マンションのエレベーターで要注意!防犯のプロが警告する「危険行動」と「対策」

  • 2025年12月28日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部です。

最近、マンションで「後ろからついて来られ、同じエレベーターに乗り込まれる」という被害・トラブルが、ニュースで取り上げられることがあります。

「どう対策すればいいのかわからない」「自分は大丈夫」と油断してしまうと、不審者に狙われる可能性が高まることも。

そこで今回は、防犯のプロに聞いた“エレベーターで巻き込まれやすいトラブル”と、今日から取り入れたい対策を紹介します。

教えてくれたのは…防犯のプロ/タウンクロス株式会社 辻 亮太さん

  • タウンクロス株式会社 代表取締役 辻 亮太さん

タウンクロス株式会社は福岡市を拠点とし、防犯カメラやインターホンの設置、防犯設備の更新、通信インフラの構築などの電気設備工事を提供しています。

特に防犯システムや集合住宅の電気工事に強みを持ち、近年ではIoTやクラウド技術を活用した防犯・監視システムの提供にも注力しており、地域社会の安全と暮らしの向上に貢献しています。

タウンクロス株式会社

今回は、マンションで起こりやすい不審者トラブルについて、辻さんにお話を伺いました。

エレベーター周りで特に注意したいポイントについて、現場の視点で詳しく紹介します。

その一瞬が危ない!エレベーターに乗る前・乗った後の防犯対策

エレベーターは毎日使う身近な設備ですが、実は一瞬で“密室”になる、非常にリスクの高い場所でもあります。

特に、乗り込む前の一瞬・扉が閉まるまでの数秒・乗車中の立ち位置など、ちょっとした行動が防犯上とても重要です。

ここでは、エレベーターに乗る前と乗った後、それぞれの場面で意識したい“具体的な防犯対策”をまとめて紹介します。

乗り込む前に、死角に人がいないかを確認する

壁の裏側や柱の陰など、見えない場所に不審者が潜んでいるケースがあります。

オートロック内だからといって油断せず、必ず周囲を確認しましょう。

宅配業者を装って侵入する不審者の事例も報告されています。

オートロックの場合は、完全に閉まるまで後方を確認する

オートロックの扉が閉まりきる前に後ろから入ってこられる“共連れ”は、非常に多い侵入方法です。

ドアが完全に閉まるまで、後方に人がいないか必ず確認しましょう。

必要がない場合は、車いすマークを押さない

車いすマーク(バリアフリーキー)を押すと、扉の開閉がゆっくりになるタイプのエレベーターがあります。

防犯上はすばやく乗り降りできる方が安心なので、特に必要がなければ押さないようにしましょう。

※車いす利用者や必要な方がいる場合は積極的に使用してください。防犯の観点では、不要な場面での使用は控えるのがおすすめです。

背中側を壁に向けて乗る

万が一知らない人と同乗することになった場合は、背中を見せないように壁側に立ちましょう。

操作盤の前に立てると、距離も取れ、緊急時にボタンを押しやすくなります。

できるだけ、知らない人と一緒に乗らない

最も重要な対策は“できるだけ知らない人と一緒に乗らないこと”。

難しい場合でも、ちょうど電話がかかってきたふりをしてエレベーターを降りるなど、自然に距離を取る工夫が有効です。

防犯のプロが警告!エレベーターで“絶対に避けたい危険行動”4つ

普段何気なくやっている行動が、実は危険につながることもあります。

NG① スマートフォンを操作する

スマートフォンに気を取られていると、不審者が近づいても気づけません。

不安な場合は、あらかじめ家族や友人と通話をつないだまま部屋に入る方法が安心です。

NG② ヘッドホンで音楽を聴く

音が遮断されると、背後からの気配や足音に気づけず危険です。

エレベーター前やエレベーター内では、周囲の気配を確認できる状態にしておきましょう。

NG③ すぐに部屋に入ろうとする

同乗者が同じ階で降りた場合、すぐに鍵を開けて部屋に入るのは危険です。

廊下に留まっていれば周囲に逃げ場があり、他の住民に助けを求めることもできます。

NG④ 非常階段を使う

不審者を避けるために非常階段へ逃げるのは逆効果です。

非常階段は人目につきにくく、防犯カメラが設置されていないケースも多いため、一度入ってしまうと助けを呼びにくい状況になることがあります。

エレベーターは油断禁物!被害を防ぐための“今日からできる防犯習慣”

エレベーター周りは行動が短時間で済むため、つい気が緩みがちですが、そのわずかな瞬間こそトラブルを防ぐ大事なポイントになります。

「知らない人と一緒に乗らない」「扉が閉まるまで後方を確認する」「周囲に気を配る」といった基本の行動だけでも、不審者に狙われるリスクを大きく減らせます。

毎日の習慣を少し変えるだけで、自分を守る力は確実にアップします。

今日から取り入れられる対策を実践し、安全に暮らせる環境づくりを進めていきましょう。

※一部AI生成画像を使用しています。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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