「なんとなく安いりんごを買う」←コレ、もったいない!【スーパー青果部】が教える「あなたに合うりんご」3選

  • 2024年09月12日更新

こんにちは!八百屋歴10年目、くふうLive!ライターの青髪のテツです。

りんごは年中出回っている果物なので、いつが旬なのかわからなくなっている方が多いと思いますが、これから秋冬が旬の果物なんです。りんごはうちのお店で1日に1,000個以上売れる日もあるほど、人気の果物です。

しかし、「結局どの品種がおいしいのかわからないから、買うのを躊躇してしまう」「とりあえず安いのを買う」などとお客さんから聞いたことがあります。

今回はそんな方のために「りんごの品種別特徴」を紹介します。自分の好きな品種はどれか、今年から見極められるようにしましょう!

迷ったらコレ!最も万人ウケする「早生ふじ」

10月中旬~11月どのりんごを買うか迷ったら、一番無難な品種は早生ふじです。

というのも、早生ふじは「この時期に食べられるふじりんご」と言って良いからです。ふじりんごはりんごの代表的な品種で、食味が良く最も人気のある品種です。

早生ふじはふじりんごの枝代わり品種で、ふじりんごよりも1ヶ月早く収穫することができるという特徴があります。

食味はふじりんごと同じように、甘味と酸味のバランスがとてもよく、シャキシャキとした食感で果汁が多いという特徴があります。この時期手に入りやすい品種の中で、最も万人受けするりんごでしょう。

出回り時期:9月〜11月
甘さ:★★★★( 4 / 5 )
食感:シャキシャキ
日持ち:1週間ほど
主な産地:青森県

甘いのが好きな方は「トキりんご」

この時期甘いりんごを食べたいと思ったら、トキりんごをおすすめします。

トキりんごは甘味が強く酸味が弱いので、酸っぱい果物が苦手な方は、トキりんごを選んだら良いのではないかと思います。

王林ほどではないですが、王林のような香りがあるのでトキりんごを買ったときは、香りも楽しんで頂けると嬉しいです。

出回り時期:10月上旬〜11月上旬
甘さ:★★★★★( 5 / 5 )
食感:シャキシャキ
日持ち:1週間ほど
主な産地:青森県

甘み+酸味もしっかり「秋映りんご」

りんご売り場で「この赤黒いりんごはなんだろう?」と思ったことがある方も多くいるのではないでしょうか?

赤黒い果皮が特徴的な秋映りんごは見た目に反しておいしいりんごなんです。甘味と酸味のバランスが良く…というより酸味が結構強めです。

最近の果物は糖度合戦のようになっていて、新品種はもれなく糖度が高いというような流れになっていますが、秋映りんごは甘いだけでなく酸味もしっかりとあります。

なので「甘いだけの果物にはいい加減飽きてきた」という方が一定数おられますが、秋映りんごはそんな方にこそ最もおすすめしたいりんごです。

シャキシャキとした食感で果汁も多く魅力的なので、この時期私が最も食べるりんごでもあります。気になる方は試してみてくださいね。

出回り時期:9月下旬〜10月中旬
甘さ:★★★★( 4 / 5 )
食感:シャキシャキ
日持ち:1週間ほど
主な産地:長野県

秋のりんごを楽しんでください

今回は「りんごの品種別特徴」について紹介しました。

ぜひこの記事を参考にして、今年は値段だけでなくご自身の好きなタイプのりんごを選んで頂けると嬉しいです。

この記事を書いた人
野菜のプロ
青髪のテツ

スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。

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