【漫画連載】「食べられて終わりだ!ハッハー!」ライオンから命を守るのは"細い木の棒"!?ザンビアの恐怖体験

  • 2023年12月31日公開

こんにちは、ヨムーノライターの佐々木舞です。 実は私、過去にひとりで2年かけて世界一周をした経験があります。

とにかく働きまくった20代。 ある時ふと「20代の思い出が仕事だけだなんてもったいない!」とハッとし、衝動的に仕事を辞めて、思いつきと勢いだけで29歳の誕生日に世界一周に旅立ちました。

目的や行き先を事前に決めず、心の赴くままに旅して最高の思い出を作る予定だったのですが、現実は甘くなく……。

計画性ゼロ、英語力ゼロ、海外旅行超初心者の状態でひとりで世界に飛び込んだため、それはもう行く先々でトラブルやドタバタの連続。 そんな私の世界一周旅行の様子を再現漫画とともにお届けします!

夢を叶えるためアフリカ大陸のザンビアに入国!

おそらくほとんどの日本人が馴染みのない「ザンビア共和国」。
アフリカ大陸の南部にあり、大陸で一番美味しいと言われている牛肉「ザンビーフ」や世界三大瀑布である「ビクトリアホール」が有名です。

しかーし!今回、私がはるばるザンビアまでやってきた目的は、そのどちらでもなく、サバンナでライオンとお散歩すること!

実はザンビアには世界でも珍しい、ライオンやチーターと触れ合うどころか、お散歩までできる自然動物公園があるんです。

昔から特に毛がモジャモジャ系の動物が大好なので、世界に何箇所か猛獣と触れ合える場所があると知って、全制覇すると決めていました。

ついにその夢が叶います。
どんな感じでライオンと散歩できるのか、現実味がなさすぎて想像もできません。

ライオンから命を守るのは...ほっそい棒1本

緊張と楽しみで前日は眠れず、寝不足のまま受付に向かった私。 まずは受付で、外国のアクティビティあるある「死んでも自己責任!」の同意書に有無を言わさずサインさせられ、すっかり目は覚めました。

まずは英語で説明を受けます。

……何言ってるか全然わからん(泣)。これからライオンと触れ合うのに、さすがにヤバいのでは……?

オロオロしていると、今度はスタッフが参加者一人一人に木の棒を渡し始めた。耳をかっぽじって聞こえた説明はこうだ。

「この棒さえ持っていれば、ライオンたちに襲われない。だけど、もし棒を手放した時は……食べられて終わりだ!ハッハッハーッ!」

……んなわけあるかーい!!

アフリカンジョークにもほどがあるやろ!

他の参加者も明らかに動揺して、どよめきまくっている。

そんなエサ(人間)の心の準備なんてお構いなく、どこからともなく百獣の王ライオン様が登場。

迫力すごっ! 百獣の王と呼ばれる所以を身をもって感じました。多くの人間がいるのに、一瞬で静まり返る空気。息ができません。

……って、ちょっとタンマ!本当に細い棒しか持ってないんだけど!どうなるの!?

野放しのライオンに無傷で触れた……だけじゃない!

これは夢でしょうか。 私の足元で、ライオンさん3頭がゴロゴロじゃれあっています。 ただ、足にライオンさんの背中がちょこっと当たっただけで、結構な衝撃。倒れてライオンを刺激しないように必死で立っています。

さらには……。触れたーーーー!

本当にほっそい棒1本でなんとかなった……。

実は、この子達は、親を失うなどで赤ちゃんの頃に保護され、人の手を借りながら大人になったそう。この謎の棒には、幼い頃から世話をしてくれた人間の匂いをつけているから、襲われないのだとか(先にその説明をしてくれ)。

近くで見るライオンは、長いまつ毛、パチクリなおめめ、ふわふわの毛、丸みのあるおててが愛らしくてまるで大きな猫のよう。あまりの可愛さに恐怖心はすっかりなくなりました。

そこからはもう、手当たり次第に触りまくります。

サワサワサワサワー!

サワサワサワサワー!!

あー!すごい!感動!今日という日を生涯忘れないーっ!

大興奮で好き放題している私を見たスタッフから声がかかる。

「おい、そこのうるさいエサ……じゃなかった、ジャパーニーズ。ライオンの尻尾を持て」。

戸惑う私に、容赦なく「早く持て、握れ」と指示するスタッフ。

日本の皆様ご覧ください。

これが、本場アフリカ流ライオンの正しい散歩の仕方です。

リードや鎖をつけるとかじゃなく、尻尾を持ってお散歩は、予想外でした。
ライオンの尻尾を握るなんて、さらにはその状態で一緒に歩くなんて、間違いなく一生で一度の経験。

顔にもすりすりしときました。ありがたやー。

中には、ライオンを目の前にして、恐怖でリタイアする参加者も数名いたものの、大興奮&大満足の体験は終了。

ちなみにこの体験は、他にもチーターと散歩ができたり、チーターの狩りの様子を目の前で見たりもできて13,000円ほどでした。信じられない安さです。ありがとう、アフリカ。

これだから冒険はやめられない

世界一周は確かに危険と隣り合わせ。時には「仕事を捨て、婚期まで逃して、大の大人が何をやってるんだ」と言われることもあります。

だけど、こんな夢のような経験ができるからやめられない。ライオンとのお散歩は私にとって「世界一周に出てよかった」と強く思った出来事の一つです。

世界には私たちが想像もできないようなワクワクが溢れています。そんなワクワクを引き続きお伝えしますので、次回もお付き合いください♪

この記事を書いた人
週3回以上100均を巡るwebライター
佐々木舞

週3回以上100均で宝探しをしています。「お得に、だけど我慢しない豊かで快適な暮らし」をモットーに工夫しながら毎日を過ごす元TVリポーターのwebライター。趣味はグルメと海外旅行、特技はコスパ最高アイテムを見つけるコト!そんな私が見つけた素敵なモノをご紹介します♪

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