【いちご、赤いの選ばないでーー!?】農家さん「スーパーで買う時、絶対こっち見て」"ハズレを引かない"選び方
- 2024年12月21日公開
こんにちは、果物が大好きなヨムーノライターの安達春香です。
12月に入り、スーパーに真っ赤ないちごが並びはじめました。
見た目がきれいで新鮮そうないちごをカゴに入れてみたものの、家に帰って食べたら酸っぱかった経験はありませんか?
りんごやバナナなどと比べてお値段が張るので、せっかくなら良いものを買いたいですよね。
今回は、ヨムーノ編集部の知人である、静岡のいちご農家さんに教えてもらった、選び方とおすすめの時期をご紹介します。
どっちを選ぶ?プロ直伝の見極め方
突然ですがクイズです!写真のいちご、左右どちらが美味しいと思いますか?
色や大きさは一見変わらないように見えますが、実は左の方が甘みがぎゅっと詰まっているんです。
農家さんによると、いちごを見分けるポイントは2つあるそう。
- ふっくらとしてツヤがあり、種が等間隔に並んでいる
- ヘタ付近が膨らんで、なで肩のような形をしている
改めて比べてみると、左側のいちごは種が均等に並び、形がふっくらしています。一方で右側のいちごは種が不規則で、表面に凸凹が目立ちますね。
いちごは花から緑色の果実になって徐々に膨らみ、白色に変わって熟すにつれて先端からヘタの方へ赤く染まっていきます。
お日様の光を浴びて作られた栄養(糖分)は、葉っぱや根っこの成長に使われるだけでなく、果実にも運ばれます。
この栄養の移動がスムーズに行われると果実全体がバランスよく成長。
ヘタ付近が最後に膨らむので、なで肩のような形になったいちごは糖分が豊富に含まれています。
こちらは、品評会で高く評価されたいちごです。種の並びが均一で全体にツヤがあり、形もふっくら。美味しさのポイントがすべて揃っています。
こんな形のものを見つけたら、手に取ってみてくださいね。
実際に買ってみた!
さっそくスーパーに行き、教えてもらったポイントを意識しながら選んでみました。
実際に食べてみると、どれも甘くてみずみずしい!甘さだけでなく、香りやジューシーさも強い気がします。
これまでは、できるだけ赤いものを買っていましたが、食べてみると酸っぱくてガッカリ……なんてこともありました。
品種によって色が異なることもあり、赤さだけで判断するのは意外と難しいんですよね。
細かい部分を意識して選ぶだけで、ここまで違うんだなとびっくり。これからは失敗なく買えそうです。
衝撃の事実!実は”冬”がベストシーズン
「春といえばいちご!」というイメージがありますよね。農家さんによると、本当に美味しいものを味わうなら冬がおすすめなのだとか。
露地栽培のいちごは確かに3~5月が旬ですが、最近は温度管理ができるハウス栽培が主流になり、真冬でもいちごが育つようになりました。
12~2月は、寒さのおかげで成長がゆっくり。じっくり時間をかけて糖分を蓄えるので、甘みが強いそうです。
私もこれまで春に買っていましたが、一番甘い時期を逃していました……。これからは迷わず冬に買います!
知って得する選び方!
「種の並び方」や「なで肩のような形」など、意外と知らなかった見分け方のコツ。そして、実は冬が食べ頃というのもびっくりですよね。
次に買うときは、ぜひこれらのポイントを意識して選んでみてください。きっと、いつもより甘いいちごに出会えるはずですよ。
趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!
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