「それでええんです!」【土井善晴さん】作り手に優しい「鶏ひき肉の食べ方」に救われる...(泣)ほっこり美味しい
- 2024年01月03日公開

こんにちは、丁寧な暮らしの難しさをひしひしと感じている、ヨムーノライターの井野真利子です。
みなさんは「土井善晴」さんをご存知ですか?テレビや雑誌などに引っ張りだこの料理研究家で、SNSや自身の書籍も大注目されている方です。
「料理に自信がなくてもええ」「それでええんです!」という土井さんの優しい関西弁に、元気をもらったことのある方も多いのではないでしょうか。
今回は、NHKの長寿番組「みんなのきょうの料理」で土井さんが紹介した「鶏だんごの照り煮」(2011年10月31日放送)を作ってみます。
材料は最小限!シンプルな鶏だんごを作ってみた
鶏だんごを手作りするとなると、手間がかかるイメージが強いので市販品を買ってしまおう!となりがちです。
しかし、今回ご紹介する鶏だんごのレシピは「料理に無理は禁物」という考えの土井さんが考案しただけあり、材料や工程が極限まで削られています。
実際に作ってみたところ、これなら気負わず手作りできそう!と感じたのでシェアさせてください。
材料(2〜3人分)
・鶏ひき肉……150g
・卵……1個
・小麦粉……大さじ1
【調味料】
・水……1/2カップ
・砂糖……大さじ1
・みりん……大さじ1
・醤油……大さじ1と1/2
・ほうれんそう (ゆでて食べやすく切ったもの)……適量
レシピ通りに味付けすると、結構甘めの仕上がりでした。醤油の種類や好みに合わせて、調味料の分量を調整してみてくださいね。
作り方
ボウルに鶏ひき肉、卵、小麦粉を入れて混ぜ合わせてください。なめらかになるまでよく練ります。
小さめの鍋やフライパンに水(1/2カップ)を入れて点火し、沸騰したら鶏だんごを入れましょう。
スプーンを使って丸く成形し、沸いたお湯の中に一つひとつ丁寧に入れていきます。水の量が少ない分、鍋底に鶏だんごが張り付きやすいので、ときどき優しく転がしてください。
ある程度火が通ったら、砂糖、みりん、醤油を入れて、弱めの中火にします。
このように少ない調味料でさっと煮ることで、しっかりとした歯ごたえのある鶏だんごに仕上がるそうです。ただし焦げやすいので、フライパンから目を離さないように注意してください。
もうバレているかもしれませんが、鶏だんごの大きさも形もまちまち。「料理は肩肘張らず、できる範囲で良いんだよ」という大らかな考えの土井善晴さんも、見逃せるかどうか微妙なラインです。
煮汁がほぼなくなったら火を止め、皿に盛り付けてほうれん草を添えたら完成!
心がほっこり!ボリューミーで素朴な鶏だんごを実食
ゴロゴロと並んだ鶏だんごを、食べてみましょう。ほんのり甘めの醤油味がたまらない〜。
鶏だんごの照り煮を作る日は、普段より多めにお米を炊いておいた方がいいかもしれません。
市販のふわふわ系の鶏だんごとは異なり、かなり肉肉しい食感。ぎゅっと詰まった肉の旨みを噛み締めるたびに「私は今、お肉を食べている!」という実感が湧き、エネルギッシュな気持ちになります。
ちなみに、大きな肉だんごも小さい肉だんごも、食感や味に大きな差は感じられませんでした。人数や用途に合わせてサイズを決めても良いでしょう。
また、多めに作ったときは、味付けする前の鶏だんごを味噌汁の具材にするのもおすすめです。
土井善晴さんは「一汁一菜」の素晴らしさを、テレビやSNS、自らの書籍で伝え続けています。ここで言う一汁一菜とは、ご飯、具沢山の味噌汁、漬け物のこと。
何品も作らなければいけないプレッシャーや、献立を考える時間から解放されるべきだという考えから、一汁一菜の食事の良さを提唱しているのだそうです。
土井善晴さんの提案するレシピには、投げやりな手抜きではなく、温かい適当さが散りばめられていて、SNSや料理本を見ているだけでも心がホッとしますよ。
シンプルな味わいの鶏だんごは、味噌や出汁の風味とも相性抜群なのでぜひお試しください。
料理を上手に手抜きしてストレスフリーな毎日を送ろう
すりおろした生姜を入れたり、刻んだ長ネギを入れた鶏だんごも美味しいですが、小麦粉と卵を加えただけの素朴な鶏だんごも、負けず劣らず。
いつも料理に気合いを入れていると疲れてしまうので、毎日の食卓はこのくらいで良いのかもしれないと思えます。
今回ご紹介した鶏だんごは、お弁当のおかずやおつまみにもぴったりなので、ぜひ作ってみてください。

手間取らない快適な暮らしをテーマに生きる、一人暮らし歴18年目のWebライターです。趣味は料理と旅行とお酒!丁寧に暮らすのがちょっぴり苦手ですが、ズボラならではの視点で生活に役立つあれこれを紹介します。
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