ブロックスイカはコスパ悪い!?【スーパー店員暴露】本当は教えたくない「スイカのお得な買い方」

  • 2024年08月19日更新

こんにちは、スーパーの青果部で働いて10年目、ヨムーノライターのテツです。

この時期スーパーでは、スイカが陳列棚に並び始めています。

暑い夏、キンキンに冷やしたスイカはたまらなくおいしいですよね。スーパーの果物部門でも夏場は売上ランキングトップ3に入ってくるほどスイカは人気な果物です。

そんなスイカですが、1玉売り、1/6カット、ブロックスイカなどお店では様々な売り方をされています。

それぞれコスパが全然違ってくるので「節約するならどのサイズのスイカを買うべきか」を知っておきましょう。

今回は節約につながる、賢くスイカを買う方法を紹介していきますね。

節約するならブロックスイカはNGです!

コスパよくスイカを食べたい方は、ブロックスイカを買うべきではありません。

お店の価格設定次第ではありますが、大抵の場合加工に時間のかかるブロックスイカは人件費を含めた値段になっている場合が多いんです。

スーパー側としては働いている人に時給を払っているので、人件費のかかる商品にはそのぶん利益を乗せて売ることが多いんです。

ブロックスイカのコスパが悪い理由

カットスイカの値段が高いのは、惣菜や刺身が高い理由と同じです。単純に「高い値段でも売れるから」というのもありますが、会社は利益を出さないと存続できないので、手がかかって経費がかかる商品には利益を乗せます。

私のお店では日によりますが、およその利益率として「1玉売り」には20%、「1/8・1/6カット」が28%、「ブロックスイカ」には35~40%、利益を取っています。これはお店によってバラバラだと思いますが一つの指標として参考にしてください。

同じ重さ当たりのお値段を見てみると、

  1. 1玉売り
  2. 1/8カット・1/6カット
  3. ブロックスイカ

の順番で、安く売られているということです。これを見ちゃうと、1玉売りのスイカを買いたくなりますよね。

八百屋が教える!安くて簡単にブロックスイカを食べる方法

ここでは、1玉スイカをスーパーにあるようなブロックスイカにする切り方を教えます!

安くて大量にできるので、節約したい家庭の夏には最高です。

横半分にカットする

まずは1玉スイカを横半分にカットして、1/2に分けます。

ひっくり返して皮を切る

スイカをひっくり返して頂点にくる部分の皮を切ったら、サイドにある皮も順番に落としていきましょう。

スイカの甘いところだけ食べたい方は、ここで皮を厚めに切るとおすすめ。

こんな感じで全部真っ赤なスイカになったらOK!

スイカを上下二分割にする

写真のように、スイカの真ん中部分を横に一太刀!

3~5cm幅のブロックになるよう、切る

3~5cm幅を目安に、縦にカットします。

同じく、3~5cm幅を目安に横にカット!格子状になるよう切りましょう。

どんぶりをかぶせてひっくり返して完成

どんぶりなど深さのある容器をスイカに被せて、まな板をもってひっくりかえすと......

これだけでお手製・ブロックスイカの完成!

1玉のブロックスイカ、余ったら冷凍室へ

もし1玉スイカを買って長期間保存したい方がいれば、冷凍保存がおすすめです。

ブロックカットしたスイカ数個まとめて、ラップでつつみ、密閉式保存袋に入れて冷凍室におけば、およそ1ヶ月ほど冷凍保存ができます。

小分けにしておくことで、少しずつ食べられるので便利です。

ブロックスイカを買うときはお惣菜やデザートを買う気持ちで

ブロックスイカを買ってはいけないというわけではないですが、コスパは悪いものだと覚えておきましょう。

お惣菜やスイーツは買ってすぐ食べられるように、ブロックスイカもすぐ食べられて、生ゴミも出ないので便利ですよね。

その分お値段は割高なので、ラクをしたいときはブロックスイカを、節約を優先させたいときはコスパのいい1玉売りや1/6カット、1/8カットを買うなどその時々に合わせて選択していきましょう。

この記事を書いた人
スーパー青果部・テツ

スーパーの青果部で社員歴10年!野菜・果物について詳しいです。食べることが大好きで、日々おいしい食材を探してSNSで紹介しています。(Twitterのフォロワー数は52.5万人)青果物の豆知識や選び方を記事で紹介します!

料理

こちらもどうぞ

人気記事ランキング 24時間PV集計
スーパーマーケット

特集記事

連載記事

こちらもどうぞ