【漫画】「お股の毛がなくなったら、恋のチャンスが訪れるわよ」旅先で急遽VIO脱毛！スタッフが笑ったワケとは...

こんにちは、ヨムーノライターの佐々木舞です。実は私、過去にひとりで2年かけて世界一周をした経験があります。

とにかく働きまくった20代。ある時ふと「20代の思い出が仕事だけだなんてもったいない！」とハッとし、衝動的に仕事を辞めて、思いつきと勢いだけで29歳の誕生日に世界一周に旅立ちました。

目的や行き先を事前に決めず、心の赴くままに旅して最高の思い出を作る予定だったのですが、現実は甘くなく……。

計画性ゼロ、英語力ゼロ、海外旅行超初心者の状態でひとりで世界に飛び込んだため、それはもう行く先々でトラブルやドタバタの連続。そんな私の世界一周旅行の様子を再現漫画とともにお届けします！

世界で一番印象に残ったエステは、ブラジリアンワックス！（タイ）

世界一周中、リゾート地からアフリカ大陸まで世界各国でエステを受けたのですが、断トツで一番印象に残っているのが、タイで受けた「ブラジリアンワックス」。
イメージは、ガムテープをスネに貼って一気に剥がす罰ゲームで、実際はあれの何倍も強力な脱毛方法です。

日本では光脱毛が主流ですが、当時、欧米などの諸外国ではブラジリアンワックスの看板をよく見かけました。

一体どれくらい痛いのか、どれくらいツルツルになるのか、実はずっと気になっていたので受けてみることに。

そして、好奇心がいかに危険か、身をもって知ることになるのです（涙目）。

「お股の毛がなくなったら、恋のチャンスが訪れるわよ」

腕や足の脱毛をお願いしようと入店したものの、ベテランらしき担当スタッフさんは「VIO脱毛」をしきりに勧めてきます。

……絶っっ対痛いやん。そしてなんか、恥ずかしいやん。断り続ける私に説得を続けるスタッフ。

「あなた、世界中を旅しているなら、外国人男性とイイコトする機会も多いと思うの。そんな時あそこの毛がモジャモジャだとせっかくのロマンティックな雰囲気も台無しよ」

え！？そうなの！？じゃあ一刻も早くやらなきゃ……ってそんな機会、二年間旅して一度もありませんでした。ありがとうございました。

私の様子に何かを察したのか、スタッフさんは私の顔を覗き込み、包み込むように微笑みながら私の肩を二回ぽんぽんと叩き、続ける。

『大丈夫。この毛をなんとかしたら、きっとあなたにも恋のチャンスが巡ってくるから』

ぇええええ！！私に今まで恋のチャンスがなかったのはこの毛のせいだったの！？ こいつが私の恋のチャンスを邪魔していたなんて！

私の中で急にこの毛が憎むべきものになった。

そうして私は、人生初のブラジリアンワックス、しかもVIO脱毛を決めた。

VIO処理は、世界各国の女子会でもあがったテーマ

ちなみに……欧米人女子は基本的に、日本人女性でいうワキ毛の処理と同じ感覚でVIOの処理が常識らしく、私が出会った欧米女性たちもVIOの処理をしていました。

世界各国の女子が集まった女子会で「日本人の女の子たちは、どうしてあんなに美意識が高いのにお股の毛の処理はしないの！？」「ワキ毛は処理してるのになんで？」と何度も聞かれたこともあります。

新たな恋のチャンスと、さらなる美意識高め女子を目指して、いざ脱毛！

私のお股を3人がかりでフーフー！

やると決めてからは、早かった。
スタッフは私のスカートをパンツごとスパーっと脱がし、私を膝を立てた状態で仰向けに寝かし、足をパッカーと広げる。あっという間に出産スタイルに。

ちなみに、室内の電気は眩しいほどに明るく、ブランケットをかけてくれるなどもありません。そんな中、私の足と足の間から、スタッフが顔をだし、こんにちはしている。

早速ハケを使って樹液のようなものを私の毛の生えている部分にヌリヌリし、スタッフ3人がかりで私のお股をフーフーしながら乾かしてくれる。なんだこのシチュエーションは。

半乾きになったところで、上から布を貼り、超強力粘着テープの出来上がり。あとは、スタッフのカウントダウンの声で剥がすだけ……。

声にならない痛みの先にあったものとは？

1・2・3！ビリッ！！！

相当覚悟していましたが、その何倍も痛い！！痛すぎて悲鳴どころか声も出ず、手が震えます。背中は一瞬で汗が吹き出し、ぐしょぐしょに。

とてもじゃないけど続けられない。途中リタイアを申し出ると、スタッフは笑いながらお股を指して言います。

「今のままじゃ、数ヶ月は誰かとイイコト出来ないわよ！」。

確認してみると……確かに。バーコード頭がお股にあるみたいになっている。まるで毛をむしり取られたかのようでみすぼらしい。

そこから気が遠くなるような痛みに耐え、なんとか施術が終了。

スタッフに促され、自分のお股を触ってみると……。

何これ、気持ちいいぃぃいい！！

まるで赤ちゃんのほっぺのような肌触りです。私のお肌にこんなに柔らかくてもちもちで、スベスベでつるっつるな部分が残っていたなんて！感動レベルです。何これ、すごい。

感激する私の様子を見たスタッフは「これであなたにも素敵な恋のチャンスが訪れるわ」と、ウィンクして去っていきました。

あとがき

結果、その後の旅でも特にブラジリアンワックスの効果を見せる機会は訪れませんでしたが、あの肌触りの感動は今でも覚えています。

また、しばらくは欧米人女性とすれ違うたびに同士を見る気分でしたね。「あなたもあの痛みを知っているのね。私もよ」と。とても良い経験でした。

またやるかと聞かれたら……絶対にしません！二度としません！！

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