【中国産うなぎ】「美味しくない」「ゴムみたい」は昔の話!鹿児島県産と食べ比べて気づくコスパと安全性

  • 2024年06月28日更新

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

毎年、土用の丑の日になると、スーパーやコンビニで目に付く「うな重予約承り中」ポスター。
値段は相変わらず安くはないので、家族分買うのは勇気がいりますね。

そんな「うな重」といえば国産・中国産の存在。
国産うなぎの値段は高くて、中国産うなぎは安いという印象が強いです。

そして、数十年前(昭和時代)までは「中国産うなぎは美味しくない、ゴムみたい」という話もチラホラ耳にしました。
今の土用の丑の日では「中国産うなぎ」に対するネガティブな話はまったく聞きません。

ここでは、土用の丑の日だからできる「中国産うなぎ」と「鹿児島県産うなぎ」の正直食べ比べしています。

「中国産うなぎ」と「鹿児島県産うなぎ」

弁当・惣菜専門店「オリジン弁当」「キッチンオリジン」は、夏本番に迎える『土用の丑の日』に向けて、うなぎの蒲焼きを販売しています。
(価格などの情報は記事公開当時のもので、店舗やエリアによって異なる場合があります。すでに販売終了している場合があります)

  • うなぎの蒲焼き(中国産うなぎ) 税込価格961円

  • うなぎの蒲焼き(鹿児島県産うなぎ) 税込価格2,365円

▲左)中国産うなぎ 右)鹿児島県産うなぎ

せっかくの機会なので、キッチンオリジンで「中国産うなぎ」と「鹿児島県産うなぎ」を購入して食べ比べてみました。

食感や味覚に関しては個人の好みや体調などで左右されると思うので、あくまでも個人(家族)の感想となります。

「中国産うなぎ」って美味しいの?

我が家で出た結論は、中国産うなぎは美味しいです。
国産と比べて、税込価格961円でこの味は十分コスパがいいと思います。

「鹿児島県産うなぎ」って美味しいの?

我が家で出た結論は、鹿児島県産うなぎも美味しいです。
ただ、税込価格2,365円はやっぱり高いですね。
夏の土用の丑の日だからといって、無理して買って食べるほどではないかな……と思います。

素人でもわかる「中国産うなぎ」と「鹿児島県産うなぎ」の違い

家族で「中国産うなぎ」と「鹿児島県産うなぎ」を食べ比べてみました。 もちろん、「中国産うなぎ」なのか「鹿児島県産うなぎ」なのかわからないように、お正月の人気テレビ番組格付けチェック風に目隠しで食べました。

妻:「中国産うなぎ」の味が好き

夫と父母:「鹿児島県産うなぎ」の味が好き

結果、好みが分かれました。

「中国産うなぎ」は美味しくないというイメージは遠い昔の話

国産のうなぎが希少すぎて、値段が高くて食べられないと数十年前から毎年話題になる土用の丑の日(最近は聞かなくなりました)。
それと並行して、中国産うなぎは安いけど美味しくない。ゴムみたい……という、話もよく聞きました。

でも、中国産うなぎはスーパーで必ず見かけます。
「美味しくない。ゴムみたい……」というイメージを勝手にもっていましたが、売れない商品をスーパーで取り扱うことはないと思うので、今回の食べ比べて中国産うなぎも一定の需要があると感じました。

「鹿児島県産うなぎ」は川魚感が強い

一度、「中国産うなぎ」と「鹿児島県産うなぎ」を食べ比べると、グルメ素人でも食べれば違いは絶対わかると思います。

それは、どちらが「美味しい・美味しくない」ではなく、「食感・味わい」に違いがあるということに気づきます。

▲鹿児島県産うなぎ

「鹿児島県産うなぎ」は川魚っぽいというか、小骨含めて魚特有の味わい、クセを感じます。

▲中国産うなぎ

「中国産うなぎ」は魚っぽさを感じません。
クセがなく、シンプルにうなぎの食感ってこんな感じだよね……という印象です。 なので、魚特有の味わい、クセが苦手な方は「中国産うなぎ」は口に合うと思います。

ここまでは、キッチンオリジンで購入して食べた「中国産うなぎ」と「鹿児島県産うなぎ」の比較でした。

次に参考情報としてウェブサイト「浜名湖産直マーケット」で紹介されている内容を一部引用紹介させていただきます。

うなぎの安全性について(「浜名湖産直マーケット」より)

現在では、中国に限らず海外からの輸入品には、うなぎも含め厳しい検査があり、この検査に合格しないと国内で流通しないようになっています。

また、うなぎに関しては、輸出時と輸入時双方で検査をしたり、養殖場や蒲焼等の加工日など、生産した履歴も確認が可能となっています。
地方自治体もスーパーで売られているうなぎの抜き打ち検査をするなど、何重にも検査、管理をしているので、国内で流通するうなぎは中国産、国産ともに、安心して召し上がっていただけると言えるでしょう。

うなぎのお値段の違いは、原材料となるシラスウナギの捕獲量が種類によって違うことが要因となっており、大きさについては、中国と日本の養殖方法の違いがかかわっています。

一時に比べて、中国産うなぎの安全性も担保されており、国産よりも安価な中国産うなぎも安心して買い求めることができるようになりました。

⇒「朝じめうなぎの通販・お取り寄せなら浜名湖産直マーケット」ウェブサイトへ

主な人気飲食店のうなぎ原産国は「中国」!だから大きくて安い!?

吉野家「鰻重 二枚盛」 1,801円(税込)

食材の原産地情報によると「中国」です。

やよい軒「特うな重定食」 1,890円(税込)

食材の原産地情報によると「中国」です。

ほっともっと「上・うな重」 1,390円(税込)

食材の原産地情報によると「中国」です。

くら寿司「すしやの特上うな丼」 1,100円(税込)

くら寿司くらランチ

食材の原産地情報によると「中国」です。

スシロー「うな丼トリプル 15枚」 1,520円(税込)

食材の原産地情報によると「中国」です。

松屋「うな丼」

ウェブサイトには見当たりませんが、松屋オンラインショップで取り扱っている「うなぎカット本体」はうなぎ(中国産・養殖)と記載されています。

美味しさは好み!国産だから高い

▲2020年春の土用丑の日に購入した「うなぎ蒲焼重(鹿児島県産うなぎ使用)」

2020年に販売されたセブンイレブンの「うなぎ蒲焼重(鹿児島県産うなぎ使用)」です 当時の値段は税込1,987円でした。

国産のうなぎ使用であれば大々的にアピールしたくなりますが、美味しくても中国産はまだまだアピールしにくい雰囲気がありそうです。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

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