【実録】「肉がない!」→「俺も全然食べてないよ〜」はぁ!?見え透いた嘘にうんざり!【食い尽くし系】の実態

  • 2025年05月03日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

「作り置きのおかずがいつの間にか消えていた」「家族のお菓子が気づけばなくなっていた」

そんなふうに、1人で料理を食べ尽くしてしまう行動を、ネットでは「食い尽くし系」と呼ぶことがあります。

皆さんの身近にも、思い当たる方がいるのではないでしょうか?

今回、ヨムーノメイト(ヨムーノ公式インスタグラマー)を始めとした、子どもがいる20〜72歳の既婚女性191名を対象に「食事の新しい問題行動」に関するアンケート調査を実施しました。

調査概要

  • 調査名 :食事の新しい問題行動「食い尽くし系」に関するアンケート
  • 調査手法:インターネットによるアンケート調査
  • 調査期間:2025年2月13日~2月20日
  • 調査対象:「ヨムーノメイト(ヨムーノ公式インスタグラマー)」を中心とした20〜72歳の、子どものいる女性191名

1)「食い尽くし系」認知率は約4割近く!新しいワードながら、すでに広がりを見せる

Q1 「食い尽くし系」という言葉や、その意味を知っていますか?(n=191)

“食い尽くし系”とは、家族や身の回りの人の分まで食べ尽くしてしまうような行動を取る人のこと。「食事に関する新しい問題行動」を表すネットスラングとして、近年聞かれるようにようになってきました。

今回の調査では、「聞いたことがない」という方は44.5%。一方で、「その意味を知っている」と回答した方は39.3%、「知っている/聞いたことがあるが、意味はわからない」と答えた方は16.2%となり、全体の半数以上(55.5%)がこの言葉に一度は接触していることがわかりました。

比較的新しい言葉であるにもかかわらず、一定の認知が進んでおり、SNSやメディアを通して共感を呼んでいるようにうかがえます。

無自覚で「食い尽くし系」だった方が、SNSで「自分のことだ......」と驚いているシーンも見ました。今まで多くの人がなんとなく感じていた"こういう人いるよね"が言語化されて、広まった感じがしますね。(ヨムーノ編集部)

2)“現在進行形”で感じる人も約3人に1人——「食い尽くし系」は他人事じゃない

Q2 ご自身の身近にいる人に対して、「食い尽くし系」だと感じたことはありますか?(n=106)

現在、身近な人を「“食い尽くし系”だと感じることがある」と答えた方は34.9%、「今までに感じたことがある」は28.3%で、合わせて63.2%が「食い尽くし系」だと感じた経験があることが明らかになりました。

特に、身近な人に対し、現在進行形で「食い尽くし系」だと感じている人が、3人に1人以上いることから、このような振る舞いが家庭や人間関係における日常的な悩みの一つとして存在していることがうかがえます。

3人に1人が「現在感じている」という結果は、想像以上の多さ。はっきりと言葉にしないだけで、実は食べ方や気づかいに対する考え方の違いに、モヤモヤしている方が多いのかもしれませんね。(ヨムーノ編集部)

【実際に「食い尽くし系」だと感じた衝撃エピソードをアンケートより抜粋】

エピソード①俺も食べてないマン

イラスト:はたこ

  • 体験者:夫の食い尽くしに悩むAさん(42歳)

我が家はセルフスタイルでおかずを取っているのですが、夫がとにかく肉だけしこたま取ります。

気づいた私が「肉がない!」と指摘すると、毎回「俺も全然食べてないよ〜!」と見え透いた嘘をつきます。

もう、面倒くさくて突っ込みもしなくなりましたが、いつも『俺も食べてない』アピールがウザいです。

腹立つ〜!あんた以外に誰がごっそり肉食べんねん!家族への思いやりや誠意よりも【食欲に負けた残念な男】。うっすら嫌いになりそう。(ヨムーノ編集部 辛口担当)

エピソード②皿ロックオン女

イラスト:はたこ

  • 体験者:女友達の食い尽くしに悩むBさん(35歳)

友人と2人で食事に行ったときのことです。

話をしていても、友人はずっと私の顔ではなく、お皿ばかり見ているんです。試しに「どうぞ」と言うと、「ありがとう!」とすぐにもりもり食べ始めました。

その瞬間に「あ、もうこの人とは一緒にご飯行かないな。」と思いました。

そりゃ久しぶりの友人に会う口実に「ご飯食べに行こうよ」って誘うけどさ!決して「一緒にご飯に全集中しよう」ではないんですよね。会話せえ!会話!皿ばっか見るな!(ヨムーノ編集部 辛口担当)

