【絶対にやってはいけない!お餅の食べ方】"栄養士さん"の警告に→「ぞくり」「もったいないからやってた」
- 2025年01月04日公開

こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。
お正月といえばやっぱり“お餅”。ちゃんと冷蔵庫に入れておいたのに、気がついたら緑のカビがポツポツ……なんて経験はありませんか?
少しでも長く楽しめる保存法を知っておきたいですよね。
また、この時期多くなる餅つき大会には、実は食中毒のリスクが潜んでいます。
今回は、“お餅”を安全に楽しむための保存方法や注意点をご紹介します。
カビを見つけたらどうするのが正解?
お餅の中には、カビが大好きな栄養がたっぷり。正しく保存しないと、あっという間に生えてしまいます。
「少しくらいなら、そこだけ取り除いて食べても……」と思われがちですが、絶対にやめておきましょう。
私たちが目にしているカビは、ほんの表面だけ。実は、中まで見えない根がびっしりと広がっているかもしれません。
もっと危険なのがカビが作り出す毒。取り除いたつもりでも残っている可能性があります。この毒を長い間何度もとり続けると、健康に悪影響を及ぼす場合もあるんです。
ちょっとでも生えているのを見つけたら、思い切って捨ててくださいね。
長持ちさせる保存術
お餅を長持ちさせたいなら、正しく保存することが大切です。
スーパーなどで売っている個包装のお餅は、開封しない限り賞味期限まで常温保存でOK。しかし、一度開けたものや手作りのものはカビが生えやすいので要注意です。
ここからは、おすすめの保存法をご紹介します!
【冷蔵】「わさび」でカビを撃退
1週間以内に食べる場合は、冷蔵庫で保存しましょう。
ここで登場するのが、お寿司でおなじみの「わさび」。あのツーンとした辛み成分「アリルイソチオシアネート」には、カビを抑える効果があるんです。
やり方は密閉できる容器にお餅を並べて、お弁当用のアルミカップに「わさび」を入れ、きちんと蓋を閉めるだけ。
このワザは、パンやチーズの保存にも使えますよ。
【冷凍】乾燥を防いで美味しさキープ
たくさんお餅があるときや、すぐに食べきれそうにないときは冷凍保存がおすすめ。冷凍庫は乾燥していて臭いも移りやすいので、しっかり密閉しましょう。
少し手間はかかりますが、ひとつずつラップで包んでからチャック付きの保存袋に入れ、空気を抜いて口を閉じます。
保存期間の目安は約1か月。
食べるときは解凍せずそのままトースターで焼いたり、電子レンジで温めたり、お好みの方法で調理してくださいね。
意外と怖い!「餅つき大会」での食中毒
カビと同じくらい注意したいのが「餅つき大会」での食中毒です。
食中毒というと湿気の多い梅雨や夏のイメージが強いですが、実は、冬はウイルスによる食中毒が多い季節なんです。
町内会や幼稚園などで開催される「餅つき大会」で、毎年のように食中毒の報告が上がっています。
「餅つき大会」では、たくさんの人がお餅に触れますよね。
手に傷があったり、手洗いが不十分だったりすると、ウイルスや菌が付着。こねたり丸めたりしている間に、数がどんどん増えてしまいます。
そんなお餅を食べると、下痢や嘔吐などの症状が出ることも……。
せっかくの楽しい行事が台無しにならないよう、食中毒対策を覚えておきましょう。
出典:千葉県「餅つき大会ではノロウイルスによる食中毒に注意」
「餅つき大会」を安全に楽しむには?
餅つき大会を楽しむ上で大切なのが「ウイルスや菌をつけないこと」と「やっつけること」。
まず、しっかり手を洗ってアルコール消毒をしましょう。お餅の返し・ちぎり・味付け作業のときは、ビニール手袋を使うのも効果的です。
当日、手に傷があったり、体調が優れない場合は調理に加わらないようにしましょう。
また、餅つき大会ではつきたてのお餅をそのまま食べることが多いですよね。
食中毒菌は熱に弱いため、不安な場合は“おしるこ”や“お雑煮”など、加熱してから楽しむと安心です。
食中毒は寒い冬も油断禁物!
冬は気温が低い分つい油断しがちですが、お餅にはカビや食中毒などの危険がいっぱい。
正しい保存方法と手洗いなどを心がけて安全に楽しみましょう。

趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!
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