「はなむけの"はな"って?」【間違えたら恥ずかしい】「花…だよね?」→「知ったかぶりしてた…」「覚えておきます!」

  • 2025年08月15日公開

「何してんの!?きもっ!」初ドライブで彼が突然とった“意味不明な動き”にドン引き→その後の空気が最悪に

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

ふだん何気なく使っている言葉でも、案外正確な意味はわかっていないもの。今回は、意外と知らない「はなむけ」の語源から出題です!

「はなむけ」の"はな"は何でしょうか?

よく送別会などで「はなむけの言葉」を述べたりすることがありますよね。果たして、「はなむけ」の“はな”とは何のことでしょうか?

答えは…

正解は、“鼻”です!

送別会などでお花といっしょに「はなむけの言葉」が贈られるため、植物の“花”と思った方も多いのでは?

「はなむけ」の語源は、実は馬の「鼻」なのです。

はな-むけ 【餞・贐】
「うまのはなむけ」の略。旅立ちや門出のとき、別れの宴を催したり金品や詩歌などを贈ったりして、祝ってやること。また、その宴や金品・詩歌など。
出典:学研全訳古語辞典

昔、人々が長旅に出る際の主な交通手段は馬でした。当時の旅は、道も険しく、盗賊に襲われる危険もあるなど、決して安全なものではありませんでした。

そこで、旅立つ人の道中の無事を祈り、見送る人々が、その人が乗る馬の鼻先(はな)を目的地の方角へ向けてやる(むける)という習慣がありました。この「馬の鼻向け」という安全を祈願する儀式が、「はなむけ」という言葉の始まりです。

この習慣が時代と共に変化し、やがて旅立つ人へ贈る金品や、激励の言葉などを指すようになりました。

注意!よくある間違い

ここで重要なポイントがあります。「はなむけ」は去っていく人/旅立つ人に向けて用いるのが基本ということ。歓迎シーン(新たに来た人)に当てるのは本来の意味から外れます。

歓迎会などで「では、はなむけの言葉を…」なんて間違いをしないように、気をつけてください!

参考: NHK放送文化研究所「最近気になる放送用語『はなむけ?』」

正解できましたでしょうか?間違った場合はこの機会にぜひ覚えて、クイズとしてまわりに出題してみてくださいね!

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

こちらもどうぞ

人気記事ランキング 24時間PV集計
コラム

特集記事

連載記事

こちらもどうぞ