わさびでカビを防ぐ!?お餅の鮮度を保つプロ推奨の保存術と「冷凍・冷蔵」のコツ

  • 2026年01月22日公開

家中の「お餅」なくなるよ!【JA全農広報部】Xで大反響「クセになる!うまい食べ方」はやらなきゃ損!

こんにちは、ヨムーノライターの安達春香です。

お餅に生えたカビ、「削れば大丈夫」と思っていませんか?
実は目に見えない根が奥まで張っている可能性があり、廃棄が鉄則です。

本記事では、カビの好物である水分や養分が多いお餅を安全に守る「わさびを使った冷蔵術」や、乾燥を防ぐ「冷凍保存のコツ」を徹底解説。さらに、冬のイベントで多発する餅つき大会の食中毒リスクと、ウイルスを「つけない・やっつける」ための対策もご紹介。安全にお餅を楽しみましょう。

知っておきたい「お餅の安全」3ヶ条

お餅の管理で特に重要なポイントをまとめました。

① 「カビお餅」を食べてはいけない理由

目に見えない汚染:カビは表面を削っても、お餅の奥深くまで菌糸を伸ばしていることがあります。

カビ毒の恐怖:カビが産生する「カビ毒」は熱に強いものも多く、焼いても安全とは言い切れません。カビを発見したら、迷わず廃棄しましょう。

② 抗カビ成分で守る!「冷蔵・冷凍」保存術

  • 冷蔵:わさびのチカラ

密閉容器にお餅と一緒に「わさび」を入れるだけ。わさびの辛み成分がカビの発生を強力にブロックします。

  • 冷凍:ラップ×保存袋

1切れずつラップで密閉し、保存袋で空気を抜いて冷凍。これで「冷凍焼け(乾燥)」を防ぎ、つき立ての美味しさをキープできます。

③ 餅つきでの「食中毒」を防ぐ

冬はノロウイルスの季節:餅つきは素手で触れる機会が多く、ウイルスが広がりやすい環境です。

徹底した衛生管理:石鹸での丁寧な手洗いはもちろん、使い捨てのビニール手袋を活用するなど、直接お餅に菌を付けない工夫が欠かせません。

プロが教える!余ったお餅の「美味しい食べ方」ヒント

開封後の常温放置は厳禁!

真空パックでも、一度開封すればカビのリスクは一気に高まります。余った分はすぐに「わさび保存」か「冷凍保存」へ回しましょう。

冷凍餅は「凍ったまま」調理OK

解凍の手間はいりません。凍ったままトースターや電子レンジで加熱できるので、忙しい朝の朝食にも最適です。

体調不良の時はお餅を控えて

お餅は消化に時間がかかるため、体調が優れない時や疲れている時は、食中毒のリスクを避ける意味でも無理に食べるのは控えましょう。

カビが生えていても削れば大丈夫?

知らず知らずのうちに、ポツポツと生えてくるお餅のカビ。お餅にはカビの大好物である水分や養分がたくさんあるため、冬でも正しく保存していないとカビが生えてしまいます。

「カビの部分を取り除いて食べれば問題なし!」と思っている方もいるかもしれませんが、実は目に見えていないだけで、奥まで根を張っている場合があるんです。

また、カビが作った毒がお餅についている可能性もあるので、食べるのは危険。カビが生えてしまったものは、すぐ廃棄しましょう。

出典:農林水産省「餅に生えたカビ」

カビを防ぐ!お餅の正しい保存法

カビの危険性がわかったところで気になるのが、正しい保存法ですよね。

個包装で真空パックされているお餅は、賞味期限内であれば常温保存が可能です。しかし、一度開封したお餅や手作り餅を常温で置いておくのはNG!必ず冷蔵庫か冷凍庫で保存しましょう。

ここからは、カビを防ぐ正しい保存方法をご紹介します。

【冷蔵保存】わさびパワーでカビをブロック

1週間以内で食べきれそうであれば、冷蔵庫で保存しましょう。

冷蔵保存の際に役立つのが、なんとお寿司などにつける「わさび」。わさびのツーンとした辛み成分「アリルイソチオシアネート」には抗カビ作用があり、カビの発生を防いでくれるんです。

密閉できる容器にお餅を並べて、お弁当用のアルミカップなどにわさびを入れ、フタをして冷蔵庫に入れましょう。この方法は、お餅だけでなくパンやチーズなどを保存するときにも使えますよ。

【冷凍保存】ラップ×保存袋で乾燥を予防

すぐに食べきれない場合やお餅がたくさんあるときは冷凍保存がおすすめです。美味しく冷凍するポイントは、とにかく乾燥させないこと。

少し面倒ですが1切れずつラップで包み、チャック付きの保存袋に入れて冷凍しましょう。食べるときはそのままトースターで焼いたり、電子レンジで温めたり、お好みの方法で加熱すればOKです。

出典:大林製菓「お正月必須の切り餅の保存方法」

毎年全国で発生!餅つき大会での食中毒事例

この時期、カビと同じくらい注意したいのが「餅つき大会」での食中毒。食中毒というとジメジメした梅雨や夏のイメージですが、実は冬にはウイルスによる食中毒が多いんです。

地域のイベントや幼稚園などで開催される餅つき大会で、毎年食中毒が発生しています。

餅つき大会では、多くの人がお餅に触りますよね。手に傷があったり手洗いが不十分だったりするとお餅にウイルスや菌がつき、こねたり丸めたりしている間にどんどん増殖!

ウイルスや菌が繁殖したお餅を食べて、下痢や嘔吐などの症状を引き起こしてしまいます。

出典:東京都内で発生した「餅つきによるノロウイルス食中毒」発生事例

餅つき大会に参加する上で大事なこと

餅つき大会に参加する上で大切なポイントは、「ウイルスや菌をつけないこと」と「やっつけること」。

丁寧な手洗いやアルコール消毒を心がけましょう。

当日、手に傷があったり体調を崩したりしている場合は、お餅に触らないようにしましょう。ビニール手袋を用意しておくのもいいですね。

つきたてのお餅をその場で食べるのが餅つき大会の醍醐味でもありますが、疲れているときや体調が優れないときは避けましょう。

お餅を美味しく安全に

お正月には欠かせないお餅ですが、カビや食中毒などの危険も潜んでいます。

気温が低いから、乾燥しているからと油断せず、正しい保存方法や手洗い、加熱などを徹底して、お餅を美味しく安全に楽しみましょう。

この記事を書いた人
おいしいと健康を両立させたい管理栄養士ライター
安達春香

趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!

管理栄養士

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