【ブロッコリー】美味しい「茹で方2選」水っぽくならない冷まし方も

  • 2021年03月30日更新

こんにちは!管理栄養士でヨムーノライターのmonchiです。

今が旬の「ブロッコリー」。レモンの約2倍のビタミンCが含まれるなど栄養価も高く、健康や美容を気遣う方には特に食べていただきたい野菜のひとつです。  

しかし、ブロッコリーを茹でたら水っぽくなったり、柔らかくなって美味しさが損なわれてしまった...という経験がある方も多いのではないでしょうか?

実はブロッコリーは【茹で方と冷まし方】によって、味が劇的に変わります。

今回は、ブロッコリーの美味しさをアップさせる「2種類の茹で方」と「水っぽくならない冷まし方」を試してみます。

ブロッコリーが水っぽくて味がないと感じたり、青臭くて苦手な方も、きっと食べやすくなるでしょう♪

ブロッコリーをホクホクさせたいなら【鍋で茹でる】

ブロッコリーをホクホク食感で味わいたいなら、鍋で茹でるのがおすすめ!
実際に、ブロッコリー1房を鍋で茹でていきます。

ブロッコリー茹で方①お湯を沸かし、塩を入れる

鍋にたっぷりお湯を入れて沸かし、水に対して0.5~1%を目安に塩を加えます。(※今回は1500mlのお湯に対して、大さじ1/2~1弱の塩を加えました。小ぶりのものなら大さじ1/2程度、かなり大きいものなら大さじ1強でもいいかもしれません)

ブロッコリー茹で方②2~3分茹でる

お湯の中に小房に分けたブロッコリーを入れ、2~3分茹でます。

ブロッコリー茹で方③自然に冷ます

茹で上がったらざるに取り、自然に冷まします。
※このとき、水をかけずに自然に冷ますことが仕上がりの水っぽさを防ぐ重要ポイントです。

鍋で茹でたブロッコリーは、ホクホク食感でサラダにおすすめ

たっぷりのお湯で茹でましたが、見た目には水っぽい感じがしませんよね。
花蕾の部分を食べると少し水が出てきました。それに対して、茎はホクホク食感で甘みが感じられました。

今回私が使用したブロッコリーは、やや小さめだったためか少し塩味が強く感じたので、鍋に入れる塩の分量は半分に減らしてもよかったと思いました。

青臭さはほぼ感じられなかったので、ブロッコリーの青臭さが苦手な方は食べやすいでしょう♪

これ以上加熱すると柔らかくなりすぎるため、シチューなどの煮込み料理に入れる場合は"食べる直前に入れる"のがおすすめです!

ブロッコリーをシャキシャキさせたいなら【フライパンで蒸し焼き】

ブロッコリーをシャキシャキ食感で味わいたいなら、フライパンで蒸し焼きするのがおすすめ!

実際にブロッコリー1房をフライパンで蒸していきます!

ブロッコリー蒸し方①フライパンにブロッコリーを入れて塩をふる

小房に分けたブロッコリーをフライパンに入れ、ひとつまみの塩をふりましょう。

ブロッコリー蒸し方②100mlの水を注ぐ

フライパンに水を100ml注ぎましょう。

ブロッコリー蒸し方③中火で蒸し焼きにする

フライパンにふたをし、中火で約4分蒸し焼きにしましょう。

使うフライパンの大きさによっては水分の蒸発が早く、4分だと固めに仕上がる場合があります。サラダなどそのまま食べる場合は、フライパンから上げる前に加熱具合を確認するとよいでしょう。

ブロッコリーをフライパンで蒸すと、シャキシャキ食感

見た目には鍋で茹でたブロッコリーと大差ありませんが、蒸し焼きしたブロッコリーは花蕾の部分が少しふっくらしているような気がします。

食べてみると花蕾の部分は少しシャキシャキし、茎もコリコリした食感が残っていました。

そのまま食べても甘みが感じられて美味しいですが、仕上がりは固めなので中華風あんかけやグラタンの具のように、「これからさらに調理する場合」に適しています。

ちなみに管理栄養士の視点でみると、蒸し焼きのほうがビタミンCの流出を抑えることができるので、栄養価的には優れています。

食感の好みや使う料理などに応じて、好きな茹で方を選ぶとよいでしょう。

徹底比較!茹でたブロッコリーが「水っぽくならない冷まし方」

茹でたブロッコリーを美味しく食べたくても、水っぽさがあると残念ですよね。 ブロッコリーは冷まし方で「水気の残りぐあい」が大きく変わります。

そこで、鍋で茹でたブロッコリーを下記2種類の方法で冷まし、食べ比べてみました!

  1. ざるに上げて花蕾を「上向きで置く」
  2. キッチンペーパーを敷いた皿に花蕾を「下向きで置く」

ブロッコリー冷まし方①ざるに上げて花蕾を上向きで冷ます

ブロッコリーを鍋からざるに上げた後、すべてのブロッコリーの花蕾を上向きにして、冷めるまで数分間置きました。

ブロッコリー冷まし方②キッチンペーパーに花蕾を下向きで置く

 

こちらはブロッコリーを一旦、鍋からざるに上げた後、キッチンペーパーを敷いたお皿の上に花蕾を下向きにして数分間置き、冷ましました。

【キッチンペーパーに下向きで置く】と水っぽくない!

写真左:①ざるで上向きに置いたブロッコリー
写真右:②キッチンペーパーに下向きに置いたブロッコリー

冷ましたブロッコリーを見比べてもあまり大差ないように見えますが、食べ比べると水気の違いにびっくり!

①ざるで上向きに置いたブロッコリーは、花蕾の部分から"ビュッ"と水が出てきました。

それに対し、②キッチンペーパーに下向きに置いたブロッコリーは、噛んでも水がほとんど出てきませんでした。

検証した結果、茹でたブロッコリーの水っぽさを解消するためには「②キッチンペーパーに下向きに置いて冷ます方法」が有効でした。

キッチンペーパーの上には、ブロッコリーが冷めるまでの「数分間」で十分に効果があったので、取り入れやすいのではないでしょうか?

ブロッコリー水っぽい問題解消!美味しく食べて

今回はブロッコリーの美味しさをアップさせる「2種類の茹で方」と「水っぽくならない冷まし方」を試してみました。

茹でたブロッコリーは、キッチンペーパーの上に花蕾を下向きで冷ますことで、水気がよく取れます。

今回の茹で方と冷まし方を参考にして、ブロッコリーの味を楽しんでみてくださいね!

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この記事を書いた人
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