"あの液体"で【鮭の皮がパリパリに焼ける】って本当!?「もっと早く知りたかった!」激ウマ焼き鮭に感激
- 2024年07月14日公開
![](https://image.yomuno.jp/store/article/115629/header_image/large-e8eccada70943669964d82a9577929ba.jpeg)
こんにちは。焼き鮭は皮まで食べる管理栄養士で、ヨムーノライターの安達春香です。
皆さんは皮を残す派ですか?食べる派ですか?
「フニャフニャしたやわらかい食感が苦手」「油っぽいからカロリーが気になる……」と思っている人は多いですよね。
しかし、鮭の皮には栄養がたっぷり含まれているので、残すなんてもったいない!
実はある“調味料”を塗るだけで、皮がパリッとおいしく焼き上がるんです。
今回は、鮭の皮の健康効果やパリパリになる裏ワザをご紹介。
鮭の栄養を無駄なく摂りたい人は必見ですよ。
捨てちゃダメ!鮭の皮の意外な魅力
鮭の皮にはビタミンやミネラルなど、体に良い栄養素がギュッと詰まっています。とくに、丈夫な歯や骨を作る「カルシウム」がたっぷり。
皮つきと皮なしの焼き鮭を比べてみると、なんと3.4倍もの差があるんです。
そのほかにも、脳の発達を助けてくれる「DHA」や血液をサラサラにする効果がある「EPA」、免疫力を高める「ビタミンD」なども豊富。
子どもの成長に欠かせない栄養素ばかりなので、小さいうちから食べる習慣をつけてあげましょう。とはいえ、鮭の皮は油分が多いため、カロリーが心配ですよね。
魚の油は血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあるため、気にしなくてOK。むしろ、魚の油には体重増加を抑える効果が期待されているので、ダイエット中にもおすすめです。
出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年「たいせいようさけ/皮つき/焼き」
出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年「たいせいようさけ/皮なし/生」
【検証】鮭の皮にお酢を塗るとパリパリになる!?
「味は気にならないけど、どうしてもあの食感が……」と思っている方に朗報!実は皮にお酢を塗って焼くだけで、パリパリになるという噂があるんです。
そこで、2切れの鮭を用意して、どれくらいの違いが生まれるのか検証してみました。
スプーンの背を使ってうすーくお酢を塗り、あとはいつも通り焼きます。
我が家は魚焼きグリルがないので、オーブントースターを使用。トースターは奥の方が高温になりやすいため、焼きムラによる差が出ないように途中で場所を入れ替えました。
結果はいかに!?
上がお酢を塗ったもの、下はそのまま焼いたもの。若干、上の方が焼き色がしっかりついていますね。
トングで掴んだ瞬間パリッとした感触が伝わってきて、思わず「おぉぉぉ……」と声が漏れました。
トースターはグリルよりも火力が弱いので、とくに皮がフニャフニャになりやすいんです。
それなのに、裏ワザを使った方は本当にパリッパリ!
しっかり水分が飛んでいて、旨みが凝縮しています。家で香ばしい焼き鮭を作るのは無理だと諦めていましたが、このクオリティはすごい。
少し冷めてから食べてもパリパリ感が持続していました。ちなみに、焼くことで酸味が飛ぶのでお酢の味はまったく感じません。
お酢で皮がパリパリになる理由
なぜお酢を塗ると皮がパリパリになるのか気になりますよね。
実はお酢には、タンパク質をかたくしたりやわらかくしたりする働きがあるんです。カルパッチョやしめサバなどは、この効果を利用した調理法。今回は、かたくする効果により皮が引き締まってパリパリとなりました。
魚の表面に薄く塗れば、魚焼きグリルの網にくっつきにくくなり、煮魚に少し加えると煮くずれも防げますよ。
また、生臭さを抑えてくれる働きもあるので、お酢と魚は最高の組み合わせなんです。
よく考えると、お酢は「魚をかたくする効果」と「お肉をやわらかくする効果」という逆の働きを合わせ持った不思議な調味料ですよね。
酢の物やドレッシングくらいしか出番がないと思われがちですが、使い方次第で料理のおいしさを底上げしてくれます。
鮭の皮でおいしく栄養チャージ
独特の見た目や食感で嫌われがちな鮭の皮ですが、あの薄い皮一枚に子どもの成長や健康に必要な栄養がたくさん詰まっています。
食感が苦手な方は、ぜひお酢を塗る裏ワザを試してみてください。
パリパリ感と香ばしさに驚きますよ!
![](https://image.yomuno.jp/resize/article/editor/store/editorprofile/474/image/large-3f0475a55cbfdcbdf46a05bf26524384.jpg)
趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!
こちらもどうぞ
人気記事ランキング
24時間PV集計
おうちごはん
-
【なすと大葉があったらコレ作って!】栗原はるみさん「胃袋わしづかみな食べ方」が本当好き!電子レンジで超簡単2024/05/26
-
【タサン志麻さん】「納豆となす3本」あったらコレ作って!!コク旨ガッツリメイン「白ごはん山盛り食べられそう(泣)」2024/08/05
-
家中のうどんが消える!【栗原はるみさん】「ハッと息を呑むほど美味しい食べ方」つけ汁、飲み干していいですか...2024/08/04
-
【なすとめんつゆがあったらコレ!】何本あっても足りないよ…レンジに全フリ「待つだけ」何回作っても家族喜ぶ2024/07/18
-
【マツコも衝撃受けた】薬味たっぷりなすのたたき「なす」が秒で消える!「とんでもなくウマい食べ方」何度でも食べたいわ...2022/10/17
-
【驚異的にバズった桃の楽しみ方】水に一晩「ドボン」で劇的に旨くなる!?『神様の飲み物』と大反響のアレ再現2024/08/11
-
タサン志麻さん、こういうの待ってたよ!【豚ひき肉を塊でドーーン!!】そうめんに逃げがちな民の「昼飯」に最高2024/08/11
-
【バナナは常温で置かないで...!!】スーパー青果部「1ヶ月近く長持ちする」"賢い保存法"「こうも違うか」2024/08/03
-
【ホケミに牛乳と卵入れないで!?】飲兵衛が飛び上がって喜ぶ“ホケミの食べ方”が神「早く知りたかった…」2024/08/05
-
『沸騰ワード10』でランクイン!【タサン志麻さんの発想力、えげつない...】本当は教えたくない「えのき1株」の食べ方2024/08/05
特集記事
-
2024年05月02日
-
2024年05月01日
-
2023年09月01日
連載記事
-
2019年08月21日
-
2019年05月28日