鶏むね肉を柔らかくする【下準備・切り方3つ】もうパサパサしない

  • 2024年01月30日公開

こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターの戸田綾子です!

精肉店やスーパーで鶏肉売り場を見ていると、鶏むね肉って安くて魅力的!と思ったことありますよね。私もそのうちの1人です。

ただ、鶏むね肉ならでは『パサつき感』や『噛み切りにくさ』が気になるのも事実。特に子どもがいる家庭では「鶏むね肉だと子どもが食べたがらない......」という声もあることでしょう。

ここでは、安くてコスパが抜群だけど、ちょっと悩みがある鶏むね肉が「パサつかない解決策」と「柔らかくする切り方のコツ」を紹介していきます。ぜひ、日々の調理の参考に役立ててくださいね。

鶏むね肉を調理すると、なぜパサつくの?

脂肪量が少ない

鶏むね肉は他の肉類や部位と比較して、脂肪量が少ないのが特徴です。ダイエットの観点から「高たんぱく、低脂肪な食材」として好まれる傾向もありますが、かたくなりやすいというデメリットは拭いきれません。

水分量が多い

また鶏むね肉は、水分量が多いのも特徴です。そのため加熱調理をする工程で水分が蒸発しやすく、結果としてパサつきやすくなってしまうのです。

鶏むね肉「かたくなる問題」の解決策

フォークで穴を開けて、酒と塩をもみ込む

加熱前に鶏むね肉にフォークなどで数か所穴を開けてから、酒と塩をもみ込み、冷蔵庫で15分程度置いておきましょう。ビニール袋などに入れて、しっかりと揉み込むことがポイントです。

分量(目安)

鶏むね肉2枚に対して、酒大さじ4・塩大さじ1/2程度

片栗粉を薄くまぶす

鶏むね肉に片栗粉を薄くまぶしてから、加熱しましょう。鶏むね肉がコーティングされるぶん、水分が蒸発しにくくなり、パサつく問題を解決できます♪

鶏むね肉を「柔らかくする」切り方のコツ

鶏むね肉は、切り方を工夫するだけでも、柔らかくすることができます!

ここでは手順ごとに「柔らかくする切り方のコツ」を紹介します。

①鶏むね肉の「繊維の向き」を確認

まず初めに、鶏むね肉の繊維の向きを確認しましょう。1枚の鶏むね肉をよく見てみると、繊維の向きがさまざまな方向に向いているのが分かると思います。

ここで方向を見間違えてしまうと、この作業全体が無駄になってしまうので、明るく見やすい場所できちんと確認することが大切です。

また、鶏むね肉の表面に水分がついていると繊維の向きが判断しにくいため、その際はキッチンペーパーなどを使い、軽く水分を拭き取りましょう。

②「同じ繊維の向き」ごとにパーツを切り分ける

繊維の向きごとに1枚の鶏むね肉を切り分けていきます。この段階では、鶏むね肉をぶつ切りで切り分けてしまって問題ありません。

③繊維を断つように「そぎ切り」にする

それぞれの繊維を断つように薄く切っていきます。すでに切り分け作業をしているので、スムーズに切ることができますね。

鶏むね肉を切る際には、そぎ切りがおすすめです。繊維を断つように切るだけでも十分に柔らかくするポイントにはなりますが、そぎ切りで薄く切ることで、さらに鶏むね肉を柔らかくすることができます。

さらに、火の通りが早くなったり、味染みがよくなったりと、一石二鳥以上の利点を期待することができます♪

注意点

加熱作業の前に鶏むね肉の温度をあまり上げたくないので、手でベタベタ触りすぎずになるべく迅速に作業を進めるように心掛けましょう。

安い鶏むね肉をしっとり柔らかくして美味しく食べよう♪

「鶏むね肉を柔らかく調理する切り方のコツ」は、いかがでしたか?鶏むね肉の最大の魅力は、なんといってもお安く購入できるということ!

少しの工夫で柔らかく美味しいお肉をリーズナブルに食べることができたら、とても嬉しいですよね。

紹介した下準備・切り方のコツをぜひ挑戦して、家計に優しく、かつ家族みんな喜ばれるお肉料理をマスターしちゃいましょう。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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