余った材料で!ベルギーパティシエ【おいしく食べきるスイーツレシピ2選】
- 2024年11月29日更新
こんにちは、くふうLive!編集部です。
外出自粛で“おうち時間”が増えた2020年から、ふだんよりお菓子づくりを楽しんでいるという方も多いのではないでしょうか?
しかし、そこで発生する問題がひとつ……。そうです、お菓子の材料があまってしまうという、あのゆゆしき事態! お菓子づくりをしたことがある方は、経験アリだと思いますが、分量通りにつくるのが基本のお菓子づくりでは、中途半端に材料があまりがちなのです。
そこで、今回はあまった材料をむだにせず、最後までおいしく食べきるスイーツレシピをご紹介。スイーツの本場ベルギーのパティシエ・レソンシエルさんから教えていただきます。
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教えてくれたのは…レソンシエル(Les sens ciel)さん
ベルギー在住のパティシエ、ショコラティエ。フレンチの料理人である父の影響でパティシエに。日本の洋菓子店で数店舗修業ののち、チョコレートの本場ベルギーへ。ショコラティエになる。2015年、ベルギーにて若手パティシエの登竜門コンクールで優勝、2019年、チョコレートの世界大会「ワールドチョコレートアワードファイナル」でシルバーを受賞。2018年、レシピや旅の動画をYouTubeに投稿開始し、現在登録者数49万人超えの人気チャンネルとなる。
「余った卵白」消費の救世主! 絶品の抹茶フィナンシェ
「卵黄だけを使うレシピが多くて、卵白ってあまりがち!」――。お菓子づくりを経験したことあるみなさんだったら共感できるお悩みだと思います。そんなときこそ活躍するのが抹茶フィナンシェのレシピです。

■材料《直径7.5cmのドーナッツ型シリコン6個分》
無塩バター― 110g
卵白 ― 130g
グラニュー糖― 130g
アーモンドプードル― 50g
薄力粉 ― 50g
ベーキングパウダー― 2.5g
抹茶 ― 4g
(※Mサイズの卵1個の卵白は30gほどが目安です)
■準備
オーブンを170℃に予熱しておく(工程9に入る5分前にスイッチを入れるとベスト)
シリコン型に薄くサラダ油(分量外)をぬっておくと取り出しやすい。
■つくり方
- 無塩バターを薄く切って鍋に入れ、弱火から中火にかける。まわりがこげてきつね色になったら火から外し、鍋底を水につけてこれ以上こげないように温度を下げる。
- 網でこし、余計なこげを取る。常温で冷ましておく。
- 卵白を低速でまわし、卵白のコシを取る(フードプロセッサーがない場合はホイッパーでOK)。
- グラニュー糖を加えてさらに様子を見ながらまわす。
- アーモンドプードルを加え、さらに薄力粉、ベーキングパウダー、抹茶をふるいにかけながら入れる。
- 全体が混ざるようにフードプロセッサーをかける。
- 2のこがしバターの温度が35℃まで下がったら6に加え、さらにフードプロセッサーでまわす。
- こして、生地のキメを整える。ラップを密着させ2~3 時間生地を休ませる(冬場は室温、夏場は冷蔵庫へ)。工程9に入る5 分前にオーブンを170℃に予熱する。
- 冷蔵庫で休ませた場合は生地が固くなるので型に流す30 分前には室温に戻しておく。生地を型に流し込み、170℃のオーブンで約22 分焼く。
ベルギーパティシエのレソンシエルさんいわく、「使わない卵白は保存容器に入れて冷凍保存。使うときは半解凍させ、ガリガリとスプーンでこそぎとりましょう」とのこと。使う分だけ別の容器に入れて解凍すれば、むだなく、おいしく消費できますね!
余った・甘くなかったフルーツが大変身!万能フルーツピューレ
お菓子づくりにはかかせないフルーツ。あまったらそのまま食べるのもいいのですが、たまにはフルーツピューレにして変身させてみるのはいかがでしょう? ヨーグルトにかけたり、スムージーにしたりと食卓で活躍すること間違いありません!

■材料
フルーツ ― 好きなだけ(今回はいちごやベリー系を使用)
グラニュー糖 ― フルーツの量の約2割(たとえばフルーツ100gの場合グラニュー糖は20g)
レモン汁 ― お好みで(今回は1/2 個使用)
■つくり方
- デコレーションケーキなどであまってしまったフルーツをよく洗い、ヘタなどの余分な部分は取りのぞく。
- 鍋にフルーツとグラニュー糖、レモン汁を入れて弱火にかけ、ときどき混ぜながらひと煮立ちさせる。
- 2がふつふつとしてきたら火を止めて容器に移し、ブレンダーやミキサーなどでよく撹拌し、なめらかにする。
- フルーツの種が気になる場合は3をこし、なめらかにする。
- 保存容器に入れて、ラップを密着させ、粗熱が取れたら冷蔵庫または冷凍庫で保存する。保存期間の目安は冷蔵庫で約5日、冷凍庫で約3カ月。
今回はいちどなどのベリー系でピューレをつくっていますが、チェリーやマンゴー、リンゴ、洋梨などでつくるのもおすすめだそう。あえて果肉感を残したり、種をつぶさずにつぶつぶ感を楽しんだりなどお好みでアレンジしてみるのも楽しいですね。
今回ご紹介した2つのレシピの詳しいつくり方は、レソンシエルさんの書籍『ベルギーパティシエがていねいに教える とっておきのごほうびスイーツ』(KADOKAWA)に写真つきで掲載されています。

本書は、《材料をむだにしない 二度目もおいしいスイーツレシピ》に加え、レソンシエルさんが提案する家庭でつくりやすい“本格スイーツ”のレシピが盛りだくさん! 季節のフルーツをふんだんに使ったレシピやベルギーらしいチョコレートケーキのレシピなど、見た目もおいしいごほうびスイーツが目白押しです。
プロのパティシエならではの視点で書かれた“ていねいな解説”を読み込めば、自宅でも本格スイーツが味わえます。まだ続きそうな“おうち時間”を楽しむために、参考にしてみてはいかがでしょうか?

【書籍情報】
『ベルギーパティシエがていねいに教える とっておきのごほうびスイーツ』
著者:レソンシエル
出版社:KADOKAWA
価格:1,300円(税抜)
「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。
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