「半額にしないなら、社員旅行100人全キャンセル!」元上司の無茶ぶりを即拒否→その直後まさかの大逆転!
- 2025年10月02日更新
こんにちは、ヨムーノ編集部【ときめき分室】です。
実話をもとにした、スカッとストーリーをお届けします。
実家の旅館を継ぎ、支配人として日々奮闘している僕。そんなある日、かつての職場の元上司から突然電話がかかってきました。
「お前んとこ、高すぎなんだよ。料金、半額にしろよ。無理なら全キャンセルだからな」
あまりに一方的な言い分に、思わず耳を疑いました。
この時はまだ、そんな無茶な要求の“ツケ”が、本人に跳ね返ることになるとは、想像もしていなかったのでしょう。
元上司の横暴な要求に、僕は静かに対処した
「来月の社員旅行、お前の旅館に100人分、予約してるらしいな」
「昔のよしみで使ってやってるんだから、少しくらい安くして当然だろ? 半額にしろよ。無理なら全キャンセルだからな」
言い方も態度も、完全に上から目線。
こちらは既に、人員も食材も確保済み。丁寧な準備を進めていた矢先にこの仕打ちです。
内心では怒りが湧きましたが、僕は冷静にこう返しました。
「かしこまりました。それでは、全予約キャンセルということで承ります」
「……は!?」
電話の向こうで、動揺した声が返ってきました。
「ちょっ、待てよ……」と慌て出したものの、もう遅い。
僕はそのままキャンセル手続きを完了させました。
そして、ここから予想外の展開が始まったのです。

インバウンド観光客の波で、思わぬ展開に!
数日後、再び元上司から電話が。
「悪かった。やっぱり泊めてくれ。どこも空いてないんだよ……!」
実はこの時期、海外からの観光客が一気に増えていて、周辺の旅館やホテルは軒並み満室。元上司はどこにも予約が取れず、すがるように連絡してきたのです。
でも、僕の返答はひとつ。
「申し訳ありません。すでに満室となっております」
キャンセル後すぐに、インバウンドの旅行会社から大型の団体予約が入り、部屋はすべて埋まりました。しかも、SNSで旅館の魅力が拡散され、国内外からの注目も一気に上昇。
「前の予約、復活できないか?」という懇願にも、
「ご希望に添えず、申し訳ありません」と、丁寧にお断りしました。
安売りせずに迎えた、大きなチャンス
強引な予約者が去ったことで、旅館の空気も一変。
代わりに訪れてくれたのは、こちらの想いを理解してくれるお客様ばかりでした。
海外からの旅行者に向けて、日本のおもてなしの心を伝えることで、旅館の新しい魅力もどんどん広がっています。
値引きを断ったあの決断が、思いがけない追い風になるなんて。
信じた道を貫いた結果、旅館にとっても僕自身にとっても、大きなチャンスが舞い込んだのでした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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