ついに消費税10%に!?増税前に買っておくべきはコレ!後悔しない3選

  • 2023年06月27日更新

こんにちは、キッズ・マネー・ステーション認定講師・ファイナンシャルプランナーの渡邉詩子です。

収入アップは簡単に右肩上がりとはいかないこのご時世、ついに消費税が10%になる日が近づいてきました。
税収は社会保障費の財源確保に充てる、つまり歯止めの聞かない少子高齢化に対応するためのの増税であるとは言え、支出増は喜べるものではないですよね。

10月1日から消費税はこうなる!

基本的にほとんどの商品は消費税率10%になりますが、

  • 飲食料品(酒類を除く)
  • 週2回以上発行されている新聞

これらは軽減税率の対象になり消費税8%に据え置かれます。いつまでなのかについては現地点では言及されていません。

酒類、外食は軽減税率の対象にはならないため、自宅でお酒をよく飲む方や頻繁に外食をする方は増税の影響を受けやすいと言えます。

また、ややこしいケースとして「ファストフード店やコンビニなどは、イートインとテイクアウトで税率は変わるの?」についてですが、答えはYESです。

イートインは当然外食と扱われるので10%になりますが、テイクアウトは飲食品の購入となるので8%に該当します。またピザなどの出前も外食にはならないので8%に該当します。

状況に応じて今までよりテイクアウトを選択するケースが出てくるかもしれませんね。

増税前に購入またはやっておくべきおススメなことあれこれ

購入しておいた方がよいもの

  • ブランド品…気になる商品があるという方は増税前に購入する方がお得です。
  • 定期券…定期券は経過措置の対象になるので、増税前に購入したものをそのまま使えます。
  • 化粧品…定価で購入するものであれば、増税前がおすすめです。

上記の特徴として「腐らない、劣化しにくい、定価で販売されていて普段から値引きがされない」物が対象と言えます。

高額な買い物として「マイホーム」はどうなのかと気になる方もいらっしゃると思います。

土地には消費税はかかりません。建物や建物オプション、室内インテリア購入においては増税の影響を受けますが、すまい給付金が拡充されたり、住宅ローン減税が従来の制度にプラス3年間は延長され、増税分は減税の対象になっています。

では、増税後が得かというと、マイホームは購入を検討する時点での家族の状況や年齢、収入などを考慮することが最優先なので、損得だけで検討することはおすすめできません。

車や家電の購入については、増税前に考慮できそうだというタイミングであれば、購入時期をスライドさせるのもありなのではないでしょうか。

増税前にやっておいた方がよいこと

  • 旅行…秋~冬の旅行予定が分かっている場合は、9月までにチケット購入がおすすめ
  • 健康保険のきかない治療…自己負担となる健康診断や人間ドック、歯科矯正など前倒しにできれば増税の影響は受けません。

ポイント還元って?キャッシュレス決済を上手く使いこなせる様にしておこう!

政府は増税対策として、キャッシュレス決済を利用すると9か月間(2020年の6月まで)のみではありますが、2%のポイント還元をすると言っています。

5%還元を謳っている事業者もあり、これから使えるお店がどんどん増えてくることを想定すると現金にこだわって買い物をするのは勿体ないように感じます。
なんと言っても節約の大きな味方になってくれます!

ただし、○○Payや電子マネー、クレジットカードなどの見えないお金は現金に比べ、減っているという実感が得られにくので、支出管理をしっかり行う必要があるでしょう。

事業者側のキャンペーンに振り回されてお財布の入り口を増やしすぎ、散財してしまっては本末転倒です。

たとえ即時決済でも「ご利用は計画的に」を心がけ、予算を決めて賢く使えるように今から少しずつ慣れておきましょう。

ライター:阪上保険事務所 渡邉詩子(わたなべ うたこ)
キッズ・マネー・ステーション認定講師 ファイナンシャルプランナー、家計整理アドバイザー HP:https//chiicomi.com 「阪上保険事務所」で検索!

この記事を書いた人
キッズ・マネー・ステーション

キッズ・マネー・ステーションとは、「見えないお金」が増えている現代社会の子どもたちに、物やお金の大切さを知り「自立する力」を持ってほしいという想いで設立。全国に約160名在籍する認定講師が自治体や学校などを中心に、お金教育・キャリア教育の授業や講演を行います。2018年までに1000件以上の講座実績を持っています。

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