3)「食い尽くし系」と感じた相手、最多はパートナー。義両親や実父も上位に

Q3 実際に「食い尽くし系」だと感じた人は誰ですか?当てはまる選択肢をすべてお選びください。(n=67)(複数回答)

最も多かったのは「現在のパートナー・配偶者」(35.8%)でした。次いで、「祖母」(26.9%)、「実父」(19.4%)、「義父」(16.4%)が続き、配偶者や親世代に多くの回答が集中する結果となりました。

また、「実子」(14.9%)や「友人」(13.4%)といった近しい関係の方を挙げる声もありました。さらに、自分自身が「食い尽くし系」だと感じた方も11.9%見られました。

家族という近しい関係だからこそ、日常的に一緒に食事をする機会が多く、行動が目に付きやすいという背景もありそうですね。(ヨムーノ編集部)

4)「我慢しない」がカギ?約9割の人が”食い尽くし系”に対策。うち約7割が効果あり!

Q4 身近で感じた「食い尽くし系」に対して、対策したことはありますか?(n=67)

「対策したことがあり、効果があった」と答えた方は71.7%と、最も多い結果となりました。

次いで、「1度以上対策したことはあるが、効果があったことはない」が16.4%を占めました。対して「対策したことはない」は11.9%にとどまっています。

これにより、全体の約9割が一度は何らかの対応を取った経験があることが明らかになりました。

食い尽くし系で悩まされる相手は身内が多いことから、“モヤモヤを我慢せずに伝える”というスタンスの方が多いのですね!(ヨムーノ編集部)

「対策したことがある」と回答した方に、具体的な「対策方法」と「効果の有無」を伺いました。

〜効果があった対策〜

  • 絶対開けなさそうな棚の中に隠して保管しました。(47歳)
  • 大皿ではなく、最初から一人分ずつ盛って提供しました。(51歳)
  • 「食べて良いもの・ダメなもの」をメモ書きやLINEで伝えました。(54歳)

〜効果がなかった対策〜

  • 義理の兄弟姉妹に注意してもらいましたが、聞く耳を持ちませんでした。(55歳)
  • 「周りの人のことも考えて食べるように」と話しましたが、ピンときていないようでした。(41歳)

「注意してもらう」とか「ちゃんとしてね」と言葉で伝えるだけでは、なかなか伝わらない……というリアルな結果が見えてきます。“食べられないようにする”工夫が必要になりそうです。(ヨムーノ編集部)

「食い尽くし系」についてどう思われますか?

〜厳しい意見が〜

  • 自己中心的な人だと思います。(43歳)
  • 子どもはともかく、大人はある程度適量がわかるはず......どういう心理なのか理解できません。(49歳)

〜物価高でダブルパンチ〜

  • いっぱい食べてくれるのは嬉しいが、食費が上がっているから食べすぎはつらいです。(41歳)

〜家族で話し合い、教育の一環に〜

  • 初めは子どもだから好きなだけ食べさせてあげたいと思っており、自分の分もあげていました。しかし夫から「息子にとってよくないことだから」と言われ、しつけの範囲であると今は頑張っています。(41歳)

「食い尽くし系」は、身近なモヤモヤ。だからこそ、ちょっとの工夫と対話が大切かも

今回のアンケートでは、「食い尽くし系」という言葉の広がりとともに、実際にその行動に悩んだ経験がある方が多いことが明らかになりました。

特に、パートナーや子ども、親世代など、いつも一緒にごはんを食べる身近な人の行動は、毎日の積み重ねですれ違いやストレスにつながりやすいかもしれません。

とはいえ、対策を講じて「効果があった」と感じている方も約7割以上。「我慢しない」「伝える工夫をする」ことで、少しずつ改善のきっかけが生まれているようです。

家庭内の小さなモヤモヤも、毎日の積み重ねだからこそ大切にしたいもの。

ヨムーノでは、これからも家族との暮らしをちょっとラクに、ちょっと楽しくするヒントをお届けしていきます。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

こちらもどうぞ

特集記事

連載記事

こちらもどうぞ