【バナナは常温で置かないで...!!】スーパー青果部「1ヶ月近く長持ちする」"賢い保存法"「こうも違うか」

  • 2024年08月05日公開

こんにちは、八百屋歴10年でヨムーノライターの青髪のテツです。

夏は食品にカビが生えやすくなったり、傷みやすくなったりしますよね。

気温が高くなると野菜や果物の鮮度劣化も早くなります。特にこの時期、顕著に傷みやすくなる果物といえばバナナです。

お店で陳列していても、冬はまる1日以上鮮度のいい状態が続きますが、夏は半日で斑点が出始めてしまい、翌日になると売り物にならないような状態になります。

家庭ではあまり触られることもないですし、クーラーが効いているので、お店よりは長持ちしますが、それでも2〜3日が限度ですよね。

そこで今回は【夏でもバナナが1ヶ月近く長持ちする】保存方法を紹介していきます。

バナナの正しい保存法は「追熟した後、野菜室で保存」

買ってきたバナナが、長持ちする保存方法を紹介します。

1.打ち身が少ないバナナを買う

2.お好みの熟度になるまで常温で追熟する

3.バナナを1本ずつバラす

4.バナナをラップで巻く

5.バナナを冷蔵庫の野菜室に入れる

バナナは冷蔵庫の野菜室に入れて冷やすことで、追熟が遅くなるので傷みにくくなります。

元々寒さに弱い果物なので、低温障害で皮は黒く変色してしまいますが、中身が無事であれば問題ありません。

冷蔵室は冷え過ぎて逆に傷んでしまう可能性があるので、比較的温度の高い野菜室で保存しましょう。

バナナ「常温保存」VS「野菜室保存」で1週間後に比較!

果たして野菜室で保存すると、本当に長持ちするのか気になる方もいるかと思います。

そこで、それぞれバナナを「常温」と「野菜室」で1週間保存し、見た目と中身の状態はどう変わるのか、比較検証してみます。

①見た目の違い

【Before】常温で保存するバナナ

常温で保存するバナナ。このような状態でした。

【After】常温保存で1週間経つと・・・

かなり斑点(シュガースポット)が出てしまっていますね。画像ではわかりにくいですが、カゴに当たっている場所に打ち身が出てきてしまっています。

お次は、野菜室で冷やしたバナナのビフォーアフターです。

【Before】野菜室で保存したバナナ

野菜室で保存するバナナ。このような状態でした。

【After】野菜室で1週間保存すると・・・

こちらも低温障害により多少皮が黒くなっていますが、斑点の出方は常温保存よりも進んでいないように見えます。

②中身の状態の違い

肝心のバナナの中身はどうなっているのか、真っ二つに切って見ていきましょう。

【After】常温保存したバナナ

常温保存したバナナは触るとグニャグニャやわらかく、とても食べられるような状態ではありませんでした。

【After】野菜室で保存したバナナ

冷蔵保存したバナナは触るとしっかりとした硬さがあり、中身も保存した時の状態と大差ない状態で美味しく食べることができました。

正直見た目ではわかりにくかったのですが、触って比べてみると、明らかに違いが出ています。冷蔵保存したバナナは目安で1ヶ月近く長持ちするので、ぜひ一度試してみてくださいね。

保存期間はあくまでも目安で、バナナの元の状態によっても変わります。なるべく早めに食べるようにし、食べる前には中身が傷んでいないか確認しましょう。

バナナが長持ちする保存方法まとめ

今回は「夏でもバナナが1ヶ月近く長持ちする保存方法」を紹介しました。

ぜひ今回紹介した方法を使って、夏もバナナをたくさん食べてくださいね。

この記事を書いた人
野菜のプロ
青髪のテツ

スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。

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