豆腐、もう切らないでーー！今までのなんだった...究極に美味しい「いろいろやらないマーボー豆腐」の作り方

こんにちは！マーボー豆腐は大好きだけれど、作るとなると肩に力が入ってしまうヨムーノライターのやまだかほるです（そんなことありません？）。

山椒で痺れるタイプも、唐辛子で泣くタイプも、辛味が強いものは苦手なので、食べたくなったら自分好みの辛さレベルで作るのですが、なんだかめんどくさいイメージがあります。

そんな中、辛味は後から好みで入れられそうだし、はるかに簡単に思えるレシピに出会いました。これは作ってみなくては。

いろいろやらないって何をやらないの？

それは料理研究家・和田明日香さんがNHK『きょうの料理』で紹介してくださった「いろいろやらないマーボー豆腐」です。

豆腐を切ったり、下ゆでをしたりといった手間を思いきって省いたマーボー豆腐。その味は、明日香さん自身も驚くほど本格的だったそうなので、期待大！です。

早速作り方をレポートしていきましょう。

和田明日香さん「いろいろやらないマーボー豆腐」の作り方

材料（4人分）

• 木綿豆腐…1丁（300g）
• 豚ひき肉…250g
• ねぎ（青い部分を含む/みじん切り）…大さじ3
• にんにく（みじん切り）…大さじ1
• しょうが （みじん切り）…大さじ1
• ごま油…小さじ1
• 粉山椒（お好みで）…適宜
• 豆板醤（お好みで）…適宜

【A】

• 水カップ…1/2
• みそ…大さじ2
• 酒…大さじ1
• みりん…大さじ1
• しょうゆ…大さじ1
• 片栗粉…小さじ1+1/2

香味野菜を刻むだけですが、材料の準備時点で包丁を使う作業が終了していることになります。

作り方①合わせ調味料を作る

【A】を混ぜ合わせておきます。これが味付けになる合わせ調味料で、これさえ出来ていれば、後は気が楽ですね。

作り方②豚肉を炒める

フライパンにひき肉を入れて中火にかけ、脂が出たら、ねぎ（青い部分は少し残しておく）、にんにく、しょうがを加えましょう。

作り方③豆腐を入れる

香りがたったら豆腐を切らずに加えていきます。どーんといきます。おおぉ、豪快。

豆腐を好みの大きさにくずし、Aをもう一度混ぜてから加えます。混ぜながら3〜4分間煮ていきましょう。

豆腐のくずし方はお好みで。大きさに差があっても楽しいので大丈夫なんだそうです。

作り方④仕上げ

火を止めてごま油小さじ1を回しかけ、器に盛って残しておいた青いねぎを散らしましょう。

好みで仕上げに粉ざんしょうや豆板醤を加えても良い、とのこと。辛味が欲しい方はここでガツっと入れてくださいね。

辛さの仕掛けは自由自在

え、これで完成？と思っているうちに完成です。わーい。とりあえず味見をしてみました。

合わせ調味料の中に入っている片栗粉のとろみで、肉と豆腐がいい具合にからんでいます。なるほど、かなり本格的ながら、素直で安心感のあるほっとする味です。

しみじみしてる場合じゃない！白いご飯と一緒に食べなくちゃダメじゃないかっ！と焦ってご飯にかけてまたひと口。攻撃的でないマーボー豆腐。するするガツガツいけてしまいます。

刺激が少し欲しくなったところで、山椒をぱらりとかけてみました。うんうん。これはこれでまた良き大人な味。あっという間に一膳のご飯が消えました。

後がけなら、一味唐辛子も良さそう。無限にいけそうで怖すぎる味。

白いご飯はたっぷりめにご準備ください

基本辛味は入らない、入れたい人は最後に入れるというレシピなので、子どもとでも一緒に食べられる優しい味わいのマーボー豆腐です。

大人だけで、がっつり辛いのが食べたい場合は最後に豆板醤か山椒や実山椒などをお好みで加えると良さそうです。

マーボー豆腐もあれこれさまよい続けましたが、これが暫定最終レシピとなりそうな予感がします。和田明日香さんのお料理への信頼感が、作るたびに日々増しております。

読んでたらマーボー豆腐食べたくなっちゃったそこのあなた、ぜひ一度お試しくださいね！