ビルにある赤い三角シールの意味とは?設置基準や見分け方も解説

  • 2025年04月20日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部さいたまエリア担当(在宅ワーク時のみ)です。

休日に家族でドライブに出掛けると、車窓の光景から子どもから質問が飛んできました「お父さん、あのシールは何?」と。即答できなかったので、こっそりググってみました。

ビルの窓に貼られている赤い「▼シール」はなんですか?

消防隊進入口を示す標識です。

日本の建築基準法では、一定の条件を満たす建物にこの赤い三角形の表示をすることが義務付けられているとのこと。

参考:建築基準法施行令:第五章 第五節 非常用の進入口(第百二十六条の六・第百二十六条の七)
参考:東京消防庁「非常用の進入口」【PDF】

3階以上の窓に貼られている

▲赤い▼シールが貼られた窓の例

例外もあるようですが、赤い▼シール(消防隊進入口)は、一般的に建物の3階以上の階に貼られているそうです。

※建築基準法では、3階以上で高さ31m以下の建物に設置が義務付けられていますが、非常用エレベーターがある場合や、バルコニーなどの代替進入口がある場合は例外となります。

▲赤い▼シールが貼られた窓の例

たしかに、子どもたちと『赤い▼シール(消防隊進入口)探し』の町探検に出掛けたところ、1~2階の窓やすべての窓に貼られていないようでした。

▲赤い▼シールが貼られた窓の例

窓ではなく扉が!?
隠し部屋なのかもしれませんが、建築基準法は守らないといけませんね。

また、住居用マンションの窓ガラスに「赤い▼シール(消防隊進入口)」が貼られていないのは、共用廊下やバルコニーなどの代替進入口があるからなんですね。

『赤い▼シール(消防隊進入口)』が貼られているフロアはどうなっている?

▲シールに書かれた『消防隊進入口』の文字

すべて共通かどうかわかりませんが、商業施設に貼られているフロアに着くと、シール面には「消防隊進入口」と書かれていました。

わかりやすい!

なので、このシールを見かけたら、緊急時の消防隊の活動を妨げないよう、窓の周辺に物を置かないように注意する必要があります。

消防隊が緊急時には窓ガラスを割って進入する可能性があるため、活動の妨げにならないように、窓の周辺には物を置かないようにしましょう。
また、消防隊の指示に従って安全な場所に避難しましょう。

家の中や周辺建物を観察してみよう

ビルの『赤い▼シール(消防隊進入口)』の意味をしるだけで、ちょっと安心感が増しますね。
我が家はマンションに住んでいますが、年に数回消防点検として、部屋の中の報知器のチェックがあります。

当たり前の作業なのかもしれませんが、なんかちゃんと守られている気がして、日本の真面目さがありがたいかも(笑)。

これをきっかけに、消火器はみたことあっても人生でまだ一度も消火器をつかったことがないので、消防訓練とかいろんな行事に子どもたちと参加したくなりました。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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