選び方、保存方法についてご紹介します。
バナナの特徴
まずは、日本で食べられているバナナの特徴についてご紹介します。
輸入されるバナナは全て緑色
フィリピンやエクアドル、台湾などで栽培されたバナナは、全て緑色の"熟す前の状態"で収穫されます。これは果実につく害虫を日本に持ち込まないためです。
産地から日本へは、船で数週間から1ヶ月程かけて輸送されます。日本に到着したバナナは害虫の有無を確認後、エチレンガスをかけて追熟処理をして黄色く色づけされます。
バナナの品種
日本で食べられているほとんどのバナナは、キャベンディッシュという品種です。
キャベンディッシュ種は、なめらかな食感とさっぱりとした味が特徴。特に標高の高い地域で栽培されたものは甘みが強く、人気があります。
ごくまれに見かける小ぶりなサイズは、モンキーバナナと呼ばれるセニョリータ種。甘くて味が濃く、もっちりとした食感が味わえます。
最近の日本ではあまり見かけなくなりましたが、東南アジアなどの旅先で見つけたら是非食べてみてくださいね。
こんな陳列は注意!?バナナの選び方
▲良くない置き方「カーブの部分が下についている」バナナ
店頭で購入するときのポイントは傷。果肉がやわらかいため、皮に傷がつくと黒くなりやすく、そこから傷みが広がります。
特に確認しておきたいのが陳列時の置き方。バナナのカーブの部分を下にして置いておくと、接地面に傷がつきやすくなります。
▲理想の置き方
カーブの部分に傷がないものを選びましょう。
家庭での保管方法
買ってきたバナナがまだ少し緑がかっている場合は、家庭で黄色くさせることができますよ。ここでは、基本の保管方法についてご紹介します。
真夏以外は常温で!置き方にも気を付けて
バナナの理想の保管温度は14〜20℃といわれているため、夏以外は常温で保管し、夏場は冷蔵庫の中でも比較的温度が高い野菜室で保管しましょう。
果実の重みで皮に傷がつき、果肉も傷んでしまうので、バナナのカーブが上になるようにヘタとおしりの部分を下側にして置きましょう。
取り扱う時に最も重要なのは、傷をつけないこと。バナナスタンドにつるしておくと長く保存できますよ。
食べごろの目安は「皮の斑点」
皮に斑点(シュガースポット)が出たら、食べごろになったサイン。果肉の糖度も増し、やわらかくなっているので、できるだけ早く食べましょう。
冷蔵庫に入れると「バナナが風邪をひく」
暖かい国の作物は、冷蔵庫に入れると低温障害が出やすく、バナナの場合は皮が真っ黒に。「バナナが風邪をひく」と言われることもあります。
冷蔵庫に入れて皮が黒くなっても、中身自体に影響はなく、美味しく食べられますよ。
おすすめの食べ方
すぐに食べない場合は、長期間保存できる冷凍保存がおすすめです。
皮を剥いてラップにくるんで冷凍しておけば、冷凍バナナとしてそのままおやつに食べられ、スムージーやスイーツなどに使うときにも便利ですよ。
また、バナナは熱を加えると甘くやわらかくなるので、「焼きバナナ」もおすすめです。 皮を剥いてフライパンに入れ、砂糖とバターを加えてソテーするだけで、簡単で美味しいデザートができますよ。
バナナをもっと楽しもう
今回は、バナナの特徴と選び方、保存方法についてご紹介しました。
店頭での選び方や保存方法を少し工夫すれば、より美味しく食べることができます。食卓に欠かせない存在のバナナを今以上に楽しむヒントになれば嬉しいです。

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