【意外な真実】安いお餅ってどうなの?マズいの!?→管理栄養士が回答!「こだわりたい人はココ見て」食べ比べ
- 2024年12月28日公開
こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。
お正月を控えたいまの時期、スーパーにはズラッとお餅が並んでいます。1kg300円程度の激安品から、300g400円越えのちょっとお高めなものまで、価格帯はいろいろ。
「安いお餅ってどうなの?」「何を基準に選んだらいいんだろう……」と悩みますよね。
今回は、お餅を選ぶときのポイントをご紹介します!
安いお餅と高いお餅って何が違うの?
いろんな価格のお餅が並んでいると、つい安いものを選んでしまいがちですが、その差にはちゃんと理由があります。
ほとんどのお餅は「もち米」で作られていますが、100円ショップの鏡餅や一部の格安商品の原材料は海外産の「もち粉」。
もち粉のお餅はお手頃な反面、普通のものと比べて風味が弱く、食感も少し違います。
その背景には、輸入の仕組みが関係しています。
お米は法律によって自由に輸入できませんが、もち粉にとうもろこし粉やでんぷんが15%以上混ざっていれば、例外として輸入が可能に。
そのため、海外で安く作られたもち粉を使ったものは、どうしても味が落ちてしまうんです。
一方、高いお餅は国内産のもち米を使用しており、お米本来の香りや粘りがしっかり。製法に力を入れたものも多く、豊かな味わいを楽しめます。
こだわり派はここをチェック
「せっかくなら、美味しいお餅を選びたい!」という方は、もち米の産地や品種に注目してみましょう。
とくに北海道と佐賀県、新潟県は「日本三大もち米処」として知られています。
また「こがねもち」や「ヒメノモチ」など、品種もさまざま。
もち米の王様とも呼ばれる「こがねもち」は、粘りとコシが特徴で、お雑煮やぜんざいなどじっくり煮込む料理に使っても、もっちりとした歯ごたえが楽しめます。
高級もち米と称される「ヒメノモチ」は、白さとなめらかな舌触りが魅力。もち米の中では比較的あっさりとした味なので、いくらでも食べられると人気です。
品種によって味わいが違うので、いろいろ試してみるのもおすすめです。
3種類を食べ比べてみた!
お手頃なお餅と、中間の価格帯、ちょっと高級品の3種類を用意して、それぞれどんな味がするのか食べ比べてみました。
選ぶときの参考にしてくださいね。
コスパ最強!工夫次第で楽しめるお手頃品
業務スーパーで購入した、もち粉100%の「純切り餅」。100gあたりの値段は28円と一般的なお餅の約1/3の価格です。
こんがり焼いて食べてみると、伸びは普通ですが粘りは弱め。
お米の風味や甘みもかなり薄いので、お餅本来の味を楽しみたい方には物足りなく感じるかもしれません。
それでも、「とにかく安くいっぱい食べたいんです!」という人にはおすすめ。
チーズをのせてピザ風にしたり、スイーツにアレンジしたりと濃いめの味付けにすれば、味の薄さも気にならなくなりそうです。
みんなが選ぶ定番品!サトウの切り餅
「お餅といえばこれ!」と言っても過言ではない、定番中の定番「サトウの切り餅」。全国どこのスーパーでも見かけるロングセラー商品で、手軽さと品質のバランスが抜群です。
原材料は国内産水稲もち米100%。100gあたり94円と平均的な価格です。
焼くと表面がパリッとして、香ばしさがすごい!伸びとコシがしっかり感じられ、お米の風味や優しい甘みも楽しめます。
煮ても焼いても、どんな料理にも合う万能なお餅です。
お餅好き必見!ワンランク上の贅沢品
サトウの切り餅の高級ライン「至高の餅 新潟県魚沼産こがねもち」。材料や製法にこだわり、お餅本来の味わいときめ細やかな舌ざわりを実現したそうです。
見た目は普通バージョンと似ていますが、トースターを開けた瞬間の香りが明らかに違いました。
おせんべいのような香ばしさがふわ~っと漂い、食べる前からもう美味しい!
味はというと外はパリパリ、中はもっちりしていて、噛めば噛むほどに甘みが広がります。3種類の中で一番もち米本来の味わいが強いように感じました。
お値段は100gあたり133円とちょっとお高めですが、出す価値ありの商品です。
お気に入りを見つけよう!
今回、はじめてお餅を食べ比べてみましたが、価格による味や食感の違いに驚きました。それぞれに魅力があるので、用途や予算に合わせて選ぶのが良さそうです。
お気に入りのお餅を見つけて、素敵なお正月を迎えてくださいね。
趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!
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