「お願いだから野菜室に入れないで」【白菜・ブロッコリーが長持ち!保存裏ワザ】スーパー青果部直伝

  • 2024年07月17日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

買い物してきた野菜をしまう時、すべて冷蔵庫の「野菜室」にそのまましまっていませんか?

実は、野菜は品目によって長持ちさせるための保存方法が異なります。 それぞれの最適な保存方法を知っておくことで、数倍も長持ちさせることができるんです。

今回は野菜のプロがすすめる「白菜とブロッコリーの正しい保存方法」をまとめました。

「野菜室に入れないで」スーパー青果部直伝【白菜が長持ち!保存裏ワザ】

まずは、ヨムーノライターのテツさんが、「長持ちする白菜の保存方法」を紹介してくれました。

「丸ごと1玉白菜」が長持ち!正しい保存方法

長持ちさせる方法①乾燥を防ぐ

白菜は90%以上が水分なので、とても乾燥に弱い野菜です。乾燥するとすぐにしなびて傷んでくるので、対策として穴なしのビニール袋に入れて封をするか、キッチンペーパーや新聞紙でくるんであげましょう。

長持ちさせる方法②立てて保存

野菜は育った状態で保存すると長持ちする特徴があります。白菜も同じで、立てて保存することで鮮度をキープすることができます。

乾燥を防いで、立てて保存することで、寒い時期なら暖房が効いてない場所で2週間は持ちますよ。

「カット白菜」が長持ち!正しい保存方法

カット白菜を買ったら、野菜室に入れている方も多いのではないでしょうか。実は野菜室に入れるのは間違っているんです。

長持ちさせる方法①芯を取り除く

白菜は生命力が強く、たとえ1/2や1/4に切られても成長を続けます。  

芯の少し上に「成長点」と呼ばれるものがあり、葉から成長点に向けて水分や栄養を集めて成長するので、何もしないと可食部の味や栄養はどんどん落ちていきます。

そこで大事なのが、芯を取り除くこと!成長を止めることができるので長持ちします。白菜を買ってすぐ使わないときは冷蔵室に入れる前に芯を落としておきましょう。

長持ちさせる方法②チルドルームまたは冷蔵室で保存

白菜の最適保存温度は0~5℃。野菜室の温度は3~8℃なので、白菜にとって暖かすぎるんです。

冷蔵室やチルドルームでは0~5℃で管理できるので、密閉式保存袋に入れてチルドルームで保存がベストです。

冷蔵室にチルドルームがついていない方は冷蔵室に入れましょう。

カット白菜は丸ごと1玉の白菜に比べて長持ちはしません。早めに使い切りましょう。

長期保存なら冷凍室に入れるのもあり

白菜は冷凍保存もおすすめ。買ってきた白菜の葉を1枚ずつ剥がしたら水気をしっかり拭きとり、ザク切りや細切りに。

密閉式の保存容器や保存袋へ入れて、できるだけ空気に触れないようにして冷凍室へ入れればOK。

冷凍しておけば、1ヶ月程度はおいしく食べることができます。

冷凍白菜はシャキシャキ感が減り、シナっとした食感になるので炒めものや鍋物に入れるのは問題ないですが、サラダには向かないので注意してくださいね。

青果部直伝【ブロッコリーの意外な保存場所】「買って1週間後も激ウマ」

続いては、管理栄養士でヨムーノライターのmihoさんが、野菜のプロが教える「ブロッコリーの正しい保存方法」を紹介してくれました。

野菜のプロとして話題「青髪のテツ」さんのブロッコリー保存法

テツさんのツイートによると、ブロッコリーを野菜室で保存する場合、たったの1週間ほどしかもたないんだとか...!

今回は同じ日にブロッコリーを2つ購入し、一つは野菜室、もう一つはチルド室に入れて1週間保存しました。保存場所が違うだけで、見た目や味はどう変わるのか、早速比較開始です!

1週間後のブロッコリーを比較!色がかなり異なる

▲(写真左:野菜室で保存したブロッコリー、写真右:チルド室で保存したブロッコリー)

並べてみると違いが明らかですね。

野菜室で保存したブロッコリーは、全体が黄色っぽくなり、正直食べられなくなる一歩手前まで来ているといった印象。

一方、チルド室で保存したブロッコリーは、若干黄色みが出てきてはいますが、緑色の部分も多く、傷みも気になりません。

ブロッコリーを加熱して食べてみた!

▲(写真左:野菜室で保存したブロッコリー、写真右:チルド室で保存したブロッコリー)

次に、ひと口大に切ってからお湯で茹でてみました。

加熱後の見た目を比較すると、生の状態よりもさらに色味の違いがはっきり出ていますね。

「野菜室のブロッコリー」茹でただけではおいしくない

野菜室で1週間保存したブロッコリーを茹で、マヨネーズをかけてパクリ。

噛んでいくと、ブロッコリー本来の旨味や甘みがあまり感じられず、茹でただけではお世辞にもおいしいとは言えません(泣)。

しっかり炒めて濃い目の味付けをすれば、そこまで気にせずに食べられるかも...といった印象です。

「チルド室のブロッコリー」1週間後もみずみずしい

次にチルド室で1週間保存したブロッコリーも茹で、マヨネーズをかけて食べてみます。  

嚙むごとにブロッコリーの甘みもしっかり感じられ、みずみずしさも十分残っています。

普段の、買ってすぐに食べるブロッコリーと変わらない味で、とても購入してから7日経っているとは感じられません!シンプルな味付けでもおいしくいただくことができました。

正しい保存方法で美味しさ長持ち

白菜とブロッコリーの正しい保存方法をご紹介しました。

野菜に合った保存場所を使い分けることで、鮮度が長持ちして食品ロス削減にも役立ちます。ぜひ試してみて下さいね。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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